中千丈沢アイス

2018-03-18

08_アルパインクライミング l_北アルプス

Date : 2018/3/17-18
Member : 組長、あーさ、ちえ蔵
Timeline :
Author :組長


今年もシメは上高地



山ってやっぱりキレイだね

今年の上高地は、3月初めの雨の影響か、凄まじい湿雪雪崩の爪痕が色濃く残る。
釜トンネルを越えた先の林道は、雪のブロックの積み重なった、いかにも破壊力が凄そうなデブリが
幾重にも連なる。
なかには、僕の経験則の範疇を越えた地形でもデブリが散見され、雪崩の予測の難しさを改めて感じた。

中千丈沢に入ると、まるで大きな除雪機が通過したような雪崩の爪痕。両岸の雪は、予想だにしない高さまで削り取られ、樹木は無残にもその表皮を剥がされていた。まるでスノボのハーフパイプのようになった沢床を歩きながら、改めて自然に対する畏怖を感じた。
ビーコン?プローブ?関係ない。巻き込まれれば、死あるのみ。体のすべてのパーツが見つかるだけいい。

気を取り直して、中千丈沢といえば、やっぱこれ「Z」
残念ながら、2段目の出だしがスカスカのツララでデンジャラス。

奥のやつが、「一角獣」だが、真ん中にみずが流れていた・・・

「ジョーズ」
こちらは氷結良好

「鷹の爪」
表面は雪が再結氷したような氷質。表面5センチくらいはスクリューが効いている気がしない。





「達磨アイス」
お手頃だが、脆い




今年の上高地の氷は、非常にシーズンが短いようだ。
今年はアイスは終了かな。
山登りの手段の一つとしてアイスがあればいい、そんなにバーチカルを攻めなくていいなんて思いも最初はあったけど、所詮それは弱い山ヤのいいわけで、本物はやっぱⅤやⅥの氷も綺麗にこなすし、歩きも強いし、フリーも強い。そして、本当の意味で自然の厳しさ美しさを理解している。
やっぱどうせなら本物になりたいナ。

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