松木沢から皇海山

2021-05-14

01_無雪期 05_縦走 c_日光・尾瀬

Date : 2020/5/14-15
Member :マッキー
Timeline :14日8:16間藤駅-8:47銅親水公園-10:26六号ダム‐11:18よく写真が上がってる淵‐13:30ニゴリ沢出合-14:00モミジ尾根取付き‐14:45国境平
15日6:20国境平₋7:43皇海山-8:56鋸山-10:54庚申山-12:00庚申山荘-13:47銀山平-14:40庚申ダム過ぎたとこ
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皇海山と書いて「すかいさん」と読む初見ではまず読めない足尾の山に行ってきた。
よく一番地味な百名山とか言われている山。
sky sun

今は封鎖された皇海橋登山口と庚申山経由の三山駆けといわれる修験道ルートは行ったことがあるので松木沢から。

銅親水公園を過ぎると新緑というより荒涼という方が似合う山を見ながダラダラ林道を歩く。松木沢に入ってからみちくさまでの間は異様に獣の糞が多い。動物園みたいな匂いだった。
ジャンダルム

ジャンダルムを過ぎると林道が崩落していたり、自然に飲み込まれかけている

多分無名の岩壁
ウメコバ沢出合まで来ると林道が消える
ウメコバ沢の中にあるチャンピオン岩稜が見えるかと期待していたが、岩稜、岩壁だらけでどれがどれだかわからない。

ウメコバ沢を過ぎると有名な土砂に飲み込まれたユンボが出てくる。
現代アートのような佇まい
自分のような芸術教養のない人ならアートと言われたらきっと信じる。

六号ダムの手前で沢靴に履き替えた。
六号ダムは右から巻いた。ロープが垂れていたが外皮が裂けていて不安になる。

ダムを越えるとすぐに三沢と小足沢の出合。この辺りから魚をよく見かけるようになった。
釣りをしたいところだが、以前「釣り師は技術で釣るが沢やは釣りやすいとこまで登って釣る」なんてことを誰かが言っていた気がするので、まだ我慢
小足沢前衛滝

しばし、癒し系沢ハイキング
支流が滝になって合流しているが本流は特に滝はない。

よく写真があがっている淵を過ぎたところで釣り開始

渓流釣りは自力でやるのは2回目だ。初回は近所の沢で餌に針の有無を見分ける擦れたイワナ相手にボウズだった。今回はそうならないといいななんて思いながら糸を垂らす。
するとすぐにあたりがきた。
なかなか大きい。
記念すべき1匹
ギリ尺あるかな?
その後は2匹釣り上げ計3匹。満足する成果だ
並み
ミニ

釣りをきりあげてまた、癒し系沢ハイキング。
たまに皇海山が見える
新緑

ニゴリ沢に入ってからはシカの骨が多くなる。

キレイな白骨

毛付き
せっかくなのでキレイな白骨を採取
釣りに採取にまるでモンハンの採取クエスト

モミジ尾根取付きは印・踏み跡があるのでとくに迷わなかった。
下の方は急だが国境平に近づくにつれ傾斜は緩くなった。
途中生きたサルとシカの群れがいた

国境平はモミジ尾根を登りきる直前に皇海山とは反対側の鞍部にでるイメージで歩くと直に着いた。
立派な雄鹿の頭骨が目印。
キレイな白骨は自分の部屋に飾るより国境平の方がしっくりきそうなのででここに置いていくことにした。
しっくり

水場は群馬側にある。沢底まで標高約60m下る。
噂通り勢いは弱かった。1Ⅼ集めるのに5~10分かかった。
地面から直に水が出ているので、水を集めるのに工夫が必要。
ゴミが入ったり、周囲にシカ糞、死体があったりするのでろ過・煮沸した方が安全な気がする。(少量そのまま飲んだが特に問題はなかった。)

水を確保したのであとは宴

上手に焼けました。
久しぶりのイワナは上手い。
釣れなかった時の保険のウインナーも美味しく食べ、焚き火が消えるのを見届け就寝


2日目
霧雨そしてなぜか膝が痛いがとりあえず出発
しばらくはなだらかな笹原だが皇海山に近づき傾斜が急になると藪も濃くなってきた。
残雪もあったがツボ足で問題なし。とにかく登ると皇海山につく

山頂は特に晴れていても展望はなく面白味はない。少し休憩したら鋸山へ


鋸山の周辺はザレて落石を起こしやすかったり、ハシゴがあるので気を遣う。
鋸山からは皇海山や足尾、日光の山がよく見えるが今回は霧で何も見えない。

鋸山から2時間くらいで庚申山
庚申山から中倉山方面に行く予定だったが、膝が痛いので庚申山荘経由で銀山平に下山することにした。
山頂から山荘までは岩をくぐったりしながら下る。

庚申山荘まで無事到着。これまで何度か庚申山には来たことはあるが、はじめて山荘と山頂の間で迷わなかった。

山荘から鳥居までは穏やかな道
苔ボルダー

鳥居から銀山平までは約4㎞ダラダラ林道をあるく。
途中、ねらっている笹ミキ沢をすぎる。2級で沢登り要素が沢山詰まっているらしい。

銀山平からは通洞駅までさらにアスファルトの道を7㎞くらい歩く。長い。
庚申ダムを過ぎたあたりで茨城から来たお兄さんが車に乗せてくれた。おまけにリアルゴールドまでいただいた。もはや神様。お兄さんありがとうございました。
お兄さんの車で通洞駅に到着し登山終了。

今回のルートは変化に富んだ面白いルートだった。
皇海山に登るのであれば一番面白いルートだと思う。

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