笛吹川釜ノ沢西俣

2018-08-25

06_沢登り e_奥秩父・奥武蔵

Date : 2018/08/25-26
Member : まり、ワタ、バード、よっしー
Timeline :
8/25
08:20西沢渓谷駐車場-09:00入渓-09:56ホラ貝のゴルジュ-10:22山の神-12:04西のナメ沢-13:10魚止の滝-14:16両門の滝-16:30テン場(1700m付近)
8/26
07:08テン場-10:53水師-11:27甲武信ヶ岳-11:46甲武信ヶ岳小屋-15:43西沢渓谷駐車場
Author :よっしー

泊まり沢に行こう!とお誘いいただいた今回の山行。初めての泊まり沢なのでドキドキ。
しかし、台風が本州を通過する予報で、行き先をどこにしようか直前までなかなか決まらず。。

天気予報的に泊まりは微妙か?とも思われたが、「やっぱり焚き火してー!」ってことで、比較的天気の持ちそうな奥秩父方面で、翌週の会山行と同じ釜ノ沢西俣に決定。



当日朝集合し、8時過ぎ頃に西沢渓谷駐車場から出発。近いっていいね。


前夜遅くまで仕事をしていたというバード氏は、「とりあえず荷物ぶち込んできた」と言うものの、溢れ出そうな泊まり装備をパッキングするのに四苦八苦。何とかパッキングできて良かった・・・

念のため自分は50-75ℓまで入る大型ザック(ちょっとデカすぎた)をチョイスしたが、一般登山道のテント泊と違い、酒類等も下界から全部自分で担いでいく必要があるので結構な荷物になる。

テクテク橋を渡る

入渓の準備をするメンバー
初めて来る場所且つ、沢経験の少ない自分はよくわからなかったが、この時点で他のメンバーは増水していると感じていた模様。

別のパーティも続々入渓

山の神に、今回の山行の無事を祈る

ちなみに入渓直後、遭難者を捜索しているという方々に出くわした。後で聞いたところによると、とある山岳会のメンバーが10日ほど前にソロで釜ノ沢に入渓したものの、その後足取りが分からなくなったそうだ。どんな山行でもそうだけど、実際にそのような話を聞くとやはり沢はバリエーションの一種、リスクのあるジャンルの山行なのだと感じた・・・


行きの車の道中で見つけた果物屋でワタさんが購入したぶどう。甘くてめちゃうまでした

朝から暫く曇り空だったが、一瞬晴れ間が!晴れると思わずみんな笑顔に

途中、バカでかい岩壁に遭遇。こんなとこ登るクライマーはいないだろうけど、
ちょっと登ってみたい欲に駆られる形状の岩だ

サクサクと遡行

天然のウォータースライダー。エメラルドグリーンの釜が美しい

早速滑り始めるバード氏

増水の影響で結構深くなっていたようで、渦に巻かれてなかなか抜け出せないバード氏。
本人曰く「ちょっと焦った」とのこと。
スラブをトラバース
ご指摘を戴いたのが、自分はここ最近クライミングにハマっているからか、岩場を上へ上へ登ろうとする癖があるということだ。これはクライマーの習性らしいのだが、沢ではわざわざ上へ登らなくても水の中に良い足場があったりするので、下に降りてしまった方が楽な場合も結構あるらしい。実際そうだったので、沢の時は意識しておこうと思った。

釜ノ沢はこっちだよ

木漏れ日に癒される

魚止の滝に到着。ここを左に巻く

少しボルダーチックな動きを要する箇所。ここで初めてお助けヒモを投入

釜ノ沢名物・千畳のナメ!長い長い
でも・・・あれ?癒しのナメのはずが激流と化していた

両門の滝に到着。本当に二つに分かれてる
ここで東俣と西俣に分かれるのだが、水量が多いため、行程の長い西俣は避けて東俣に変更しようか?という案も出た。しかし、せっかく来たのだから西俣へ行こうという結論に落ち着いた。

つるつるした岩場を越えーの

しばらくゴーロ歩きが続いた後、ようやくテン場に到着!どーん



早速焚き火をおこすも雨で薪が湿っており、なかなか火が安定しない。
1時間くらいは悪戦苦闘したか?
火も安定し、ようやく乾杯の酒にありつけた
ワタさん特製のスープ。旨そー

すっかり辺りも暗くなり、酒とともに語らいの時間を過ごす

焚き火を見てると落ち着く。酒も尽き、この日はゆっくりテントで就寝。。。

翌朝、ややのんびり仕度。
ワタさん、二日酔い宣言のもと出発!

小滝を登る

登る登る

滝の前で記念写真

水をかぶりながら登る。冷たかったー!
少し大きな滝が現れる。フリーで登るバードさん

左へ巻けるのだが、ここは直登!
足場はしっかりしているものの、水量も多く安全のためロープを出すことに。まりさんにビレイしてもらう。自分はこういうロープワークはまだ出来ないので、早くスキルを身に付けて色んなところに自力で行ってみたいものだ。

真っ青な空と沢が眩しく映える

懸命に登る、まりさん

地形図で方角を確認しながら進む。高度と照らし合わせながら読図していくのは面白い


高度を上げ、だんだんと水量も少なくなってくる。尾根まで詰め上げだ


尾根沿いに到着。水で濡れた沢装備を脱ぎ、快適!

尾根沿いのポイントである「水師(ミズシ)」ってどこよ?と少し迷う。
とても地味なポイントでわかりづらかった

天気も良く、気持ちのいい眺め


甲武信ヶ岳山頂に到着!自分は初登頂。
写真を撮ってもらったハイカーのメンズたちに、沢登りしてきたと話したら羨ましがられた

甲武信小屋でしばし休憩
ここから徳ちゃん新道を3時間半ほどかけて下り、西沢渓谷駐車場へ無事帰還。下山がなかなか長くて疲れた・・・
しかし今回の沢はナメあり滝あり、泊まりで焚き火もできる、ピークも踏める、と秀逸なコース。
泊まり沢初めての自分にとって、存分に楽しめる思い出に残る沢登りとなった。


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