奥多摩 小川谷・カロー川谷

2010-05-08

06_沢登り f_奥多摩・高尾

Date:2010/05/08
Member:すぐりん、たなか(記録)
Timeline:東日原(9:00)~カロー川谷出合(9:43)~カロー川谷遡行(9:59)~小屋跡(12:17)~30m大滝(12:57)~登山道(16:16)~東日原(17:15)

昨年は沢をやっていなかったすぐりんから、例会の後に沢に行きたいと声をかけられたので、急遽、小川谷の最下流の枝沢であるカロー川谷を計画しました。
簡単過ぎるかなとあまり期待していませんでしたが、天気も良く、楽しい遡行になりました。

東日原までバスで行き、小川谷林道を北に向け歩きます。カロー川谷出合で橋を渡り踏み後に従って、沢に入ります。

<カロー川出合の橋>

釜のある小滝、ゴルジュが連続します。岩床は結構、滑ります。
水に入りたくないため、釜は巻くか、ヘツって、濡れないように歩きます。
巻いて下りられなくなり、懸垂下降までしましたが、結局、私はヘツリの最中に釜に落ちてしまいました。すぐりんは、濡れずに進みます。




ちょうど1時間で大きな釜を持つF1に着きました。右から登りますが、残置スリングが2箇所付いており、助かります。念のためここでロープを出しましたが、残置スリングを利用して登ればロープは使わなくても大丈夫かもしれません。

<F1>

少し先で、釣り師に追い着きました。沢やと釣り師は仲が悪い。
ハイカーとトレランをやる方はフィールドを同じくするため、お互いに良い思いは持っていないと想像しますが、沢を共通のフィールドとする沢やと釣り師の仲の悪さはそんな比ではありません。沢やは釣り師から敵視されます。
沢を歩くと、その後、1時間程度は魚が警戒して、釣れなくなります。
釣り師と交渉して、私達は釣りを邪魔しないよう、小屋跡の先にある橋まで、沢の横を走る仕事道を歩き、そこから再入渓することにしました。今回は、沢筋に仕事道が走っていて利用できたため、もめずにすみました。

930mの二俣は若干迷いました。地形図では四俣に見えます。沢床が圧倒的に低い左俣が正解です。

F2、F3は仕事道から確認します。F3は左から登れそうですが、それなりに悪そうでした。

<F2>



<F3>

<小屋跡>

小屋跡を過ぎてから10分ほどで、橋に着き、そこから再入渓しました。

F4の30m大滝はりっぱです。ここを登っている記録がありましたが、危険すぎて、登れる気はしませんでした。少し下り右岸にある仕事道を使いますが、ここで相当時間を使いました。適当な所で、仕事道を外れ、滝の落ち口に下りる必要がありますが、どこを下りれば良いかわからず、下ったものの、もう少し先まで行ってから、下った方が良いと思い直し、登り返したり、疲れました。
結局、相当登って、滝の上の二俣の上流部に下りました。少し沢を下り、右俣に入ります。

<F4 30m大滝>

F5の2段13m滝は登れるとのことで、取り付きましたが、以外に悪いです。カチホールドがありましたが、不安だったため、左から巻くことにしました。あまり使われていないようで、この巻きは悪いです。結局、高巻きとなり3ピッチ、ロープを出し、1ピッチ目では支点がなく、セルフをセットするために、ハーケンを使いました。


<F5>

F5を過ぎると、15分程度で登山道に出ます。登山道は尾根上ではなく、尾根の南側を走っているため、尾根に向け登っていると、突然、登山道が表れます。

17時22分のバスに乗るため、靴のみ履き替え、がチャ類は着けたまま、走って下山しました。


F4、F5の2つの滝の巻きで2時間30分程度かかってしまいました。
今回は、ルートファインディングが悪く、難しい所を歩いてしまったと思います。

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