Member : まり
Timeline :美濃戸口5:30~8:40行者小屋10:00~11:00文三郎分岐~11:40中岳~12:45阿弥陀岳13:00~(中岳沢)~14:00行者小屋
八ヶ岳集中(会山行)の初日、阿弥陀岳に行ってきました。
もともとは、ちえ蔵さんと阿弥陀岳北稜から行く予定だったのですが、ちえ蔵さんの体調が芳しくないということで急遽中止。しかし、2月1日は天気がよい予報だったので、ここは一人でノーマルルートで行くことに。実はこれまで私はあえて一人で山に行くことはしておらず、途中でさみしくて泣いちゃうかも、と思っていましたが、そんなことは全くなく、気持ちのよい、楽しい時間となりました
前日、ちえ蔵さんやゆんに見送られながら、中山尾根組の組長、A子さんとともに東京を出発し、美濃戸山荘で仮眠。2千円出せば、お布団、暖房付きの部屋に泊まれるんですね。快適そのもの。熟睡でした。
朝、そそくさと準備をし、暗い中美濃戸口から林道を歩きます。途中通る車にヒッチハイクをしてみるものの、誰も止まってくれない。つれないです。何度この道を通ればいいんだろう、と思いながら、とぼとぼ歩きます。気がづけば日が出て、行者小屋。大同心、赤岳、すべてが見える絶好の天気です!!
大同心ばっちり |
準備をし、いよいよ出発。中山尾根組を見送り、私は文三郎に向かいます。
A子さんの笑顔がまぶしい |
文三郎に向かう道。急は急だけど。 |
赤岳主稜のとりつき。渋滞 |
阿弥陀(奥)、中岳(手前) |
文三郎の分岐 |
中山尾根組がどこかにいるはず |
中岳から赤岳を振り返る |
中岳からコルに下る道 |
コルから中岳を振り返る |
阿弥陀岳への登り |
近景 |
はしごは、半分出てましたが、鎖部分は雪に埋まっている。手掛かりにピッケルを使いながら慎重に登ります。そして、私はようやく気付くのです。ピッケルの柄は曲がっている方が絶対便利じゃないか!なぜ私はまっすぐな柄のピッケルを買っちゃったんだろうと後悔しつつ、トレースを使わせていただきながら、手足を使って登ります。あまりの急斜に途中で振りかえりながら、一体どうやって下るんだろう?!って思うものの、再び下るときに考えることにしてとりあえず登ります。ちなみに、途中でトレースを外れてみると埋まる埋まる。これはトレース様様です
この時期としてはめずらしい暑さ(たぶん0度前後)と風のない天気に、「あついー」と思いながら、
ふと視線を下に向けると阿弥陀北稜にもとりついているパーティが 2つほど見えました。
北稜にとりつくパーティ |
360度の絶景。権現方面のバックには南アルプスがうっすら見えます。
ちえ蔵さんから頂いたいちご大福を味わいます。いちごもあんこも美味い!そしてこの組み合わせを考えた人、天才です。差し入れてくれたちえ蔵さんにも感謝。
いちご大福と赤岳! |
ピークで出会った人 画になるー |
赤岳はやっぱり八ヶ岳の主稜というにふさわしい。でーん |
権現方面。うしろにはうっすら南アルプス |
この気持ちのよいピークを堪能したのち、いよいよ、下りです。みんなで下りましょう!という流れにはなったものの、なぜかなぜか「レディーファーストで」と言われます。。「え!!ここで使うフレーズじゃない」と思いつつも、素直に先頭を切る私。私がなにかここで起こしても目撃者がいるというのは、安心です。自分が怖いな、と思う斜面ではクライムダウンでゆっくり下ります。
レデイーファーストされる、、、 |
中岳沢のコルまでの下り |
下の方に雪に埋まっている鎖と梯子が見える |
あっという間に中岳沢のコル。さて、分岐点です。沢を下るか、再度中岳を越えて文三郎の分岐まであがるか。
文三郎の方を見上げて、また登るのいやだなーと思っていたときに、一緒に下った中の一人(原村出身)が中岳沢から下ることに興味を持っていたので、ここは「一緒に行きましょう!」と巻きこみます。今日の雪の状況では雪崩も起きそうもないし、、ということで、最初の急斜面では尻すべり。速い!楽しい!さいこー!!
中岳沢を下る |
ラッセルをありがとうございました!! |
「仲間が待っているはずなんです~」という話をしていたのに、早朝にはったテント周辺には、頂のものと思われるテントが何もない。。え、もう14時なのに。。。AKKOさんからのメールをみてゆっくり到着する予定が分かり一安心。せっかくなので、原村の方と一緒に小屋でまったりとコーヒーを飲みながら待ちました。
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そして、バックパックを背負ってインドや東南アジアをふらふらしていた自分を思い出し、再びそんなことをしたくなってしまいました。