越百山(こすもやま)

2016-10-10

01_無雪期 04_ハイキング k_中央アルプス

Date : 2015/10/10
Member :まり、akko、よしみ、ちえ蔵、みの
Author :みの

10月の3連休は、五竜で勧められてから虎視眈々と狙っていた飯豊山の縦走企画に相乗りするつもりが、天候不順で中止に。10日(月)のみ好天の予報に賭け、前夜泊の日帰り越百山(こすもやま)に登ることになった。



前日17時に都内某所に集合し、レンタカーで一路伊那へ。伊奈川ダムに着く直前には工事車両がトンネル出口に停まっていて、かなり狭くなっていた。脇をすり抜けるように通過し、22時過ぎに伊奈川ダム上駐車場に到着。マイナーな部類の山に入るわりに、駐車場は意外と広くて、意外と車も多い。なんでだ。テントを張って軽く寝るも、4時前には起床、4時30分出発。

出発してすぐは当然まだ真っ暗。日の出、6時前だから。各々がヘッデンを点け、まずは林道を歩いて登山口に向かう。他の人のペースがわからないから最後尾を歩いていると、川の音で話の内容が聞こえない。それくらい川の音が大きい。しかも、途中、岩が金属に打ち付けられるような音(?)がするエリアを通過するが、やはり暗くて何の音かがわからない。軽い恐怖体験を超えて、40分ほどで登山口に到着。

登山口から先の九十九折りの山道は、当面展望のきかない樹林帯の中。どっちみち暗くてよく見えないだろうけど。6時頃に明るくなってきたところで、小休憩。少し暑くなってきたような。全体的に、さほどきつくない登り調子だけど、これといって目立つポイントもないので、ソロだと飽きるかも。雰囲気は中房から燕岳に向かう合戦尾根の感じに近いか。

越百小屋は赤基調に黒が入った洒落た色使いの小屋。外WCも意外と綺麗で、手入れが行き届いている雰囲気。見えない位置から聞こえてきた小屋のおじさんの挨拶の声が大きくて何が起きたかと思った。






小屋から山頂までは1時間弱。これまでよりぐっと展望がよくなり、御嶽や乗鞍が特によく見える。中央アルプスの花崗岩雑じりの主稜線が見えてくると、足元にはハイマツもお出迎え。一気に高山のムードになる。そこまで登れば山頂もあとわずか。左手にまだもっと高いところがあるので、油断しているといつの間にか山頂に着いてしまった。



山頂というか、稜線はそれまでより風が強く、休憩中は薄いダウンを着てちょうど良いくらい。珈琲を飲んでしばし休憩。温かみと爽やかさを併せ持つ秋の空が心地よい。思いのほかひつじ雲が流れていくのが速い。

山頂での休憩の後、小屋までは30分ほどで下りることができたが、その途中で山頂がガスに巻かれている姿が視認される。1度は流れてまた山頂が姿を現していたが、あの感じだとまた飲まれていったかもしれない。小屋から先も比較的順調に下りることができ、登山口には13時前に着くことができた。


行きは暗くて見えなかった川は、想像を超えて水が綺麗。澄んだ水が川底の美しさを引き立たせていて、橋を越える度、木々の間から流れがよく見える度に思わず足を止めて見とれてしまう。

普段どちらかと言えば退屈な林道歩きも楽しむことができ、14時前には駐車場に到着。露天風呂とソースかつ丼を堪能して中央アルプス初進出を終えることができた。何はともあれ、雨で何処にも登れないかと消沈していた中で、これだけの山行ができたことは幸運だった。

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