天狗岳

2016-12-19

Date : 2016/12/17-18
Member :まり(L)、ふじ(SL)、組長、つーく、くま、みの
Author :みの

雪山はじめということで、いくつかの候補の中から天候と雪の状態を考慮して天狗岳へ。頂としては何度も来ているらしい。

初日は比較的ゆっくりめに渋の湯に集合。途中に見えた南アの雪の少なさにちょっと心配になる。12:45くらいに黒百合ヒュッテに到着。ショベルを使って整地をし、テント設営。初めて使ってみたけど、思ったより便利。そして意外と冷たい。

テントが張れてから、いったん中に入って温まる。「こうなると、こうなるよね。」指示語だらけだが、誰もがそれだけで伝わる外に出たくない感。それでも気力を振り絞って(?)外に出て、アイゼンをつける。黒百合ヒュッテから天狗の奥庭の方に向かって雪訓を開始する。

まずはロープ確保から。腰がらみや肩がらみ、スタンディングアックスビレイなんかをやってみる。そして、アイゼンを履いた状態での岩トレ。さらに滑落停止訓練。落ちないようにすることが大切な訳だけど。テン場に戻ってからピッケル等を使った支点の構築についても。

そしてビーコン捜索訓練。マムート強し。最初の1回はアタリがついているものの、なかなか現物が見当たらずに焦る。実際はもっと大きい的を探すから見つかるはず。15分ルールもあるので、とにかくスピードが命。

その後はまりさんの用意してくれた豪華な夕食(次々に出てくる具材!)を食べ、アルコールを嗜み、本日最後の雪訓とも言える水作り。まめに水滴を拭くのがコツとのこと。雪をテント内に落とさないように鍋に入れるのが意外と難しい。

そして、歓談の後に就寝。自分は寒さに強いので、ダウンは着た状態で、モンベル#3にSOLのエスケープヴィヴィをシュラフカバーとして使用して十分な暖かさだった。どちらも単体で使いやすい物だが、わりと伸びるはずの#3が全然伸びなくなるので、相性としてはいまいちかもしれない。

二日目は、5:30に起床、朝食に雑炊を食べてから天狗岳を目指す。黒百合ヒュッテからほんの少し登ると中山峠で、そこからは稜線を伝って天狗岳へ。初日の雲で真っ白な空から一転しての青空と暖かな日差しに気分も盛り上がる。ここでの雪訓としてはアイゼン歩行。東天狗岳に到着して、少し写真を撮ったりした後、西天狗岳との鞍部で休憩。風が思ったより弱かったので、西天狗岳でも写真を撮ったりしてゆったりめに過ごす。

復路は鞍部から東天狗岳をトラバースで斜面でのアイゼン歩行を練習。新雪の上を歩くのは大変だが、面白い。正規ルートに合流後は、初日に続いて岩トレ。後から来たグループが物珍しげに見ていた。

テン場に戻ったのは11時前くらい。テントを撤収してから、ふじさんによるご指導でくまさんがワカン歩行トレ。最初につけて歩いてみたときに実感が沸かなかったようだが、ワカンを外して再度新雪に歩を進めた際に端から踏み抜いてワカンの有用性を実感した模様。

黒百合ヒュッテから1時間ほどで下山完了。色々試して勉強になりました。

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