御岳とか湯河原とか

2016-12-23

07_クライミング(ボルダリング含む)

Date : 2016/12/23
Member : あーさ、組長
Timeline :
Author :組長


古き良き時代・・・


湯河原。
週末の天気がいい日に行けば、パンプ2の水曜日夜並の混雑。5.9クラスの人気ルートは軒並み簾状態と化し、こちとらアップもままならないが、みんな賑やかに暖かい日差しを浴びながら岩登りを楽しむ。
ちびっこもたくさん。「がんば」とお母さんが刺繍してくれたTシャツを背に登れたよーと誇らしげに振り返るちびっこ。クライミングというものが、身近なアクティビティーとしてすっかり一般化してきたことを感じる。

御岳。
人気のボルダーに集まる元気な若者たち。知らない人も知っている人も、頑張っている人を見れば、がんば!と声をかけ、スポットをし、課題の話で盛り上がる。渓谷には、たくさんのカヤッカー、釣り師、そしてボルダラー。




・・・池田功の課題にトライする。
当時はクラッシュパッドなんてなかったのだろうか。どんなシューズを履いていたんだろうか。スポットをやってくれるボルダラーはいたのだろうか。課題について語り合う仲間はいたのだろうか。がんば!と声をかけてくれる見ず知らずの人はいたのだろうか。

当時の状況は知らない。
でもたぶん、ものすごくアウトロー感丸出しで、ノーマットの冒険的スタイルで、下手したら変質者扱いされて通報されかねない状況で、川のせせらぎを聞きながら、人知れず自らが見出した課題を誰にも応援されず黙々と打ち込み、人知れず自らの弱さを克服し岩の僅かな凹凸に全神経を集中させ見事に岩の上にずり上がって、青く高い空を満足げに見上げていたのだろう。

クライミングがオリンピック種目になった。もっともっとクライミングが盛り上がっていくことで、世間の認知度も増し、天然記念物に「ハーケン」問題なんかももっと正常な議論がされるようになり、よりルートは整備され、安全なボルトに打ち替えられ、誰もが身近に安全にクライミングを楽しめる環境になっていく。今、自分が楽しく登れている環境もたくさんの先輩クライマーが築き上げてきた土台の上に立ってこそ成り立っているのだ。

ただ、昔が羨ましく感じるのはなぜだろうか。今の方が環境が整っているのに・・・。




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