Member :まり、ヤマ、ワタ、バード
Author :バード
クライミングトリップ!ディス・イズ・伊豆!
一泊二日のクライミング旅。肌寒くなってきた今日この頃、伊豆でクライミングでもいかがでしょうか。
初日。城山 西南カンテルート。朝6時に新宿発。遅い!笑。見事に事故渋滞にはまり城山駐車場到着が10時、ロッククライミングルートをあがり、南壁正面を左に回っていくとカンテ沿いに取り付き点を発見。時計を見る、、11時!?なんてこった!ということでチャキチャキと登ります。
ものすごい概要図 |
ロッククライミングルートをいきます |
取り付き点でござい |
1ピッチ目:いつもの通り2人×2ペアの組み合わせで登ります。鉄砲玉を買って出たまりさん。リードできずに「さっさといってくださいよ」とふてる他メンバーからの野次にも塩対応。登ってみるとなるほど、たしかに取り付き点からカンテ沿いを回ると、急に高度感があって怖い。ワタさんはカンテ沿いを回らずそのまま直上するラインを選択。まぁ、どちらでも良さそうだ。
これを右にまわるか、そのまま直上するか |
結構、高度感がある・・・ |
2ピッチ目:トラバース地点までの歩き。盛り上げて記載するのも難しいくらいの歩き。
3ピッチ目:二間バンド下のトラバースから、バンドに上がるピッチ。たしかに高度感はあるが支点は沢山ある。「そんなとこ私に登らせる気ですか」と登る直前にワタさんと口論になりかけたが無事に突破。
トラバースを右に! |
4ピッチ目:核心とされる5.7とか5.8とかのピッチ。くの字に上がっていくルートだが、かぶり気味の岩のあいだをくぐっていくようなルートもあれば、外から回り込むように登るルートなど、選択肢は沢山ありそう。
岩のあいだをくぐっても、外から巻いても |
無事に久々のマルチをたいらげ、たまにはピークも踏もうと城山のピークまで。ハイキングルートの帰り、登ってきた西南カンテと奥にはおぞましい姿の鎌形ハングが。あれがバトルランナーかぁ。
その後、日が暮れるまで少々のシングルルートに取り組み、一路城ヶ崎海岸を目指します。
ガチャガチャもっていったがカムはいらなかったか |
久々のピークでパシャリ |
そびえたつエキスカーション、バトルランナー |
お酒もそこそこに就寝。。とはならずに伊豆の地酒で大宴会となり、最後はなし崩し的にリタイア者が続出し終了。
二日目。城ヶ崎海岸。日本のフリークライミングの歴史とともに開拓されたこのエリア。NPを中心とした格式高いこの場所は、なんとも敷居が高いようで、これまで足を踏み入れられず。
地域住民の方々の理解と、先人クライマーの努力によって登ることが許されているこの場所。駐車場問題などもあり「私たちだけ知りませんでした」では済まされないと、ワタさんの先輩に道案内役を頼むことに。(ありがとうございました!)
初の城ヶ崎はファミリーエリア。まず気づいたのが、この場所、残置のスリングやボルトなどがほとんどない。つまりただ観光地の景色そのままに、そのなかをクライミングするのである。それだけにとても美しい。
「ああ、この景色を守りたかったんだな」とレッドブル片手に岩の隙間に手足を突っ込んでいく。午前中は右岸、昼からは左岸と陽のあたる場所にクライマーがあつまる。
観光地に溶け込むクライマー |
ショーシャンクなヤマさん
みかんをたべたり、トポを読んだり |
いつも心にレッドブル |
トラッドなクライミングを満喫し、海岸沿いに帰路へつく。太平洋に浮かぶ満月がひどく綺麗だった。
「満月ですよ!」運転中の僕がワタさんに話しかけると「そうですよね、雲のかたちがガバに見えますね」「!?」。どうやら月面めがけてルーファイ中だったようで。心身ともにクライミングまみれな二日間でした。