Date : 2019/1/6
Member : ヤマ、まり、ワタ、バード
Timeline : 4:50舟山十字路 〜 6:00旭小屋 〜 7:45立場岳 〜 8:45青ナギ 〜 13:00阿弥陀岳山頂 〜 16:20舟山十字路
Author : ヤマ

冬休みはやっぱり八ヶ岳!!


初めてのアルパインを経験した2017年の大晦日の阿弥陀南陵。
全く同じルートですが先輩方に頼らず、まり、ワタ、バード、ヤマの4人で行ってまいりました。

初級とはいえ、毎年続くこのルートでの事故が頭によぎりながらも、天候にも恵まれ安全に楽しく登ることのできた山行でした。

今回のルート
コースタイム詳細
前日お酒をそこそこに抑え、頑張って早起き!
朝、4:30ごろ無事に舟山十字路に到着。道路に雪もなくスムーズに駐車場に来れた。
帰りの道路の凍結によるスリップを心配していたが、まずは一安心。

到着後、準備と荷物のチェック。
ヤマはアルパインザックと縦爪のアイゼン、そして黒テムレスを新調!道具好きなのでやる気も出ます!!
4:50阿弥陀岳に向かって出発。まずは旭小屋まで、林道を歩く。

舟山十字路から出発

途中2ヶ所渡渉する場所があるのだが、トレースも無く迷いそうだったので、地図とGPSを頼りに旭小屋への林道に出ることができた。
(旭小屋までは別ルートもあるようだが、今回はゲートをくぐらず昨年と同じ駐車場からちょっと戻り、迂回するような感じのルートにしました)

道は雪はあるが、少ない。昨年は最初からアイゼンを付けて歩いたが、今年はそのまま冬靴で歩けたのでペースも順調。
まだ、暗いうちに難なく旭小屋に到着できた。
(途中、林道に獣の血らしきものがあり、ちょっと怖かった、、、、、)

川はまだ凍っていない
旭小屋(建物だけの廃墟)

小休止をとり、第一の目的地青ナギに向けて歩き出す。
ここからは尾根に出るまで若干の急登、しかし雪がほとんどなく、秋山登山の感覚で登ることができました。

ここから急登


稜線に出ると雪が増えてきた
意味わからんがとりあえずポーズ

尾根に出ると若干雪も見え始め、途中美しい日の出を見ながら、まずは立場岳を通過、8:45青ナギに到着。
ここだけ草木がなく、ひらけていて、八ヶ岳の山々がのぞめる気分のいい場所である。





朝日!
青ナギに到着
天気も良く見晴し最高!

八ヶ岳の山々
遠くには富士山
この先の南陵ルートをチェック

雪も多くなり、ここからが本番。
休憩をとり南陵に向けて、アイゼン、ハーネス、ガチャを付け、気合いを入れて出発。
アイゼンを確かめながら順調にP1、P2を通過。
途中小休止をとりながら、順調にP3の取り付きに到着。
昨年も思ったが、ここは晴れていても相変わらず寒い、、、、、

徐々にバリエーションぽくなってきた




核心前の小休止
核心手前のトラバース

1ピッチ目。(前方にはソロの人以外に登山者はいなく、待ち時間無し)
ここからが核心、緊張もさながら、ロープとアックスを出し、残置のボルト(結構古いので注意)にゼロピンをセット、まずはバードがリードします。
ここ南陵の核心の難しいところは、最初の取り付き。
雪が少ないせいか足場がかなり低く昨年より難しく感じました。
今回は8mm60mロープを持ってきたので、リードのバードはグイグイ進む。
本来1ピッチ目の支点になる立岩の残置ボルトをプロテクションにし、ロープが残り2〜3mのところで、本来2ピッチ目の支点になるところに1ピッチ目の支点を構築。
(1P目は岩でリードの人が全く見えないので、ビレイヤーはロープの量をしっかり合図することが大切)
システムは2回目ということもありバートとヤマがそれぞれつるべでリードしながら、間に、まり、ワタが入って登る方法をとった。
バードに続き、まり、ワタはアッセンダーを使って順調に登る。
(やはり、二人は本番に強く、雪山に慣れている!!)
最後に凍えながら待っていたヤマがフォローで登る。
雪がないので登りらいかなと思っていたが、アックスも刺さり快適に登ることができた。
また、昨年経験したアイスクライミングのおかげで、アックスの効き具合も感覚でわかるようになっていて助かりました。

核心に取り付くバード
続いて まり
ワタも(小さいけど)
1ピッチ目のボルトで支点をとりビレイするバード

アックスでガシガシ登るヤマ

2ピッチ目
ヤマがリードするが、ここからは、それほどの難所はなく途中で木の根などでナチュラルプロテクションを取りながら快適に登る。
尾根の岩で支点をとり、まり、ワタ、バードも難なく登り、今回は2ピッチで核心は終了。
最後の頂上目前の岩のトラバースルートに向かう。

2ピッチ目
まりも続く
核心を終えたワタ
2ピッチ目の支点

最後のトラバースは、高度感もあり、難しい印象があったのですが、
今回は雪が少なく足場がしっかりしていたため、ロープ無しでそのまま通過、緊張していただけに、若干拍子抜けでした。

最後の岩綾トラバース


富士山をバックに!


頂上手前の踏ん張り

核心を無事通過し、13:00阿弥陀岳山頂に到着!
4人で安全に登れたことを喜ぶのであった。


遠くには北アルプスが

山頂には10分ほど留まり、すぐさま下山。山頂は寒い、、、、、トイレも近くなる(汗)

帰りはだたひたすら登山道の御小屋尾根を歩く、とにかく淡々と長い。
冷えた体を温泉で温めることを楽しに、休憩もほどほどに、アホな会話や歌を歌いながらただひたすら歩く。



黒テムレスと道具たち

16:20舟山十字路到着。今年初の山行無事終了。

今回の山行は4人の今年初でもあり、今年の目標ルートの第一歩でもある。
システムの構築やスピード、登攀時の合図など、まだまだ課題はいっぱい、
一歩一歩(ワンワン?)経験を積んで今年の目標をクリアできればと思う。

楽しかったー!
さあ、次はどこの山に登ろう!?
やりたいことも、いっぱい。

帰りは車窓から綺麗な夕日が

このブログを検索

人気の投稿

最近の投稿

Archive

QooQ