Member :ワタ(CL)、まり(SL)、ヤマ、バード、よっしー、U-16
Timeline :8:30 八ヶ岳南沢小滝 15:30下山
Author :U-16
八ヶ岳南沢小滝 天気:晴れ 混雑具合:貸し切り
山岳ガイド佐藤勇介氏を講師に招いて
・雪山での支点構築
・アイスクライミング基礎
を学んできました。
美濃戸八ヶ岳山荘前で佐藤勇介氏と合流し南沢小滝に移動。
佐藤氏は、今回参加のメンバーが
・アルパインクライミングの基礎講習
・クラック講習
などを通じて色々お世話になっている山岳ガイドさんです。
1.Let'sアイスクライミング
早速南沢小滝でアイスクライミングの基礎を学ぶ。
幸い、当日小滝は貸し切り状態で落ち着いた環境で練習できました。
私個人的にアイスクライミングが全くの初めて
(というか、どういう遊びなのかよく分かっていない状態)
で、本当に基礎の基礎から教えていただきました。
先生のお手本。簡単そうに登ります(笑) |
始めのうちは、「いかに疲れずに登るか」が重要だと実感しました。
・疲れないアックスの振り方
・少ない回数で的確に打ち込むコツ
・疲れない体勢を維持するための足の運び
・しっかりとしたスタンスを作るコツ
を教わりました。
「お前はカマキリだ!カマキリになるんだ!」と自分に言い聞かせながら登ったが、あっという間にパンプしました。
恐るべしアイスクライミング。
エアーアックス練に励む我ら |
続いて、アイススクリューの種類と打ち込み方を学びました。
・軽さ
・氷への喰いやすさ
・凍結しにくさ
・長さ
など様々なスクリューがある(当たりまえですが)ことを学び早速打ち込む練習。
地上で足を固定した状態で練習しましたが、案の定、非常に難しいです。
これでプロテクションをとりながら登るには相当な練習が必要だと実感しました。
3.V字スレッド
作り方はネットなどで調べらる通りなのですが、これも中々コツが要りそうです。
佐藤氏は一発で決めていました。
氷をしっかり選べば強度的には安心できそう。
こんな道具使うんです。マルチフックとかいうらしいです |
定番のスタンディングアックスビレイも教えてもらいました。
・シュリンゲを山側で踏むか谷側で踏むか、、、、
・肩がらみのコツ
・クライマーをおろす場合のコツ(制動を強化する)
など教わりました。
5.シッティングヒップビレイ
これについては、特に目新しいことはありませんでした。
6.土嚢袋を使ったアンカー構築
土嚢袋を使ってアンカーを構築する練習をしました。
(袋の結び方、埋め方などなど)
当日は雪がさらさら過ぎて、スタンディングアックスビレイも
シッティングヒップビレイもしっかり決まらないコンディションだったが、土嚢袋のアンカーは垂直懸垂にも耐えられそうな位の強度。
一同「土嚢サイコー!!!!(ドゥノゥ)」と大興奮。
土嚢袋は水作りにも使えるし、雪山マストアイテムに格上げです。
雪質的にアンカー構築が難しい状況でした |
頼りないアンカーしか作れない場合の負荷分散のテクニックです。
これは雪山の他、沢登りで使えそうな気がします。
その他、ロープが凍結した場合のテムレスの危険性や、ダイニーマスリングの弱点(熱に弱い以外)など学びました。
ダイニーマは耐衝撃性が低いのでこういうのを使うのもありかもですね |