Member : ひでぶ
Timeline :9h妙義神社発、16時妙義神社。
Author :ひでぶ
アイゼントレーニングで妙義山に行った。いい場所だと思う。
妙義神社から、大の字をとおって、相馬岳、金洞山。装備は、ハーネスとシュリンゲ、ザイルなど簡単なもの。訓練なので、少し荷物を重くした。金洞山までは鎖があるので、それを支点として使える。シュリンゲにカラビナをつけ、それを鎖に付け替えて、歩いた。
A0(今回は鎖をつかんで登ることか)を使わずに歩くことが目標。
大の字の手前の岩場からアイゼンをはく。奥の院からが本番。奥の院の登りは特にどうというとはないが、上部は立っていて、少々怖い。久しぶりにアイゼンの爪1本に体重をあずけて登った。ちょっとわくわくする。
次は、ビビり岩。出だしは問題ないが、その後のトラバース気味のスラブの登り。ここは、立っているし、ホールドが少し細かく、冬の手袋だと、「びびる」。ビレーは取っているが正直怖い。大のぞきの下りは、手袋を外してクライムダウン。ここを何とか抜けると相馬岳まではさして悪場もない。相馬岳からは浅間山がきれいだ。
バラ尾根を下り、鷹戻しの登りに入る。事故の多いところで、どんなものかと思って警戒したが、切り立った岩の部分は短く、あっけなく通過。しかし、この後の下りが難所。立っていて、足場が見えず、残念ながらA0でくだる(鎖使用)。
中ノ岳を下り主稜のコルまできた。ここまでは、一般道なので、危険な場所にはかならず鎖があったが、ここからは人工物はほとんどなく、登山者が設置した、ボルト、木にまかれたスリングを利用することになる。金洞山までの登りは一か所だけ怖い場所が。10mぐらいの壁だが、リングボルトが2mおくきぐらいにあるのだが、最後のボルトの先からトラバース5mには何もない。たぶんだいじょぶ、とは思うがちょっと緊張しする。
金洞山のくだりは、アイゼンだとかえって歩きやすいどろ壁。くだりきったところで、夕方近くになったので、妙義神社にもどることにした。
久しぶりのアイゼンを使用した岩場だった。まだ、アイゼンを信用しきれず、ちょっとした岩の下りが怖かったりした。また普段とは違う筋肉から痛くなり、楽しい山行だった。
表妙義は人の少ない時期に、アイゼントレーニングをするのにいい場所だと思う。アイゼンを付け、リードの練習をするには最適ではないかと思う。金洞山までは鎖があるので、ランニングビレー取り放題。A0を使用しなければ、そこそこ難しい場所もある。標高も低く、天気も安定。おすすめです。