阿武隈川水系 白水沢左俣左沢

2020-07-26

06_沢登り b_東北

Date : 2020/07/26
Member :ヤマ、みの、ひがし、よっしー
Timeline :大黒屋前(0900)-二俣(1130)-奥の二俣・左沢(11:45)-登山道(13:30)-大黒屋前(14:30)
Author :よっしー


なかなか明けないNE、今年の梅雨は!
そんななか曇り予報なのを狙い、海の日連休の最終日に那須・白水沢へ行ってきた。

新宿から車を飛ばして約2時間半。

現地へ到着すると、まぁまぁのザーザー降り。
これはもしや、男4人で日帰り温泉旅行パターンか?と不安がよぎる。

入渓点がすぐ近くにあるので、とりあえず沢の様子を見に行くことにした。

思いのほか水量は増えておらず、「なんだかイケそうな気がするぅ~~~」と懐かしの天津木村の決め台詞をメンバー全員で吟じ、意を決して入渓することに。
ひとり半袖で元気そうな、みの

登山客は、大黒屋旅館の前を通り過ぎて行く。
下山してすぐに温泉に入れるなんて、最高ジャマイカ。しかもホームページの写真を見たところ、内装も雰囲気のある感じでなかなかよさげ。
大黒屋旅館前

だが日帰り入浴の営業時間が15時までと少し早いので、あまりチンタラはできない。


ここ白水沢の水は澄んでいて、とても綺麗だ。この先の景観にも期待を膨らませる。


いきなりのシャワークライミング。気温がそれほど高くないので冷たく感じるが、気持ち良い。

ここを越えると、10mの白水滝が現れる。轟音が響き渡り、なかなかの迫力だ。

ここはヤマがリード。左壁を落ち着いて巻いていく。

続くみのも、新婚パワーで難なく登る。

復帰戦となるひがしも、落ち着いて登る。

わたしも水しぶきを浴びながら、登り切る。

ちなみにヤマ曰く、ここは支点となる立木があまり信頼できなかったので、バックアップを取ったそうだ。


エメラルドグリーンの釜がとても綺麗だった。晴れていたら、もっと美しいのだろう。

底が深いところもあるので、少しへつりながら進む。

衣紋滝(2段20m)へ到着。


右岸に巻く踏み跡があるのだが、見た感じ、壁を登ってもいけるんじゃないか?と判断し、ロープを出して自分がリード。しかし、この判断は間違いだったことに気付く。

取り付いたものの中間支点を取れそうな箇所が見当たらず、結構な高さまでランナウトしてしまった。岩も脆そうなのでヒヤヒヤしつつ、なんとか1段登ったところの立木まで無事辿り着いた。

何もなく良かったが、「巻けるところは巻く」という安全管理面での大きな教訓となった。


その後も美しい景観が続く。


堰堤上の幅広の滝









11:30頃、左俣と右俣の分岐に到着。左俣のルートへ。

ミニゴルジュではしゃぐ僕たち。




先ほどの分岐から15分ほど歩くと、奥の二俣へ辿り着く。
写真正面の右沢は少し難しそうに見えた

左沢の巻きはぬかるんでいて滑りやすいが、慎重に登っていく。



このあたりから、晴れ間が見えてきた。
やっぱり山は晴れが一番だな!と改めて感じる。

小さいスラブ滝

多段15m。ナメが続く斜面だが、安全をとりロープを出すことに。ここもヤマがリード。

30mロープで少しギリギリのようだったが、特に問題なかった。

フォローで登るひがし
ちなみに自分はフェルトシューズを履いていったが、このへんのナメ滝はラバーシューズの方が有利かもしれない。


枯れそうで枯れない沢も、だんだん枯れ始めてきた。

詰めは藪こぎ。生い茂った笹が邪魔臭かったが、これも沢ならではの体験だ。


こうして、無事登山道へ出ることができた。

この時点で13:30となっていたので、温泉が閉まる15時までそれほど余裕はない。急いで下ることに。

無事下山したのが14:30過ぎ。
「よっしゃ、あんま時間ないけど温泉じゃ!」とウキウキしながら大黒屋旅館の前まで行くと、、







・・・うぉい!!

旅館の人に聞くところによると、15時で完全に退館となるそう。
入れても15分ほどなので、泣く泣く諦めることにした。
せっかく登山客が来るんだから、もう少し営業時間延ばしてほしいところ。。

代わりに行ったのは、「新甲子温泉 みやま荘」。
老舗という感じで決して綺麗とは言えないが、露天風呂が広々としていて気持ちよかった。


温泉後は、夕飯に地元のラーメンチェーン店「元祖赤みそ家」で腹を満たすことに。
全員、赤味噌ラーメン+餃子+杏仁豆腐のセットを注文。ボリュームもあり、なかなか旨かった。

みのからは、「ラーメンはパンチが効いてるが、杏仁豆腐は優しい味」とのグルメリポートをいただいた。


コロナ禍はまだまだ落ち着きそうにないが、連休最後に休みらしいことが出来て良かった。

メンバー全員久々の登山でお疲れ気味だったが、比較的コンパクトにまとまり、渓流美も堪能できる良い沢だったので、また機会があれば行きたいと思う。

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