真夏の小川山クラックトレ

2024-08-03

07_クライミング(ボルダリング含む) e_奥秩父・奥武蔵

Date : 2024/08/03-04
Member : まり、よっしー、バード
Author : バード

夏だ!祭りだ!ジャミングだ!

都心では35℃を越える酷暑が続くなか避暑地を求めて小川山へ。

が、しかし、小川山に到着してみても暑い!
カチはヌメり、結晶にはソール負けする。こんな時に信じられるのはジャミングしかない!


ということで隙間を求めて妹岩へ。
本日のお目当てはカサブランカとジャックと豆の木の四つ星ライン。

岩場へ到着してみると大盛況の妹岩。人気のボルダーエリアでも閑古鳥が泣いていたのに、クラックの周りにだけ人が集まっている。みんな考えることは一緒なのか。カサブランカは5人待ち。流石の人気ライン。

それにしても久々の妹岩である。むかし見た時には自分が登る想像もしてなかったが、久々に見るカサブランカは美しい。さすが日本を代表するクラックラインである。

待ち時間も長そうなので、とりあえず隣の龍の子太郎でアップすることに。アップといっても、なかなか侮れない。昔登ったことがあるのだが、それを思い出そうとする様なトライは、いつもイマイチなものになったりする。

ワイドパートに膝を突っ込んで無事に完登。うーん、いつも綺麗に登ろうとするが、綺麗に登れない。

そうこうしていると、いよいよカサブランカの出番。

下からオブザベしていた時の感想としては、中間部まではハンドサイズで、そこからシンハンド→フィンガーというように徐々に狭くなっていくのかな?という所感。

とりついてみると出だし〜下部もなんだか掴みどころがない。ダイクに乗り上げるとハンドパートがスタート。近くで見てみるとフレアしていて気持ち悪い。

とりあえずプロテクションを固めて突っ込んでみることに。突っ込んでみるとハンドジャムはポジティブだし、フットジャムも効く。

初トライということで、慎重にプロテクションをとっていると球数がなくなってくる。

上部のフィンガーパートに入ると、自分の指には少し広くフィンガーがバチ効きというサイズでもない。

徐々にクラックが閉じてきて、隣のクラックに乗り移るのだが、途中、いい場所に木の根が登場。これ持ったり踏んだらA0だろと、頼りたい気持ちを抑えて高度を稼いでいく。

最後はフェースチックにムーブを組み立てて、無事に終了点へ。うーん長い!!いろんなサイズのクラックも出てきて充実感たっぷりのクライミングだった。


カサブランカの一撃に気をよくして、そのままジャックと豆の木へ。

カサブランカと比べて、こちらは少しマイナーなのか、とりついているクライマーは不在。

そのため自然とオンサイトトライ。下からの印象としては、ワイドからハンドに、そこから上は細くなってくるのか?といった印象。

カムを2セットぶら下げて、いざ離陸。はなっからワイドパート。差し方向を間違えて無理くり軌道修正。そして、しっかりとワイドクラックをやらされる。

これでだいぶメンタル的にはやられたのだが、せっかくのオンサイトトライ。まぁ、上はハンドサイズでしょ、ということでナメた気分で手を伸ばしてみると、思っていたより傾斜を感じるし、ハンドもシンハンドサイズでなかなか思ったように登らせてもらえない。

どうにか左側のスメアを拾いながら、傾斜を殺しつつ、我慢しながら登っていくと、バチ効くハンドサイズでレストができるようになる。

大レストはさんで、クラックはフィンガーサイズに狭くなって来る。フィンガーそのものは、バチ効いたり、広かったりするものの、最終的には指も入らないほどに閉じてきて、先に見えるポケットに繋がる。

ポケットは下から見てみると、どれくらいポジティブなものなのか分からず、距離もあるので、願いを込めて足をあげて飛び出してみるとガバポケット!無事にポケットをとって、レイバックに持ち込んで終了点まで。


振り返ってみれば、目当ての2本とも一撃。ただ、余裕だったという感覚はなく、下から登ってみるとカムの球数のコントロールだったり、長さからくるメンタルへの負荷だったり、2本とも登った後には「出し切ったー!!」と思えるほど大きな充実感のあるクライミングだった。素晴らしいラインをこのようなカタチで登れて、ありがたい限りである。

つぎはクレイジージャムかな!

お付き合いいただいた、まり、よっしー、ありがとうございました。

帰りにはルーフロックでジェラートをいただいて帰宅。美味しゅうございました。

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