Member : 沼ちゃん、ちえ蔵(記録)
Timeline :Day1 北御所登山口(07:15)~伊那前岳~駒ケ岳頂上山荘(14:30) 幕営
Day2 駒ケ岳頂上山荘(05:30)~木曽駒ケ岳~宝剣岳(07:00)~檜尾避難小屋(12:20)
Day3 檜尾避難小屋(06:00)~赤沢ノ頭(08:00)~檜尾橋(09:30)
中央アルプスに行って来ました。シルバーウィークの3連休、ロープウェイでいっきに高度を稼げる木曽駒ヶ岳は、多くの登山者で賑わっていました。
9月17日、町田駅で合流し、沼ちゃんカーで一路駒ヶ根まで向かいます。インターを下り、菅ノ台バスセンターに着いた時間は午前1時過ぎ。駐車場では、既に多くの登山者さんが仮眠に入っていました。
【Day1】
翌朝、5時半起床。しらび平行きのバスの始発は6時12分でしたが、既に長者の列。臨時バスもたくさん出ましたが、バスに乗れたのは、7時近く。
バスを途中下車し、北御所登山口よりスタートします。北御所登山口はロープウェイのあるしらび平に行く途中にありますが、ここで下車したのは、私たち二人のみ。登山口では、先客の二組の男女が準備体操をしているだけで、静かなスタートになりました。
今回は人力にこだわり、ロープウェイは使わず、1500m近い標高差をただひたすら登ります。登山道は、なかなか整備も行き届いており、危険に感じる箇所や歩きにくいと感じるところは無かったです。が、森林限界に行き着くまでは眺望もなく、ただただ歩くだけで、すっかり二人とも無言です。
7合目を過ぎたあたりから、やっと眺望が開けてきました。ガスがかかって、千畳敷や宝剣岳は見えませんでしたが、道のりもあと少し、ロープウェイに負けないぞーと気合を入れてラストスパート。
駒ヶ岳頂上山荘前のテン場に着き、テントを張りまずはお昼寝。たくさん歩いた後のお昼寝は気持ちのよいものですが、すっかりガスがかかって空気も冷えていたため、二人とも軽い頭痛持ちになってしまいました。この日はお酒もそこそこに(むしろ沼ちゃんは一滴も呑まず)、就寝となりました。
【Day2】
朝5時半近く、テントを撤収しザックを頂上山荘前にデポして木曽駒ヶ岳山頂に向かいます。日の出前の山頂には既に多くの人が登っており、ご来光を待ちわびていました。私たちはのんびりと山頂まで歩き、山頂の神社にお参りをしたり、御嶽山の写真を撮ったり。
計画では今日は空木平避難小屋まで行く予定でしたが、長い行動時間に対して昨日の頭痛のせいか体調が万全では無い為、予定を変更し、檜尾避難小屋泊、3日目は檜尾尾根を下山することとしました。それでも行動途中に体調が優れないようならば、ロープウェイで降りようと、余裕を持ってゆっくりと進みます。
山行計画でいつもエスケープルートを設定しながら、これまではほとんど計画通りに登れてきましたが、天候や体調の変化で計画を変更する時でも、エスケープルート等の下調べがきちんと出来ているかが大切だなと実感しました。
宝剣岳の前後は、岩岩しており鎖場もありますが、ガレている箇所はなく、足場もしっかりしているなと感じました。宝剣岳山頂からは、空木岳、南駒ヶ岳へ続く稜線が気持ちよく伸びており、秋を感じさせる空がとてもきれいでした。
連休半ばのこの日も、ロープウェイで多くの人が木曽駒ヶ岳を目指して上がってきていました。千畳敷から宝剣山荘に向かう八丁坂は、登山者の行列が出来ていましたが、檜尾岳に向かう登山道は登山者も少なく、快適でした。
本日のお宿、檜尾避難小屋は檜尾尾根の肩に建つ、赤い屋根が可愛い避難小屋です。空木岳を目の前にして、小屋の中もきれいでトイレがすぐ横にあり、水場まで7,8分と快適な避難小屋でした。この日は、沢ヤさんや中高年のパーティー、ソロのハイカーさんなど総勢12、3人が利用しました。小屋がいっぱいで、外ではテントも数張り。
夜の避難小屋は、だいぶ賑やかです。あちらでは大きないびきが聞こえ、こちらでは寝言がはじまり・・・。深夜2時頃に、近くで寝ていたおばさんが寝言で笑いだした時には、何かにとり憑かれたのではないかと、かなりビビりました。
【Day3】
5時半近く、避難小屋の前には、日の出に映し出された南アルプスと富士山が見えとてもかっこ良かったです。檜尾尾根は、しゃくなげの根が張り、少々歩きにくいところもありましたが、迷うこともなく、順調に下山しました。途中、沼ちゃんの下山ペースがトレランみたで、必死に付いて行く場面もありましたが、お陰で予定よりも早く下山でき、連休最終日の大きな渋滞につかまることもなく、無事に帰宅となりました。
連休ながら、静かな山歩きが楽しめた山行でした。