谷川岳雪訓(会山行)

2013-01-19

00_会山行 d_上信越

Date : 2012/1/19-20
Member :オビワン、ちえ蔵、ナシ、のり、組長、まり、テトラオドン、かよ、フジ、Sさん(ゲスト)、akko(記録)
Timeline :19日土合駅10時~11時集合、20日15時ごろ解散


今年最初の会山行として谷川岳に雪訓に行きました。



高速道路の渋滞もあり、19日10時~11時に各車土合駅に集合。
土合駅
天気が良くなかったため、天神平には行かず白毛門駐車場付近で1日目の雪訓開始。まずは歩行練習。その前に、道をつくるためラッセル練習。
ラッセルで道を開拓中
そして、オビワン先生の指導のもと、キックステップで斜面の登り下り、アイゼン歩行の練習。その後、ピッケルの使い方、耐風姿勢、トラバースの通過方法などを教わります。雪が深くて滑落停止の練習はできませんでしたが、滑落停止の前にまずは歩行が大基本ということを改めて学びます。
キックステップ
その後、ビバーク術について。雪山の行動時間、行動体力について教えていただいた後、タコツボ作り。短時間で作るのが重要なのですが、意外と難しく、穴は掘ったもののツェルトがうまく張れないなど時間がかかってしまいます。
タコツボ
土合駅付近に戻った後、ビーコン捜索。その前に、駅前でスリップして動けなくなったキャンピングカーを救出のため一時中断。2回ほど皆で車を押したけど、つるつるすべってまた元通り雪の壁に突っ込んでしまいます。なんとかチェーンをつけて、無事に運転再開。
そして、ビーコン捜索に戻ります。最近のビーコンは優れているということで、皆、短時間で発見。実際には使われないことが一番ですが、装備を備えることと、落ち着いて使えるようになる練習が重要ですね。
ビーコン捜索中

その後、簡易ハーネスの作り方、確保術について教えていただいて、本日の講習は17時ごろ終了。

夕食はちえ蔵さん特製コロッケ入りきのこカレー、チーズのせ。チャツネの味がきいています。まりさんがこだわりぬいたあめ色にいためた玉ねぎも、カレーの味をひきたてます。カレーはあっという間になくなり、お酒、おつまみで盛り上がる中、本日の講師オビワン先生の還暦お祝いをしました。赤い帽子をとっても気に入っていただきました。
豪華チーズのせコロッケいりきのこカレー

2日目は5:30起床、朝一番のロープウェーに乗って谷川岳ピークを目指す予定でしたが、あいにくの天気。40cmほど積もっていたでしょうか、雪がやむ様子もないので、仕方なくピークはあきらめます。本日も土合駅周辺で訓練。

まず最初にシート搬送。ツェルトを使った担架の作り方、雪上搬送の方法を習います。
シート搬送
そして、埋没体験、ゾンデ体験。今回は雪もやわらかく軽いほうだという話でしたが、それでも埋まってみると重い。そして暗くて不安になります。大きな声でさけんでみたつもりでも、外では聞こえてなかったそう。怖いけど、体験してみたことは有意義です。
埋没体験

ゾンデ体験

わかん歩行。わかんは効いているのでしょうか?皆かなり埋まりながら、無我夢中に歩いていました。
ひたすら歩く 筋トレみたい

最後に、確保術。室内で教えてもらって、外で実戦です。セルフビレー、支点の作り方、スタッカット。まず、オーバーグローブでロープを結ぶことが大変。寒いし、簡単なこともできなくてイライラするし。組長が、雪山でのメンタルの重要性を教えてくれます。こんな駅前の安全な場所で練習しているにもかかわらず、雪が吹き付けて、寒くて、ロープがうまく結べなくてイライラしてしまうのですから。実践は想像の域を超えそうです。訓練あるのみ。
まずは室内で練習して
外で練習

最後に、組長より肩がらみ、腰がらみ、スタンディングアックスといった確保術を教えてもらい体験します。それぞれの特性、利点が理解できました。
腰がらみ
そして解散。今回はピークは踏めませんでしたが、大事な事をたくさん学び非常に有意義な2日間でした。講師のオビワン先生、いろいろ教えてくれた組長、皆様ありがとうございました。雪山はどんなに訓練しても、十分という言葉はなさそうです。少しでも冬山登山技術を身に着けるよう、今シーズン実践を積みたいと思い帰路につきました。帰路はなぜか晴天で山々がきれいでした。谷川って雪深いんですね。
 



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