Date : 2015/12/26-27
Member : ちえ蔵、ゼロ、組長
Timeline :あかねの浜、漁火ロック、フナムシロック
Author :組長

寒い山には戻れない気がする・・・。



ライトレイン5.8

2週連続で城ヶ崎。ポカポカ陽気で半袖クライム。
ああ、もう凍てつく雪山には戻れない気がしてくる。

イソギク5.9
 なぜか、行くエリア全て誰もいない貸切状態。みんな正月山行に向けて英気でも養っているのだろうか。
ライトレイン5.8
 
トラディショナルクライミングは、簡単そうなルートであってもオンサイトトライは緊張する。ボルトにがっちり守られたスポーツルートとはやはりプロテクションの面で試行錯誤しなければならないし、ボルトに示されるような明瞭なラインが必ずしも定まっているわけではない。
 

ツワブキ10a
 だからこそ、楽しい。真剣にラインをオブベし、手持ちのカムをどこでどう使うか、ここで使えなかったらどうしよう、ここで落ちたらテラスに落ちるな、ここはプロテクション良さそうだから突っ込めるな、とか。
自然の示したラインを、自然の示したヒントを読み解き、それに自分をフィットさせるように登るイメージを持つ。
その過程と駆け引きが楽しい。
ジャムウェーブ5.9
 個人的には、久しぶりに成果の出たクライミングだった。
トラッドではじめて10aが登れた。たかが10a。でもボルトルートで11+が登れたときと同じくらいの充実感があった。ナッツのサイズを考えセットし、必要最小限のカムだけを選りすぐり、核心では青メトリウスのスモールカムを固めどりし、突っ込む。フィンガークラックにねじ込んだ指はよく岩にフィットし、冷静にエッジングして、脱力して体のふりを活かして最後のガバを掴む。いい感じだった。イメージと体がシンクロした時の、どこまでも登っていたいと思えるような感覚。面白くなってきた。
たかが10aでここまでの幸福感に満たされる自分は結構めでたいヤツだと思う・・・笑。

ちえ蔵さんは、あかねの浜や漁火の5.9をRPした。真面目に着実に上手くなっている。
ゼロさんは、初めてのクラッククライミングだったが、5.9くらいのグレードなら、パワーと気合で登っていた。子供の名前を念じると、パワーが出るらしい。
根無し草の僕には、そういう真の強さがない。いいな。そういうの。

(組長)

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