Member : よしみ、まり
Timeline :6:00 登山口~10:00避難小屋10:40~12:30ピーク~13:30避難小屋~15:00登山口
Author :まり
ついに来てしまいました。冬の利尻に。年末によしみさんの計画を聞き、便乗すべく即その場で飛行機を予約した私。利尻はそんな私に期待以上の時間をくれました。天候と島の皆さんに本当に感謝です
利尻は私が学生時代に2回も登った大好きな山です。ただ、それは夏でした。冬の時期に私が登ることになるとは。
計画では金曜真夜中によしみと札幌で合流して深夜バスで稚内、そこからフェリーで利尻に渡り、よしみさんの知り合いの島のおじ様に拾ってもらう、というものでした。が、なんとよしみの飛行機が遅れて深夜バスに乗れない、という事態が。。私は予定どおり、よしみは翌日電車とフェリーを乗り継いで上陸することになりました。
深夜バスからおりてフェリー乗り場には、思ったより山の格好をしている人がいてびびります。バックカントリー的な人もいれば、バリエーションを目指しているような人もいます。かっこいい。
バスでよく練れなかったせいか、フェリーでは爆睡。で、気がついたら目の前にどーんと真っ白な利尻がーーー。かっこいいーーー。
よしみの知り合いのおじ様Hさんにフェリー乗り場で拾ってもらい、その日はゆっくり。利尻島を一周し午後にはよしみさんと合流しました。
さて、翌日が本題の山です
夏の登山口となっている野営場までは除雪がされていないため、普通の車ではは入れません。が、ここでHさんのスノーモービル登場。スノーモービルを使って、除雪されてない林道をぶーんと登山口まで。これで1時間ほど時間短縮です。便利だ!
そこからは歩き。トレースもあったので、夏ルートに添う形ですすみますが、途中からは夏よりも1本西側の尾根を目指して好きに進みます。静かです。そして、必ず海が見えます。やはり独特の山です。途中からアイゼンをつけながら、どんどん高度をあげます。利尻のピークは17000mぐらいですが、登り始めは300mくらいなので、標高差は1,500mと、標高差はえげつないのです。途中Hさんにカメラを教えてもらいながら、そして、利尻のピークの姿に癒されながらぐんぐん高度を挙げます。そして、誰も居ない。。。贅沢だ!
これは行くしかありません。もう私とよしみは迷いを捨てて登ります。それにしてもよしみは強い。前の週にフルマラソンは走ってからの利尻登山。化け物です。途中へたった私はよしみのトレースを利用させてもらいながら登ります。
そして、ピークに近づくほど雲を抜けたのか青空に。風も強くってきました。
でも、目の前に利尻のピークが見えると当然テンションはあがります。ピーク直下の急な斜面を登ると、、、ついに!!シンボルのろうそく岩も見えて感激です!雲の切れ間からは島を囲んでいる海が!
自然と笑みがこぼれて充足感に満たされます。私が利尻のピークにたったのは1●年ぶりです。いやー感慨深い。
それにしても風は強いので、さっさとピークを降ります
そして、Hさんと避難小屋で合流し、元来た道を戻ります。帰りは早い!尻セードーも交えながら、あっという間に降りてしまいました。途中、バックカントリーに入っていた人たちも見かけました。いい斜面を滑っています!
というわけで、無事に真っ白な利尻に登れました。登らせてもらいました。
下山し、改めて山をみて、よくあそこまで登ったなーと我ながら思いました。がんばった。
そして、このワンチャンスで天気に恵まれたのも奇跡でした
ちなみに、翌日は地元の方々に混ぜてもらってスノーモービルで南大空沢のふもとまで連れて行ってもらいました。雪に覆われているからこそ、スノーモービルでいける場所!そして、地元の人にとってはスノーモービルはオフロードバイクのようなものらしく、80歳から20歳までツーリングを楽しんでいました。結構な凸凹と道を地元の名ドライバーの腕でつきすすみ、表れたのは絶景でした。
前日みた姿とはまったく違う。これも利尻のピークです。いやー奥深い
その後、ちょこっとスキーもして、飛行機で帰りました。
利尻の雄大さとHさんをはじめ島の人たちの暖かさに圧倒された休暇になりました。
勝手に便乗してよかった。そして、また行きたいです。