Date : 2017/6/24
Member :フジ、ゼロ、ガッキー、組長
Timeline :ゲート0812~入渓点0910~1047大滝~1228大滝上~1416登山道~1715ゲート
Author :組長
ついに奴らは裏丹沢にも進出していたのだった・・・
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最初の滝からなかなかの水量でコーフンする |
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一見、難しいそうな直瀑は・・・ |
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左からフツーに登れた。少し外傾しているけどホールドはいい。 |
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そしていよいよ・・・ |
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焦らす前衛の滝・・・ |
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焦らされる僕ら・・・ |
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来た、主・・・ |
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中間のテラスまではボロボロかつ20mノーピンのランナウト。Ⅲ |
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ここに狭いテラス。効いてないリングボルトとピトンあるよ |
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二人でいっぱいのテラスから、比較的硬い上部へ。ブッシュと水流を避けて左のルンゼを登って、最後は落ち口にトラバース。カムがガンガン決まるので高度感が心地よくなる。Ⅲ+~Ⅳ-。 |
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滝上から見るとやっぱ高いね。 |
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のんびり見物 |
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最後のトラバースが核心かなぁ |
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トラバース後は簡単 |
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滝の上はいつも穏やか |
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最後は土の斜面にジタバタしながら丹沢名物、可愛い山ガールとの遭遇・・・はなかった。いたのはムサイ野郎ハイカーだけだ。 |
そして、靴ひものあたりに奴らが・・・。
裏丹沢はすでに奴らの支配下にあったのだった・・・。
話がガラリと変わりますが、そして今更な感はありますが、関東の沢ヤであれば誰もがお世話になっていたであろうヒロタ氏が奈良県の下多古の沢で琵琶の滝から滑落死したと知りました。ヒロタさんのブログから、記録の少ない沢の貴重な記録を入手し、貴重な遡行図を提供してもらい、まだ見ぬ沢への憧憬を強めた沢ヤがどれだけ多かったことか。ヤバイ沢の記録は溢れているけど、ヒロタさんの記録は、平凡なサラリーマンがフツーに行けて、かつ、手応えのあるやりがいのある沢の記録となっていて、大いに参考になりました。
そして、沢登りというものの危険性を改めてしっかり心に刻む必要がありそうです。50mの滝を登っていて、20mランナウトしている。落ちたらおそらく死ぬでしょう。アルパインでもそうですが、そういう中で僕らは活動しています。ひとたびミスをすれば人間なんか簡単に死んでしまいます。いつだったか、北アルプスの岩稜で見たゴム人形のような落ちる人間の姿・・・。なかなか見つからない冬に遭難した弟を探すために毎週吊り尾根を双眼鏡片手にあるくおじさん。雷が足の先から抜けたあとのある人。それなりに山をやっていると、それなりに悲しい場面に遭遇してきます。
慢心せず、技術を磨き、知識を蓄え、山に謙虚に向き合いたいと思います。そしてこれからも、ヒロタさんがそうであったように、山を、沢をライフワークとして、人生を楽しんでいけたらと思います。
ヒロタさん、ありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。