Date : 2020/11/21
Member : U-16、みの、Tom、よっしー
Timeline : 11:00駐車エリア-11:20取付き-17:00懸垂下降地点-18:00駐車エリア
Author : よっしー



街の風もすっかり冷たくなってきた今日この頃。
小川山へ来るのは、今年はこれで最後になるだろう。

前々から行きたいと思っていたマルチピッチルート「野猿返し」。
ここ1~2年、ロクスノやマルチピッチ本にも掲載され始め、初心者向けとして登られているルートだ。

久々のマルチは、ぼっち♂メンバー(よしみは都合つかず)と、頂の仏・Tom様と挑むことに。

クライミング自体は易しいが、ほぼオールナチュラルプロテクション(人工支点が無く、カムや立木等を使って支点を取る)のルートということで、心して行くこととした。

当日朝発だったのだが、三連休の初日だったためか高速渋滞にハマってしまった。

第3波でコロナ感染者も増えてきているというのに、みんなどこへGO TOしてんだよ(お、お前もな)、というしょーもない文句を言いつつ車を走らせる。

アプローチ

野猿返しのアプローチは、いつもの廻り目平キャンプ場の駐車場までは行かず、手前の分岐から東股沢の方へ入っていく。

沢の堰堤がある付近に車を停め、みな準備を整える。

渋滞の影響で既に11時を回っていたので、あまりゆっくりはしていられない。

取付きまで行くには、渡渉が必須だ。
さすがに11月の沢の中へドボンしたくないので、安全に渡れそうな箇所を探す。

堰堤のやや上流の方に、誰かが丸太を置いてくれているところがあったので、そこを通っていった。

ご丁寧にケルンが積まれている箇所がいくつもあり、道しるべとして有難く使わせてもらう。

取付きまで20分とのことだったが、そこまでかからなかったように思う。


今回は「Tom&僕(よっしー)」「みの&U-16」でペアを組むことにした。

じゃんけんで勝ったTomが、リードで先陣を切る。



※以下のピッチ数は各自の判断により異なるので、あくまで参考※

1P目

1P目の6~7mほど直登するところに、1つだけボルトが打っている。

しかし、左上していった方が易しいため、そちらにラインをとっていく。

その後はいっさい人工支点はないため、カムをとりながら慎重に登る。
Tomは一度ルートを見誤ったようだが、冷静に対処していった。

2P目

2P目からはいよいよ稜線へ。気持の良い景色が一望できる。



どこでピッチを切るか少し迷ったが、岩のせり出している箇所の立木にアンカーが取れそうだったので、そこで切ることにした。

この日は快晴だったのだが、強風のため稜線でじっとビレイしていると非常に寒かった。
後から登ってきたTomも、ブルブル体を震わせていた。

過去のわんわんのブログにも書いてあったが、ロープが屈曲してセカンドビレイするのが重くて大変だった。
あやうくビレイで腕がパンプするところであったぞ。

3P目

3P目は細いリッジが続く。

僕がビレイをしていたのだが、完全にTomの姿が見えなくなり、沢の音で互いの声もかき消されてしまう。
かすかに聞こえる声をもとに、行動を切り替える。

フォローで登っていくと、細いリッジであるものの足場はしっかりしており、ほぼ歩きのようなピッチだ。

この辺りに来ると風も落ち着き、楽しい稜線歩きとなった。

4P目

4P目は核心ピッチで、ここは僕のリードパート。

少し登ってからリッジの立っている右側にルートをとっていったのだが、そこからずっとほぼ歩きの道が続いており、いっこうに核心めいた箇所が出てこない。

ルーファイに時間がかかってしまい、同じ場所を行ったり来たり。

間違えてトラバースした箇所

下山後に改めてトポを確認すると、右側のトラバースする道は誤りだったようだ(正面のピナクルを直登するのが正規ルート)。

核心部を思いっきりスルーするという、何とももったいないことをしてしまった。
せっかくのインスタ映えが、、

不完全燃焼ではあったが、時間もないため気持ちを切り替えて次へ進む。

5P目

5~6mほどの壁があり、カムをきめて登る。だがホールドはしっかりあるので、落ち着いて登れば問題ない。

6P目

樹林帯に入り、ロープを出さなくても問題なさそうだったため、ノーロープで進んだ。

7P目

こちらもほぼ歩きだが、先が読めないので、念のためビレイしてもらいながら進んでいった。

ここもノーロープで良かったが、少しアップダウンがあり、ロープを出した方が安心ではある。

懸垂下降

樹林帯をさらに進んでいくと、懸垂下降地点の木が立っている。

新しめの残置スリングと環付きカラビナがあり、ここで25m懸垂だ。


懸垂の準備をしているうちに、すっかり日も暮れてしまい、ヘッデン下山。



下降路を下り、20分ほどで無事元の場所へ戻った。

メットとギアを付けたまま運転席へ乗り込むU-16
(仕事を終えた工事現場の人?)


紆余曲折あった野猿返しだったが、なんとか無事終えることができた。

序盤は寒かったが天気に恵まれ、とても気持ちの良いルートだと感じた。

初級マルチとはいえ、安全確保の技術は必須であり、アルパインを目指す登山者にとっては特に良い練習となるルートだと思う。

また暖かい季節になったら、是非みんなにもチャレンジしてほしい。

このブログを検索

人気の投稿

最近の投稿

Archive

QooQ