北岳バットレス第4尾根

2022-08-08


Date : 2022/8/8-9
Member :ヤマ、まほ
Timeline :8日 広河原〜白根御池小屋〜偵察bガリー取付き手前まで〜白根御池小屋
9日 白根御池小屋〜bガリー〜北岳バットレス第四尾根〜北岳山頂〜白根御池小屋〜広河原
Author :まほ

ボル仲間のヤマさんとまほ。
今はなき新宿ボルコムからはじまり、ジムでボルる仲間だったけれど一緒に山に行くのは実は初めてでした。

前々からヤマさんの北岳バットレスへの熱い思いを聞きながら、自分にはまだ早いんじゃないかうんぬん考えていたところ、夏休みにお声をかけてくれた。
楽しいこと間違い無いと確信。


なんと登攀日は天気予報はピーカン!

談合坂で朝ごはん。

芦安駐車場で準備して登山タクシーで広河原へ!


8:34 広河原。いざ北岳へ出発。

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11:12 白根御池小屋到着
早速テント設営したり、明日の装備の確認。
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小屋きれい。

憧れの御池沿いにテント設営。

明日のガソリン。

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こう見えても装備確認中のヤマさん。


1日目は下見ということで、目標はbガリー取り付きまで。

登山道を登ってバットレス沢に到着。


なんか悪いし、ザレてる。




時間的にもあれだったので、bガリーに辿り着く前に引き返すことに。

ちょうどバットレス沢出合に辿り着いたところで雨がポツポツ、そしてザー。
大岩で切ない雨宿り。

ガチャ類を大岩の下にデポ。

デポったガチャに後髪引かれる思いでカッパをかぶって小屋に戻る。


道中、残してきたガチャの総額を計算していたら胸が苦しくなった。

テン場に戻ると案の定テントはびしょ濡れ。

萎える。

雨は止んだし気を取り直して晩御飯は安定のグリーンカレー。

ポートレートできゃっきゃと遊ぶ。

https://drive.google.com/uc?export=view&id=1G0reFwBoD4K6NDTlE3UGZsn9CioonvDy
お気づきいただけるだろうか。。。




1時起床
ヤマさんの朝ご飯うまい。

2:21 出発

下見はしといてよかった。
出合にデポっていたガチャ達は無事だ。
もう離さないよ、

暗闇の中登攀準備。
もうずっとドキドキとワクワクが止まらない。

昨日下見に来たところまで来て段々と日が差してくる、同時にガスが上がってきた。

bガリー取り付き。



cガリーまで草付きをトラバース。
踏み跡は明瞭。

cガリー、前情報程悪くは無い。

ヒドゥンスラブ、苔てるが見た目ほど悪くない、けど濡れてる。

そのすぐ先に第4尾根取り付き。

時間的に大丈夫かしら、だったのでここでヤマさんに「行きますか?」
少しの沈黙の後で、ヤマさんのファイナルアンサー
「行こう」
互いここで腹を決める。


・1ピッチ目 まほ
フットジャムがよく効く。
悪いのは1手目のみ、その後は快適なスラブ。

・2ピッチ目 ヤマ
トポ通り階段状の岩場。

・3ピッチ目 まほ
白い岩のクラック。
悪くなかったので思わずランナウトしてしまった、良くない。

・4ピッチ目&5ピッチ目 ヤマ

途中良さげな支点なく繋がってしまった。
Ⅲにしては難し過ぎて、これが北岳の本気かと思った。
登り切ったところ(マッチ棒)でヤマさんが苦笑いして待っていた。

・マッチ箱


下降点通り降りていくとハーケンが打ちまくられているところに降りる。次のピッチはそこから。

・6ピッチ目 ヤマ


カンテ上のクラックを使っていたが難しそうだった。
カンテ横のカチがよく効いた。
バックにマッチ箱。


・7ピッチ目 まほ
リッジ沿いをそろそろ登る。グレードの割に悪い気がした。


・8ピッチ目 ヤマ


左手に崩落した岩壁がおどろおどろしくてかっこよかった。
トラバース。


「写真撮ってー」と結構余裕なヤマさん。

・9ピッチ目 まほ
最後のラスボス、チムニー。



残置ハーケンはガタガタで使い物にならない。
決まり過ぎた残置カムの方がまだまともだった。

一ノ倉沢中央稜に行く前にヤマさんから、チムニーは中に入り過ぎない方がいいよというアドバイスを思い出しながら、あんまり中に入り過ぎないように頑張った。

ヤマさんも登攀完了!
感無量!



頂上までの道すがら、白嶺縦走中には見られなかったたくさんの種類の高山植物のお花畑になっていた。
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ここまで登らないと見れない、アルパインの醍醐味だなあと思った。

頂上でお兄さんに写真を撮ってもらい、バスの時間があるのでダッシュ下山。
ここに来て景色が姿を表してくれた。

テン場に着いて荷物をまとめていると、また雨が。。。
恵まれない私たち。

荷物をまとめてまたダッシュ下山。
なんとか間に合った最終バス。

ヤマさん、憧れの北岳バットレス登攀おめでとうございます!
そして今回のパートナーに選んでくれてありがとうございました!
また山やりましょう。


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