Member :まるひ(CL)、こう
Timeline :
Author :こう
まだ薄暗い中、スタートし、快調に富士見平小屋に到着。
少し休憩して、すぐに取りつきに向かう。
ダルマ岩通過。
大ヤスリ岩基部から、右側の樹林帯に入るが、目印としてテープが木の根に巻いてある。
取りつきまで行くと、デポした荷物を回収するのが大変なので、樹林帯から10mほど中に入ったあたりの平らなところにてガチャ類の準備を行った。
余分な装備はデポし、南壁沿いに取りつきへ向かうが、切り立っていて下に下りれない為、デポした場所に戻り、少し降りた位置から南壁へトラバースしたところに一つ目の洞窟が有り、また明瞭な踏み後にもなっていた。
そこから1分程度で取りつきに到着。(登山道からだと迷わなければ5分掛からない)
いつものごとく、じゃんけんで登る順番を決める。
また負けた( ;∀;)
まるひ:奇数、こう:偶数
〇1ピッチ目 まるひリード
立木に取りつきの目印のテープが巻いてあり、その横のクラックを直上し、木の根をつかみながら、洞窟手前まで行く。
洞窟の入り口。
〇2ピッチ目 こうリード
洞窟その1
ヘッデンを点灯し、1つ目の洞窟の中へ。
ワイドクラック直上で、左の壁が出っ張っていて、セオリーだと左差しだが、散々試して、右差しでトップアウト。
暗くてよく見えない為、少し難儀したが、コツがつかめれば、難しくはない。
※C5、C6使用
〇3ピッチ目 まるひリード ※画像なし
洞窟その2(約5メートル)
洞窟というか、狭い岩の隙間をズリズリ抜ける感じ。
他の方のブログにもあったが、メタボチェッカーとはよく言ったものだ。
※C3
〇4ピッチ目 こうリード ※画像なし
緩い斜度の樹林帯歩きだが、滑落防止の為、プロテクションをとりながら登った。
※C0.75
〇5ピッチ目 まるひリード
ダルマフェース。
今回、一番楽しいところだと思う。
ハンドジャムやフットジャムが気持ちよく決まる。
登りきったところに有るピナクルでピッチを切り、ルンゼへ5m弱懸垂下降。
※C1、C2、C4、C5
〇6ピッチ目 こうリード
右のクラックでプロテクションを取りながらルンゼ直上
※C0.75、C5
〇7ピッチ目 まるひリード
岩稜帯+樹林帯
簡単な歩きだが、ルーファイで時間を要した。
〇8ピッチ目 こうリード
岩稜帯+樹林帯簡単な歩きで、山頂手前のクラックの手前でピッチを切る。
〇9ピッチ目 まるひリード ※画像なし
直上クラックからの岩稜帯歩きで山頂へ。
ここのクラックもハンドが良く決まるので楽しい。
あとは簡単な岩稜歩きで、瑞牆山山頂へ。
最後の関門は、またもやメタボチェッカー。
※C1、C2、C0.75
山頂に到着すると、晩秋の瑞牆を楽しむたくさんの登山者。
山頂から登ってきた岩稜帯を見下ろす。
八ヶ岳をバックに。日が傾きかけているが、瑞牆ブルー。
〇こうの感想
取りつきまでは順調だったが、ビレイ器を忘れでメインロープでの受け渡し、ムンターヒッチでの確保、前の終了点への忘れ物、ルーファイに時間を要すなど、反省すべき点が多数あり、時間を要してしまいました。
一つ一つを排除し、次回はにスムーズに登攀出来るようにイメージして挑みたいと思います。全体としてはクライミング的要素は低く、山頂に抜けた時の感動は、Joyful momentの様な感動は有りませんでした。
カムですが、最初の洞窟で、C5だけではランナウトの距離が長いので、C6は必要だと思います。
下山時に見つけたケルン。
どんだけ積み上げるねん。
○まるひ所感
・確保器を忘れてしまい2、5pは確保器をロープで上げたので余計に時間がかかった
・7pはルート取りに迷い8pの取り付きまでロープを伸ばしたが、流れが悪すぎたので1/3くらい戻って余計に時間がかかった
・7p>8p取り付きまではコンテで移動(15mくらい)
・ルート自体は正直オススメするほどではなかったが、ボルト、ハーケンは全く見当たらないのは初めてでよかった
・アプローチがそこそこ長いのでトレーニングとしてよい
・洞窟内のワイドはセカンドでも大変でJoyfulのワイドより難しいと思う
・ハンギングのセカンドビレイはヤンキー座りなども織り交ぜたが足腰疲れた
・ボロのナノパフがワイドによりボロボロになってきた(洞窟寒かった)