Date : 2022/11/12
Member :まり、ヤマ、バード
Timeline :851駐車場〜920取り付き〜1210鍬柄山ピーク〜1320取り付き〜1500駐車場
Author :バード


ブログを書くのも久しぶりになってしまった。

今年は、「山ヤの人生三大北壁」をオンサイトで継続登攀することになり、山や岩に取り付く機会もめっきり減ってしまった。

それでも、この季節になると乾いた風や岩肌が恋しくなってくる。

そんななか見つけた貴重な1Day。仲間たちとともにお手頃なルートはないかと探していたところ、カッコいい岩峰が目に入った。

鍬柄山。群馬県の里山にジャンダルムのような奇岩があるらしい。
なまったからだのリハビリクライミングには丁度いいと、我々は西上州を目指した。

5-6台くらいの駐車スペースから、アプローチすること20分程度で取り付き点に到着。
以下のヤマレコブログでは、6Pとのこと。

ビジュアルがいい

1P(バード)
下から見上げてみると、ところどころにハーケンが打ってある。
そして、どこからでも取り付けそうである。
どうせならと、今回のクライミングでは残置を無視して、オールナチュプロで登ってみようと、クラックの走るラインを選択。
体感Ⅲくらい。カムはマイクロサイズから、#3までを持参。

取り付き右側のラインを選択

2P、3P(ヤマ)
トラーバースからのクライムダウンなのだが、
クライムダウンパートがあまりにも短いので繋げることに。


4P(まり)
メインとなるピーク下の垂壁パートの最初。
リングボルトが乱打されているが、男らしくまりが、残置を無視しながらロープをのばしていく。
藪のなかの松の木でピッチを切る。

ちょっとしたラインナウトが刺激的

5P、6P(バード)
頂上下のピッチ。右側にフィックスロープが張ってあるが、ホールドは豊富で、カムでプロテクションをセットすれば、直登っぽいラインどりができそう、ということで登攀開始。
気がつけば、ピークに到着。Ⅲくらい。





もう11月だというのに、南面だからかポカポカの気候のなか眺望も素晴らしい。
グレードこそⅢ程度だが、残置を無視してオールナチュプロで登れば、満足感は十分。
はじめてのバリエーションルートにもいいんじゃないだろうか。

帰りは懸垂でも戻れるものの、登山道から素直に下山。
ただこれも、鎖場の連続で、ちょっとしたスパイスになっている。


取り付きにもどり、トップロープで遊んで下山。

カッコいい山を、自分たちで考えながら、自分たちの力で登る。
やっぱり山のなかでの岩登りはグレードに関わらず楽しい。
そんなことを思い出した晩秋の鍬柄山でした。

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