編笠山 - 権現岳

2009-06-06

01_無雪期 i_八ヶ岳

Date : 2009/06/06-07
Member : もとき、ひろみん
Timeline : Day1. 10:00観音平 - 12:30押手川 - 14:00編笠山 - 15:20青年小屋 Day2. 5:00青年小屋 - 6:45権現岳 - 12:00観音平

小雨がパラつくなか、観音平から登り始める。登りは2組だけで、とても静かだった。鳥の声がよく聞こえた。


雨上がりの霧のなか、押手川周辺の原生林を歩く。幻想的な雰囲気が漂い、もう最高。2人なので、ペースを気にせずのんびり歩いた。




編笠山頂は広く、岩だらけ。晴れていれば、360度の展望だったろう。


青年小屋。テントは10張りほど。若い人が多かった。



夕食はパスタと野菜炒め。新調したコッヘルが重かったが、楽しい。


夜、小屋主の竹内さん、ほかの宿泊客と飲む。自分たちはテント泊なのに、なぜか日本酒をガンガンいただき、感謝。室内にはヘリで持ち込んだというチェンバロがおかれている。宿泊客がバッハを弾いていた。
竹内さんのチョモランマ登頂ビデオを見せてもらう。8000mを越えてもタバコを吸い続けパワフルに登っていくので簡単そうに見えるが、凍りついた死体や高度障害でおかしくなっていく登山者など、話は壮絶だった。凍傷で指も一本失ったそう。ほかにもキレットでの滑落者、権現岳の山岳信仰、アイヌ犬VSカモシカ、などなど…興味深いお話を聞けた。深夜までご馳走になり、お礼を言ってテントに戻った。


3時起床。朝食に雑炊を食べ、荷物をまとめて出発。


徐々に日が出てきた。雲一つない快晴で、アルプス、富士山など大展望のなか歩く。編笠は名前の通りの形をしていて、愛らしい。


ギボシの通過は、鎖場のトラバースが続くため神経を使う。足場はしっかりしているので、難しくはない。落石が恐かった。


権現小屋におじゃますると、若い男性の小屋番が朝食にチャーハンを食べていた。BGMはここでもバッハ。素敵な時間ですね。


権現山頂の岩。剣が刺さっている。いつの時代のものかはわからない。岩の隙間でコーヒーを飲んだ。



下りは、青年小屋で天女山方面への道を勧められていたが、ガスっていたので予定通り観音平へ。


相変わらず森が美しく、ゆっくりと味わいながら歩いた。


総括:原生林に楽しい山小屋、岩場、鎖場とほどよくバリエーションに富んだコースでした。登山者も少なく静かで、都心からのアクセスもよく、少人数でのんびり歩くにはよいコースだと思いました。大満足です。

もとき

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