Date : 2009/11/21-22
Member :ちえ蔵
Timeline :
Day1 西沢渓谷入口バス停(10:05)~徳ちゃん新道(10:45)~戸渡尾根・近丸新道分岐(12:46)~木賊山(15:29)~甲武信小屋(15:42)
Day2 甲武信小屋発(06:00)~甲武信ヶ岳山頂(6:28)~破不山避難小屋(7:53)~西破風山(8:57)~雁坂嶺(10:16)~雁坂峠(10:39)~沓切沢橋(12:24)~下山(13:24)

 念願のソロテントを手に入れたので、一泊二日のテント泊山行に行ってきた。今回の目的は、山を楽しみつつ、テント泊の装備をひとりで背負って歩くトレーニングと、雪山に向けアイゼンや寒さに慣れること。

 塩山駅からバスに乗り、終点の西沢渓谷バス停で下車。カレンダーは三連休なので、大きなザックで奥秩父を縦走するとみられる方々もちらほら。バス停から舗装された道を約10分歩くと西沢山荘の手前に徳ちゃん新道の入口あり。ストレッチをして、穏やかな日差しの中、歩き始める。
 ザックの重さは15~6kgくらい(計ってこなかったけど、たぶん)。みんなと山行に行くときより、ソロは装備が重くなるかしらと思ったが、食事を簡略化し、おつまみ・お酒を持参しなかった為、案外ザックには余裕があった。「そんなにザックは重くないかも~♪」と余裕に思えたのも束の間、急坂になると、とたんにペースダウン。大汗をかきながら登っていくも、やはりmyテントはかわいいので、頑張る。徳ちゃん新道の途中で振り返ると、富士山とその裾野に重なる山々がきれいだった。

 戸渡尾根に入り、標高1900mあたりにくると雪が現れはじめ、木賊山のあたりでは積雪15cm程度。昨年お山を始めたころは、雪が出てくるだけで、ドキドキだったけど、白く静かな雪道は気持ちがいいなと、雪のサクサクを楽しみながら歩いた。


 16時前に甲武信小屋へ到着し、テン場の受付をする。テン場にはソロの方が6組ほど。テントはおうちで一度試し設営をして来たので、スムーズに張れた。テントの中に入っても寒いので、直ぐにお湯を沸かして、カフェオレで一息つく。静かでちょっと寂しいし、足先が冷たいのでシュラフに足をつっこんでいたら、うたた寝をしてしまった。
 18時過ぎに目が覚めて、レトルト中華丼とアルファ米のお夕飯。あっという間に夕飯が終わり味気ないのでおせんべいをつまみながら読書をする。気象情報を聞くのと、気分転換にラジオがあるといいなと思う。
 今回は外張りなしで、フライのみ。さすがに寝る時は寒かったので、防寒具の上に雨具着込み、靴下は二重プラスホッカイロ。ザックに足を突っ込んで寝たら、案外暖かかった。

 翌日は5時起床。5時半出発の計画だったが、あまり早くても山頂から景色が見えないだろうと6時出発に変更。しかし結局ガスで眺望はなし。そういえば甲斐駒も何も見えないソロテント泊だった。む~。


 テン場から甲武信ヶ岳山頂の往復ではアイゼンを装着したが、早朝ながら凍結箇所はなくスムーズだった。破風山方面への道も雪がサクサクしておりアイゼンをはずす。
 前日は天気も良く、汗ばみながら歩いたが、二日目はあいにくのガスと風で気温も低い。休憩のたびに、テルモスのお湯で元気を回復する。
 雁坂峠もガスで何も見えないので、さっさと下山。下山は眺望もなく、ちょっと味気なかったかな。

 事前の山小屋情報で15cm程度の積雪と聞いていた。足元は雪山用登山靴に12本アイゼンを持参。ハードシェルは持っていかず、雨具で寒さはしのげた。これまで一人で雪のある山を歩いたことがなかったので、今回はアイゼン使用の判断(結局ほとんど使わなかったけどー。)や防寒対策など、自分で考える良い経験になったと思う。次は雪山に向け、myテントに外張りを買ってあげなくては。

ちえ蔵

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