Member : すぐりん・まみ(記)
Timeline :
Day1
東武日光駅~東照宮・西参道~竜巻山~唐沢避難小屋
Day2
唐沢避難小屋~女峰山~赤薙山~霧降高原
梅雨でも支障なさそうで、1泊2日で近場…そうだ、日光だ!
ということで日光・女峰山に行って来ました。
Day1
朝起きてまずビックリ!ボッカのつもりで入れておいた、プラティパス2個のうちの1個から水が漏れており、ザックの底や床をしっとりと濡らしていました。慌ててザックを取り替え、荷詰めし直していると、防水のインナーバックに入れておいたシュラフもしっとり気味…。少し濡れている程度だったので、防水バックの内側に更にビニール袋を入れて間に合わせたのですが、結局一本電車を遅らせて、9:30に日光駅に到着しました。
西参道のバス停で下車し、西参道を進むと小さな石碑があり、その脇を更に進むと行者堂がありました。行者堂を左側から回り込むと、登山道の始まりです。
しばらく杉林を歩くと、視界が開け気持ちよい笹の原っぱが続きます。空からは時折、汗を冷ましてくれる程度の小雨が降り、気持ちがよいです。通る人があまりいないようで、人の靴底は一度も見ませんでした。見たものと言えば、動物の足跡や糞だけ。動物たちには人気のルートのようです。
笹原の間に岩が見え始め、やがて笹がなくなりちょっとしたガレ場になりました。ガレ場をトラバースすると、黒岩に到着。そこからは自然林が覆い繁る登りが続きます。久々に重い荷を持って歩いたので、もうこの辺りではバテバテになってしまいました。最後にもう一度ガレ場をトラバースして、ようやく唐沢避難小屋に着いたのは17時半でした。先客の東京からの6人パーティーは、日光駅~志津林道の終点までタクシーで12,000円で来たとのことでした。
疲れ果てて8時前にはもうシュラフに入りました。が、9時頃、ガタガタと物音がして目が覚めました。ヘッデンが着いているのが見え、そのうち足音が遠ざかる気がしました。この小屋についてネットで調べている途中に、同じように物音がしたという怪奇現象的記録を読んでいたので、もしかしてそれかもしれないと思いました。もう一度ここに泊まるのは気がひけます。
Day2
6時15分に小屋を出発。すぐにガレ場になり女峰山山頂に着きます。山頂から霧降高原まではそんなに大変ではないのですが、段差がある木の根っこを登り降りする箇所が多く、雨で湿っていることもあってちょっと時間が掛かりました。霧降高原のリフトを使って赤薙山までハイキングに来る人が多いらしく、赤薙山~女峰山の間は数人としか会いませんでした。
西参道から来たと言うと大抵の方が「大変だったでしょう」と言うけれど、赤薙~女峰の往復もけっこう疲れそうな気もします。西参道~女峰山山頂のルートの半分はなだらかなものの、標高差が約1,800あるので、みな大変に感じるようです。
赤薙山からはリフトを使って来たおじさん/おばさんパーティーがたくさんいたので、とってもにぎやかでした。リフトの下は一面にニッコウキスゲが咲いていました。優雅に降りて行くリフト客を横目に、こちらは雨水をたっぷり含みヌルヌルになった登山道を約1時間掛けて下山。ちょうどよいタイミングで来た駅行のバスに乗り、「栃木牛めし弁当」を食べながら帰京しました。たいした雨にもあわず緑は美しく、なかなか良い山でした。