甲斐駒ケ岳/黒戸尾根

2010-08-08

01_無雪期

Date:2010/08/07_08
Member :まみ
Timeline
Day1:白州駐車場~七丈小屋
Day2:七丈小屋~甲斐駒ケ岳山頂~駒津峰~双児山~北沢峠

金曜夜新宿発のバス乗り場はとても混み合っていました。こんなにたくさんの人が、これからそれぞれの山行をするのだと思うと、なんだかワクワクします。


あら!?知った顔があると思ったら、おととし一緒に谷川の馬蹄形に行ったA木さんでした。バスの方は、到着時刻が早いこともあってあまり眠れなかったので、今度来る時は電車+taxiでもいいかもしれません。

<Day1>
4:00駒ヶ岳神社着。駒ヶ岳神社の裏の吊り橋を渡ると、ツキノワグマに注意!の看板が幾つもありました。鈴は持参していませんでしたが、樹林帯の中はまだ夜が明け切っていないので、鈴を持って行った方が気休めになりそうです。ひとり黙々と歩いていると、上の方でバキバキッと木の枝が折れる音。幸いなことに音の主は猿でした。ほっ。


段々と夜が明けて来るのを実感しながら、ひとり樹林帯を黙々と歩くのはこの上なく気持ちがよいものでした。黒戸尾根は「日本の三大急登」と言われますが、実際にはそれほどでもなく、「三大…」と言われたのは梯子も鎖もなかった時代の話なのかなと思いました。疲れてふと立ち止まれば、木々やキノコ・苔など様々な動植物が、いつでも何事もなかったかのように美しくたたずんでいて疲れを癒してくれます。


樹林帯を抜け、刃渡りの部分で初めて気を使う箇所が現れます。もう少し歩けば刀利天狗だろうし、そこで一本挟もうと思いながら刃渡りを渡り終えたところに、また新たな梯子が出て来たのにはがっくりです。刃渡りから30分後くらいに、ようやく刀利天狗に着き休憩。刀利天狗~五合目小屋跡まではなだらかな道が続くので、時間を巻くのにはちょうどよいです。



五合目小屋跡で大休止の後は、一生懸命梯子を登るのみです。七丈小屋に着いたのは午前11:30前。途中までコースタイムより遅れていたのに巻き返したのは、水がなくなりそうだったからでした。樹林帯の暑さでガブ飲みしてしまったので、途中からは小屋に着くまでに飲む量を計算しながら飲み、ギリギリ持ちこたえました。七丈小屋の前でオコジョに会いました。ソロの泊まり山行はまだ2回目。一人で食べる山ご飯にはまだ慣れておらず少し寂しく感じ、にぎやかなテントがうらやましく感じたり。

<Day2>
1時間ほどハイマツの生い茂る中を歩くと、八合目の鳥居に着きました。去年と比べて少し荷が重かったので、岩の部分は後ろにふられないよう気をつけました。今より体重が12-4kg増えると、こんなに細かな動きが面倒になるのかと実感。太りすぎないよう気を付けようと思いました。初めの方の階段状になっている石の手前で道を間違えました。踏み跡がしっかりしていたので、同じように間違える人がちょくちょくいるようです。山頂まで後はただ三点確保でしっかりゆっくり行きました。



山頂に着くと、なんと沢ヤさんの姿がありました。どこの沢に登ったのかお伺いしたところ、オーレン谷右俣とのことでした。坊主谷までは緑の釜が続き遊ぶのに最適だがそれ以降は大変悪く、ぬめる50mとか、マキでもロープを出したとか、二度と行きたくない等、沢中3泊の大変な沢とのことでした。帰ってから少し調べたところ、沢が凍る冬に行く人も多いようです。


日曜の朝だったため、北沢峠から登ってくる日帰りの方が多く、山頂~駒津峰まではコースタイムの1.5倍ほど掛かっていました。駒津峰からは、仙水峠経由と双児山経由の2ルートありますが、仙水峠からの人の方が多そうに見えたので、空いてそうな双児山経由で降りました。案の定、双児山経由の道は空いていましたが、何年も手を入れていないんじゃないかというくらい整備がされていない感じでした。北沢峠に下山後聞いたところによると、この日の朝、北沢峠にいた人なんと2,000人、仙水のテン場のテントの数は約200張だったそうです。どうりで人が多かったわけです。そのため、嬉しいことに臨時バスが出て早めに帰ることができました。天気にも恵まれ、ゆっくり歩くことを楽しめた週末でした。

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