8月会山行 八ヶ岳集中山行 天狗尾根

2010-08-28

00_会山行 i_八ヶ岳

Date:2010/08/28-2010/08/29
Member:すぐりん(CL)、のりさん、まみさん、たなか(記録)
Timeline:
Day1:美し森(10:10)~出合小屋(12:30)~天狗尾根(14:30)~ビバーク地(15:00)
Day2:ビバーク地(04:50)~大天狗(06:50)~赤岳(09:00)~赤岳鉱泉~美濃戸口

集中山行で8月29日9時過ぎに、3パーティー、13名が赤岳に集中しました。


<総括>
8月の会山行は、初めての集中山行を行いました。3パーティー、13名が参加し、全員が赤岳山頂に集中しました。山頂で、のりさんの誕生日のお祝いを行い、楽しい山行になりました。

計画の取り纏めを行ってくださった、ろうたさん、各パーティーのリーダーを行ってくださった、さとこさん、ひろみん、すぐりん、ありがとうございました。

個人的なコメントを書かせていただきますと、全参加者が山頂に集中できたことで、一体感の生まれた山行になったと思います。計画当初は山頂での集中には拘らず、八ヶ岳山域に入れば良いと考えていましたが、山頂での集中の楽しみ、充実感を味わうことが出来ました。

わたし自身、集中山行を行いたいという希望が強く、今年の会山行として計画したものの、山域の選択に悩み、また、参加者が少なく集中にならないのではという不安があり、昨年から考えるたびに気が重くなっていましたが、多くの方が参加し、また、集中山行の楽しみを味わうことができ、嬉しい限りです。

今後の課題としては、天気が悪い場合、集中が遅れたパーティーが出た場合の対応の検討が必要と考えています。
また、無線の免許を取得しパーティー間の連絡を取り易くする、バリュエーションの計画が複数出せるようになると、選択可能な山域が増える等、今後更に充実した集中山行が出来ると考えています。

<以下は、天狗尾根の報告です>

Day1
清里駅で集合、美し森から歩き始めます。
最初は林道、その後、川原を歩き、2時間ほどで出合小屋に着きます。沢から出合小屋に入る場所にある岩に、青色のペンキで大きな丸の目印があるのでわかり易いと思います。


<出合小屋>

赤岳沢沿いをしばらく歩き、尾根への取り付きを探します。ガイドブックでは、出合小屋から15-30分歩き尾根へ向け登るとありますが、登り易そうな箇所がなかなか見つかりません。赤岳沢は昔は登山道だったのか、なぜか、あちこちに赤テープがあり、混乱させられます。結局、1時間弱歩き、ルンゼから登りました。ヤブがひどく、尾根に出るまで1時間ほどのヤブコギになりました。尾根に出てから、少し歩くと、ビバーク予定地の2100m付近の平坦な場所に着きました。
1日目はここで行動をやめ、ツェルトを張る練習をしたり、のんびりします。

Day2
3時30分起床、5時前から歩き始めます。天狗尾根はヤブっぽいものの、はっきりした踏み跡があり、快適に登ります。視界が開けた場所で後ろを振り返ると、雲の上に頭を出す富士が見えます。

<富士>

カニのはさみは左から簡単に巻き、小さい岩峰を直登します。次の岩峰は、残置のフィックスロープをカラビナ通しで巻きます。

<カニのはさみ>

すぐに大天狗、小天狗が現われます。大天狗は登ることは想定していませんでしたが、ハーケンがベタ打ちされおり、簡単そうなので、直登します。登っている最中に、キレット小屋から登ってきたさとこさんパーティーがこちらを見ていることに気がつきます。登山道から見る、天狗尾根を登っている姿は、バックに富士があり、映えるそうです。ハーケンに導かれるまま登っていくと、懸垂の支点がありました。懸垂は30mロープで足ります。

<登山道から大天狗は、こんな感じに見えるようです>

<大天狗は懸垂下降で下ります>

小天狗は、すぐりんとのりさんは、小天狗のすぐ左を登っていきますが、岩が脆すぎて、ロープを出しました。小天狗を過ぎるとあっという間に登山道です。

なんとか、予定の9時に赤岳山頂に到着。ひろみんチームも少し遅れて合流します。

のりさんの誕生日が近いということで、山頂でケーキと、スパークリングワインでお祝い、記念撮影を行い、下山しました。




天狗尾根についてですが、冬に楽しいルートという情報をよく耳にします。次は積雪期に訪れたいです。

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