裏銀座

2010-08-19

01_無雪期 l_北アルプス

Date : 2010/08/19-22
Member : のり、鴨ちゃん(友人)
Timeline :
8/19 高瀬ダム - 烏帽子小屋 - 烏帽子岳
8/20 三ツ岳 - 野口五郎岳 - 鷲羽岳 - 三俣山荘
8/21 三俣蓮華岳 - 双六岳 - 槍ヶ岳山荘
8/22 槍沢ロッヂ - 横尾 - 上高地

今夏縦走第二弾で裏銀座縦走に行ってきました。


1日目
前夜新宿からバスで出発。4:30に信濃大町駅に到着。
七倉のゲートが開かないからということでしばし駅のベンチで仮眠。タクシー相乗りの仲間を待っていたら2名合流して、高瀬ダムへ。

北アルプス3大急登の一つ、ブナ立て尾根を今日はひたすら登るので焦っても仕方がないからと結構のんびり準備。トンネルくぐって河原を渡り、水場を通過して工事現場のような階段からNo.12スタート。長いな・・・。登り始めは晴れ間も見えたのだが、次第に雲が出てきてNo.4の槍見平からも何も見えなかった。楽しみはカウントダウンのみ。しっかりつられてしまいました。

登りきったら一面に広がるお花畑が迎えてくれる。休憩しながら烏帽子小屋から少し下ったテント場でテントを張り、身軽になってから烏帽子岳ピストン。周辺はのどかなのに、烏帽子山頂だけは険しい。

雪解け水で冷やしたというビールは本当によく冷えていたが、水場がないので消毒した天水を購入。暑いし風も気持ちがよかったのでテントの外で夕飯を食べたのですが、大量のヤブ蚊に刺され放題。4日間かゆくてつらかった・・・。外で食事をする時には要注意です。

2日目
今日は10時間を超えるコースタイムなので4:50頃出発。
天気も回復しているようで進む先のルートがしっかり見えて、心強い。
と思ったが、富山側からどんどん雲が上がってきてあっという間にガスがかかってしまった。こうやって天気って崩れていくのね。
唯一出会った雷鳥の親子。子供の毛がまだふわっと残っていてかわいらしい。


野口五郎小屋に着く頃には天候が回復して、また景色を見ながら進めるようになった。ここで少し水を汲んでいこうかと思っていたけれど、こちらも天水を購入なので何とかなりそうだから諦めた。
三俣山荘まで行くと告げると、鷲羽岳からの下りは急坂なのでワリモ北分岐でデポジットし鷲羽岳はピストンして黒部源流経由で行く方が早いと勧められる。コースタイムは大分ちがうようですが、ん・・・分岐で考えよう。
少々の上り下りを繰り返し水晶小屋へ到着。トウヤクリンドウ真っ盛り。もうすぐそこまで秋が来ている。大汗かきながら不思議な感じがする。
ここでデポして水晶岳の往復。結局ワリモ北分岐でデポせず鷲羽岳へそのまま行き、三俣山荘へ。確かに下りは急坂で少々ガレてもいましたが、とくに問題ないような。黒部源流には行けなかったので、雲ノ平に行く時に是非よりたい。
三俣山荘のテント場の水場はちょろちょろと気長に溜まるのを待つ感じ。女子大生の約10名パーティはキャッキャと楽しそうだったが、9時を過ぎてもおしゃべりに花咲かせていたら怒られていた。確かに筒抜けでしたが、お互い気を使いましょう。

3日目
今日も天気が良さそう。三俣蓮華岳手前でご来光。

稜線ルートで双六岳へ。笠ケ岳から剱まで行く2週間合宿中の学生に会ったが、7日目というのに爽やか。朝だからかしら?
双六小屋へ向かう道は360℃深い山に囲まれていて、妖精が出てきそうな雰囲気。時間に余裕があるならばしばし佇んでいたいと思うようなところでした。
この先は槍ヶ岳までひたすら登る。北鎌尾根から大キレットまでズラーッと並んだ稜線がとても美しい。と、同時に遠い・・・。まだあの先なのかとめげそうになった。


槍ヶ岳へ向かう人と下る人で出会う人が多くなる。お互いに励まし合いながら、槍ヶ岳を目指す。のどの渇きに任せてハイドレーションから遠慮なく水を飲んでいたら、稜線上でお腹がピンチ!隠れるところがないので、水ののみ過ぎには注意です。

千丈沢乗越からの登りはガスがかかって行く手が見えなくなったが、ようやく到着。あー、もうこれで今回の登りは終了。3日目は土曜日なだけあり、槍ヶ岳山荘はごった返していた。結構広いはずだが、座る場所を探すのが大変なほど。穂先もルートが分かるぐらいに人が並んでいる。とにかくすごい人・人・人。テント場もごった返していました。

4日目
長かった縦走も今日が最終日。混雑を避けて早めに下山することにした。結構な数の人が穂先に向かっている。定員あると思うんだけど、あそこでのご来光はきっとすばらしいのだろうな。いつか拝みに行きたいと思う。

横尾へ到着して一安心。徳沢のソフトクリーム食べたりのんびり上高地まで。


3泊4日は、なかなか長い。今回は4日間とも天候に恵まれ充実した山行になったけれど、稜線歩きなので悪天なら全然違ったものになっていたと思う。双六周辺の奥深い山々は久しぶりに心に焼き付いた景色だった。来年は表裏セットで歩こうかな。

(のり)

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