石尊稜

2011-02-07

03_積雪期 i_八ヶ岳


Date : 2011/2/5-6
Member : すぐりん、もとき(報告)
Timeline : day1: 美濃戸口(10:30)ー南沢小滝ー行者小屋ー偵察ー行者小屋(16:30)
day2: 行者小屋ー石尊稜(3h)ー地蔵尾根ー行者小屋ー美濃戸口(14:00)

念願の石尊稜。すぐりんと行ってきました。

day1
美濃戸口で、ちえ蔵に会いました。ガイド山行で、阿弥陀北稜とのことです。

行者小屋への道すがら、南沢小滝に立ち寄ったところ、先行パーティのご厚意で1本ずつ登らせてもらうことができました。

 
<いい練習になりました>

もときは1ヶ月ぶりの山行ためか、体力的にしんどく、行者小屋についたときにはフラフラです。

疲れた体にむち打って、取り付きまで偵察に出ました。行者小屋から鉱泉へ行く途中にある橋を、右に入ります。すぐに二股がありますが、右手へ。しばらく進むとまた二股になるので、再度右手へ。すると、石尊稜が見えてきます。

 
<中央が石尊稜 雪のない部分が下部岩壁>




day2
5時過ぎにテントを出て、6時半頃に取り付きに到着しました。しっかりしたビレイ点が2箇所あります。後続にガイドパーティがいたので、奥の方を使いました。

すぐりんがリードで、核心の下部岩壁に挑みます。見た感じ雪も氷もなく、「氷った草付きにダブルアックス~いやらしい~」というイメージとだいぶ違います。ホールドもスタンスも多少細かいですが、階段状のスラブで、正直簡単でした。アックスは片手のみ、少しだけ使いました。支点も、等間隔である程度付いていました。ただ、ルートの取り方次第かもしれませんが、上部はちょっと嫌な感じのトラバースでした。

<雪があると苦戦するかも>

中間部はコンテで進みます。きれいな雪稜でした。多少傾斜がキツいところもありましたが、ピッケル一本あれば充分です。雪屁には注意しました。






上部岩壁も、難しくありません。1P目をもときがリード、2P目はすぐりんに交代して進みます。

<上部岩壁 凹角からリッジへ>

<リッジ リード中>

今回はほとんどコールをしませんでしたが、ご一緒したガイドさんに良いことだと言われました。海外で活躍している日本人クライマーにも、「コールは無駄」という意見を持つ人が多いそうです。僕らは、声が届かない状況が多かったので、いつの間にか慣れただけです。しないならしないで、もう少し約束事を明確にした方がよいと思いました。

と言うわけで、最後はコンテで石尊峰へ。やったー!!!!!


それにしても、雪山の稜線を歩くのって気持ちいいですね。この日は晴天で、北アルプスから何から全部きれいに見えました。疲れも忘れてしまいます。

<赤岳さんとフジヤマさん>

とにかく今回は疲れましたが、その分、稜線に抜けたときの感激はひとしおでした。今度は雪のある時にチャレンジしたいですが、その時に自分が下部岩壁をリードできるかと言うと…分かりません。

帰りは、ちえ蔵のガイドさんだったG藤さんに車で送っていただきました。予定外の温泉にも入ることができました。G藤さん、ありがとうございました。

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