Member :Akko、Lucy
Timeline :18日広河原～右俣～肩の小屋
19日肩の小屋～北岳～肩の小屋～草スベリ～白根御池小屋～広河原
Akkoさんと2人で1泊2日北岳へ行ってきました。
毎日あるぺん号で金曜夜に竹橋出発～芦安まで。芦安で2時間弱の仮眠を取り（眠れませんでしたが）、芦安～広河原へ乗合タクシー乗車。7：00広河原からスタートです。広河原インフォメーションセンターのトイレでiPhoneを落とし液晶を割るというハプニングもありましたが、きっとこの山行の災厄を一身に身代わってくれたに違いないと思いあまり気にしないようにしました。
Akkoさんも私も、1人用のテントしか持ってなかったので、1人1つテント持参です。贅沢にも山上で個室です！（推定）15～18㌔くらいの重みを肩に感じ、歩みを進めます。小さな1歩でも、積み重ねると高いところまで行けるものです。大樺沢を上って右俣の登りでへろへろになりましたが、くらいのペースで進んでいた若そうなメンズも「へろへろだ～」と言ってよく休憩していたので、自分だけへろへろじゃないことを確認して安心しました。
草スベリとの合流点、小太郎尾根分岐付近になると、稜線がすぐそこに見えるので、俄然やる気がでました。Akkoさんが「ライチョウが出そうな天気だね」と言うので目を凝らしていたら、遠くの方で鳥が飛んでいましたので「あれはライチョウですか?」と聞いたら「ライチョウ飛ばないからww」と冷静なツッコミを頂きました。ライチョウて飛ばないんですね。。勉強になります。
12時過ぎ、雲行きが怪しくなりながら北の肩小屋到着、テント張るころには雷雨でした。私のテントは海外バックパッカー時代に使っていたもので、長いこと使っていなかったため山行前に部屋でテント張りの練習をしたのですが、実地ではペグが思うように刺せなくて苦戦。石とかで対応して何とか設営、テントの中で嵐が過ぎるのを待ちます。1-2時間？大好きな辛ラーメンを作り食べていると、晴れました。テントの外へ出てAkkoさんから周辺の山々の名前を教えてもらうなどし、登山中は忌まわしくて見たくもなかったヒビ入りのiPhoneで思わず写真を撮りまくっていると、また雷雨到来→テントへ避難。テントに雷が当たったらどうなるんだろう?とか思いながら寝てました。
 |
| テン場の下斜面。お花畑。 |
 |
| my tent, mont-bellのmoonlightちゃん（オームみたいなやつ）。 山で使っている人はあまりいないようですね。自立しません。 |
また1-2時間くらいの後、Akkoさんが「晴れたよ」と起こしてくれました。テントの外へ出ると、遠くに富士山が！テントから富士山見えるなんてスバラシイ。そして、小屋周辺では東京の暑苦しさが嘘のように、寒いです。3,000m最高です。日が暮れるころに夕食。大好きな辛ラーメンを食べて、高山病的な軽い頭痛のためAkkoさんが用意してくれたワインは飲めませんでしたが（残念）、暮れゆく富士山を遠くに、南アの山に囲まれ3,000mの夕食、贅沢です。
 |
| 甲斐駒 |
 |
| 夕暮れの八ヶ岳 |
 |
| 2度の雷雨の後、よく見えました |
コーヒーなどを沸かしつつ、ご来光を待ちます。じれじれじれじれ～と待たせますね。最初の一筋の光が伝わった瞬間はありがたい気持ちです。思わずひび割れたiPhoneで写真を撮りまくります。
その後準備をして軽装で北岳山頂ピストン。途中、富士山にかかっていた雲がどんどん晴れて、より麓のほうまで姿を現していました。富士山でご来光を見た人たちは、この富士山の美しさは見れないんだろうな。ふふふ。と謎の優越感に浸り、山頂で記念撮影などをし、ブロッケン現象で遊び、北岳を満喫。
 |
| 光と共に熱を感じます。太陽の力を実感ですね。 |
 |
| 雲海て本当に雲の海ですね。 |
 |
| Akkoさ～ん♪ |
 |
| heavenly |
 |
| テント設営した北の肩小屋、甲斐駒、奥に八ヶ岳 雄大ですな。 |
 |
| ブロッケン現象で遊びました。Akkoさんと私の影。 |
肩の小屋へ戻りテント撤収、8：00いざ下山。来た道とは違い、草スベリを取ります。下山はひたすら同じ景色の連続て飽きてくるので、早く帰りたい気持ちが先行し、よく滑りました。特に怪我がなくて良かったです。慎重に行きたいです。気持ちが先行していたので、コースタイムより早く広河原に到着。甲府行のバスの時間まで1時間あったので、広河原小屋でAkkoさんと生ビール&牛丼を堪能。仕事帰りの生も最高ですけれど、登山後の生もいいですね！せっかく消費したカロリーがオフセットされる～なんて頭の片隅には置いておきましたが、五臓六腑に染み入りました。
実は、3年前に仕事関係のおっさんから「日本で2番目に高い山はどこだ?」と聞かれて答えられなかった私。その時初めて北岳なる存在を知りました。まさか3年後に自分が頂上に立っていようとはですけど、登れてよかったです♪Akkoさんありがとうございました！
