Date : 2014/06/06-07
Member :みもん、Akko、長崎南陵山岳会の皆様(8名)
Timeline : 6/6 福岡空港(10:00)~牧ノ戸登山口(12:20)~扇ヶ鼻分岐~星生山(14:20)~久住山(15:25)~牧ノ戸登山口(17:30)飯田高原泊
6/7 吉部(7:00)~平治岳(10:05)~坊ガツル(12:30)~暮雨滝(13:40)~吉部(14:30)
昨年8月ジャンダルムで出会った長崎南陵山岳会の方たちから“久重連山のミヤマキリシマが咲くからおいで~”とお誘いいただき、そんなお誘いにフットワークの軽いみもんさんものってくれて、二人で九州に遠征してきました。
昨年8月にまりさんとのりさんとジャンダルムに行ったとき、同じルートをつかずはなれず歩いていた長崎からこられた超パワフルな71歳Tさんと、同会のKさん、Iさん。奥穂では一緒に記念撮影して、無事にジャンを歩いたことを喜びました。そのとき、“九州の山もいいよー。久住のミヤマキリシマは美しいよ。”と聞き、“九州の人は満開のタイミングで行けるからいいですね”というと、“咲くときメールするから、その時来なさい”と。そしたら、本当に今年の5月にIさんから“ミヤマキリシマが咲くよー”とメールをいただきました。覚えていてくれたんだと感激し、二つ返事で“行きます”。まりさんとのりさんは忙しくて、お花の週末に都合があわず残念ながら行けませんでした。残念!一人もさびしいので、だめもとで募集してみると、いたよ!私以上にフットワークの軽い子が!みもんさんが参戦してくれました。
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ミヤマキリシマとはこのつつじ |
大分の久住山まで行くのに、長崎から福岡空港まで迎えに来てくれました。空港についたら、南陵山岳会の方なんと8名がwelcome board付きでお迎えしてくれました。あとから到着したみもんさんもびっくり!ジャンでお会いしたTさん、Kさん、Iさん以外の方も昨年西穂までは行かれていたようで、すれ違っていたそう。
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サプライズのお迎えをしていただいて、九州遠征開始 |
さっそく、本日目指す久住山に向けて車を走らせてくれます。私は、九州は高校の修学旅行以来、みもんさんは初上陸。でも、窓の外は雨。牧ノ戸峠に近くに着いたときは、どしゃぶり。どよーん。結構、絶望的。T会長が、とりあえず登山口まで行くかと10分ほど車を走らせてくれると、なんと雨がやんでる。超ラッキーです。今思えば、南陵の8名の皆さんのパワーに雲もふっとんだんだと思います。
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どしゃぶりの雨もやんで登山開始 |
さっそく、準備体操して九州の山を登ります!今日目指すは、久住山。なんとなく本州の山と違う雰囲気。火山だからかな?
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ドウダンツツジ |
ミヤマキリシマの時期だからか、平日にも関わらず人も多い。でも、このあたりのミヤマキリシマは残念ながら壊滅的。その理由は尺取虫。異常発生しているらしく、株という株を食い尽くしています。恐るべし。異常発生の理由は分からないけれど、気候変動や、何かしらの人為的影響があると個人的には思う。
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しゃくとり虫に食べられてしまったミヤマキリシマ |
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緑が美しい |
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おしゃべりに花が咲く |
それにしても、皆さんお元気!おしゃべりはとまることなく、休憩もせずさくさく歩きます。せっかく来たからとみもんさんと私はKさんに連れられて星生山を経由して、久住山で皆と合流。最高の笑顔で記念撮影です。
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星生山からの下山 |
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九住山で皆で記念撮影 |
今日は、私たちの到着にあわせて出発も遅かったので、さくさく下山。なんだか本州の山と雰囲気の違う緑の濃い美しい山です。鳥もたくさんいるらしく、心地よい鳥の鳴き声がひびきます。みもんさんは、鳥博士でいろんな鳥の声を聞いて、鳥の名前を教えてくれます。うぐいすは必ず緑で必ずホーホケキョと鳴くと思っていた私は知らないことだらけ。
牧ノ戸登山口に下山後、今日の宿、飯田高原の別荘に向かいます。大分県連の会長さんの別荘をお借りしてくれたそう。ありがとうございます。そのあと、飯田高原の鉄分の濃い温泉を楽しみ、そのあと別荘で宴会です。南陵の女性陣が素早くお料理をしてくれます。メインはすき焼き。そして、皆さんがそれぞれ持ち寄ったり、準備してくれたお料理。本当においしかった。みなさんのあまりの手際のよさに、私とみもんさんはろくに手伝えず、つまみ食いばかりさせていただきます。宴会スタートは8時くらいでしょうか11時ごろまで、笑いも絶えず、お酒もすすみます。こんなにパワフルな人たちが集まるって、山のつながりだからでしょうか、本当に素敵だと思いました。
翌朝も南陵のおかあさんたちが、早朝からお味噌汁、大量のおにぎりをにぎってくれています。私なんかお酒も残って体も重いというのに、すごい。しっかり朝ごはんを食べ、今日はお目当てのミヤマキリシマで有名な平治岳に向かいます!朝、ガスも晴れ久住山が美しく見えます。めったにガスが晴れることはないらしいです。私たち、やっぱりラッキー。
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美しい久住山 サニーレタスの収穫中 |
吉部から川沿いを歩き、その後結構ズルズルの急斜を歩くこと約3時間。
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結構歩きにくくて大変な斜面 |
平治岳に着きました。途中山の上はガスってみえたけれど、頂上に着くとガスが晴れてきました。斜面の下をのぞくと、なんと一面ピンク!!美しい!これぞ、話にきいていたミヤマキリシマ!!南陵の皆さんのおすすめで来た甲斐あってまさにベストのタイミングです。人もすっごく多いけど、この美しさなら、仕方ない。
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これが平治岳のミヤマキリシマ!! |
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一面ピンク! |
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みもんルンルン |
ミヤマキリシマの絨毯の間を歩いたりして、しばしピンクと緑の九重の山の景色を堪能したあと、下山開始。坊ガツルで、お昼。朝にぎってもらったおにぎりを食べます。坊ガツルはラムサール条約登録地で緑の湿地帯。テント場と、近くに法華院温泉があります。テントから温泉入りにいけます。すてき。
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坊ガツル |
なごりおしいけど、ミヤマキリシマの平治岳を背に下山。
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坊ガツルから見た平治岳 |
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名残惜しいけど下山 |
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暮雨滝 |
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下山後は会長の号令で体操で占めます。 |
下山後また温泉に入って、一路福岡空港まで送っていただきます。本当に、皆さん私たち2人のために綿密な計画をたててくださって、そして梅雨まっただ中だというのに、山中(登山前、下山後は雨だったというのに)雨も降らず最高の九州の山を満喫させていただきました。本当に楽しかったです。ありがとうございました!とにかく南陵の皆さんの笑顔とパワーがすばらしかった。憧れのアラ7です!
で、実はパワフルな皆さんについていけず、私は福岡空港で熱がでたらしくヘロヘロでした。しかし、私にはそのあとフェリーに乗って壱岐島に行くオプションツアー(一人だけど)が。みもんさんと空港で分かれてフラフラしながらフェリーに乗って、”いつものようにビール”ではなく薬と栄養剤を飲んで、2時間ほど一眠り。フェリーで島についたら、なぜかケロっと治ってました。私のお友達が壱岐の素敵な温泉旅館の若女将として嫁いだので訪ねてみました。博多からフェリーで着いて深夜のとんこつラーメン、塩分、鉄分たっぷりの温泉入って、麦焼酎発祥の地という壱岐の焼酎を飲み、次の日は朝から壱岐の幸満載の朝ごはんをいただき、海、焼酎の酒蔵、古墳、由緒正しき神社と小さい島なのに見るとこ盛りだくさんな島をドライブ。青い海の素敵な島だった。九州遠征の帰りには是非~。
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ここから、少々壱岐オプションツアーご紹介 |
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また温泉入りました 離島の温泉は珍しいそう |
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女将自慢のサラダ 野菜が甘い |
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どうみても猿。 猿岩。 |
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山のあとの海~ ぜいたく~ |
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麦焼酎発祥の地だって。おいしかった! |
そんなわけで、充実の九州遠征でした。長崎南陵山岳会の皆様、本当に本当にありがとうございました。一緒に遠征してくれたみもんさん、ありがとう!!