Member : ガッキー、つーく、かとー、あーさ、組長
Timeline :入渓点0825~1030大滝~1155稜線登山道~1501入渓点
Author :組長
那須の手頃な美渓へ。
この沢は個人的には2回目。
大人になると人生の体感の時間は3倍速になるという話をアプローチの林道で話した。子供の頃はもっと一日が長かったのに。
それは新しい体験が日々少なくなっていくかららしい。
沢も2度目になるとずいぶんと印象が薄い。
沢登りにとって、未知性ということがもっとも重要なこと、な気がする。もっとも、人の多く入る記録の多い沢にそもそも未知性を求めることに無理はあるが、初見の新鮮さはやはりある。
人生には常に新しい冒険とちょっとした勇気が必要だ。新しい体験が人生を豊かにする。時にスローモーションになるくらいに人生の時間を楽しめたら素敵だ。
難しい沢であろうと簡単な沢であろうと構わない。
自分にとって新しく未知であればいいのだ。
まあ、毎日の変わらぬ日常の中に日々新たに発見ができるようになれば、もう少し人間としての幅も広がるんだろうけどなぁ。
諸行無常の大自然の中で、ちょっとした変化に敏感に気づくことができるようになれば、もう少し沢ヤとして深みが出るんだけどなぁ。