Member : ヤマ、バード、ワタ、マリ
Timeline : 8:30アプローチ 〜 9:00野猿返し取り付き 〜 15:00終了点 〜 下山15:30
Author : ヤマ
講習後、メンバー4人での初のマルチピッチクライミング!
梅雨のせいか、前日天候が悪く1日ずらして、挑んだ知る人ぞ知るらしい「野猿返し」
講習の成果が出せるのか?本当に自分たちの力で登れるのか?
緊張感の中?? 行ってまいりました。
まずは前日。午後出発で小川山廻り目平キャンプ場に向かう途中、車の中が破裂するような「あぁーーーーー」という馬鹿でかい大声が、、、なんとバードは二日酔いで頭が働かないせいか、クライミングシューズを忘れるという失態。しかし、そこは小川山!カラファテで急遽シューズを購入。店長イチオシのチェコのブランドOcun(オーツン)のオゾンQCというシューズを購入し、逆に上機嫌になって廻り目平へ向かいました。
前日は、キャンプだけ。雨の中、緊張感を尻目にそれなりに飲んで喰って就寝。
バードが購入したシューズ |
雨の中のキャンプ |
スキレットでアヒージョ! |
さて当日。梅雨の合間を縫って、信じられないほどの雲ひとつない気持ちいい快晴!
緊張感と同時に、テンションも上がります。ただ、ちょっとだけ飲みすぎたせいか、出発が若干遅い。当日出発の、小川山クライミング予定の組長にキャンプ場で遭遇してしまいました。(前日泊は、キャンプを楽しんだということで!)朝にはすっかり快晴! |
時間はどんどん過ぎていきます。
車を停めて準備、最初なので念には念を入れて、必要以上の装備 |
沢を渡るワタ |
まずは、1ピッチ目、前穂北尾根を想定して、バードとワタ、マリとヤマの2ペアのスタカットで登るシステム。
最初のリードはバードとマリ。
野猿返し自体は、当初の情報だと10ピッチありますが、初級ルートでそれほど難しくはありません。しかし、何にせよアンカーなく(実際には最初1P目に1カ所だけあったが使わず)、全てリムーバブルとナチュラルプロテクションで取らなくてはならないので、一歩一歩丁寧に登らなければならない。
講習で教わったことを思い出しながら、プロテクションを確実にとり慎重に登りました。
1P目をリードするバード |
1P目を快適に登るワタ |
3〜6ピッチ目、背景の景色は広々爽快、最高!
こちらもナイフリッジなどを通過し、高度感のある楽しく快適な登攀と言いたいのでありますが、問題点がいくつか。
コースが上下左右に入り組んでいるため、ロープの屈曲が激しく、ロープが引けない。長いスリングやヌンチャクを使い注意して登ってはいるが、それでもかなり重くなってしまう。(これも経験か!)
時間は過ぎていくばかり、それでもお互いのチームが屈曲を緩めるなどしてフォローし合い、6ピッチ目の休憩地点へ到着。
あまりにも天気がいいので、セルフをとりながらの日焼け止め |
だんだん高度感が出てくる |
支点にセルフを取るマリ |
景色は最高です! |
長いロープを使っていたので勘違いしてしまい、7・8ピッチ目の頂上が終了点だと思い込んでしまった。ワタがリードで登っていくとびっくり、まだ先があるではないか!!
勘違いした頂上 |
気合を入れ直して、再登攀。一度、5mくらいのクライムダウンをして、ピッチでいうと、それぞれのペアで8Pと9Pで、目印である終了点の木に到着!!予定より1時間以上遅くなってしまった。
しかしながら、4人で初マルチ無事成功を喜ぶのであった!
ここをクライムダウン、ちょっとだけ怖かった |
いつも、いろいろ叫びながら登るワタ!ちょっと面白い。 |
目印の終了点で野猿のように待つマリ |
最後は4人で野猿ショット!! |
沢で水と戯れるマリ(おまけ) |
しかし一方で、経験不足や手際の悪さからくる時間の遅れ、根本的なクライミング能力など、課題はいっぱい。
今後、いろんなルートで経験を重ねて、チームの能力を向上させねば!!
そして、理想で言うと、その経験と知識を会の新しいメンバーにも伝承できればと思います。
あと、このチームは飲みすぎ!ほどほどに!!
帰宅後、テレビがないので購入したシューズを相手に酒を飲むバード(おまけ) |