前穂高岳 重太郎新道 (敗退)12月7.8日

2019-12-10

03_積雪期 05_縦走 08_アルパインクライミング l_北アルプス



Date : 2019/12/7-8
Member :マッキー
Timeline :1日目釜トンネル9:14-上高地BT10:25-風穴11:36-岳沢小屋13:28(泊地)
2日目岳沢小屋3:10-一つ目の梯子4:39-敗退地点2650m付近6:30-岳沢小屋8:35-河童橋11:16-釜トンネル13:10
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 冬がはじまるよホラまた君の側で♪
そんな歌がテレビから流れる11月末。
しかし、上越、八ヶ岳ともに雪が全然ない。
そんな時雪があったのが北アルプス
ということで、今期一発目の雪山を前穂高岳に決める(なぜ前穂高かは割愛)




新島々から中の湯バス停に到着
夏ならまず歩かない釜トンネル。
中は所々に消火栓の赤い光と非常用電話の小さな灯りがあるだけでほぼ真っ暗だ。
距離自体は1.3㎞とそこまで長くはないが、暗く、傾斜もあり、トンネルが蛇行している為、平衡感覚がおかしくなってくる。
トンネルの先はどうなっているのだろう?

釜トンネルを抜けるとそこはもう一つのトンネルだった。
上高地に行くまでのトンネルが2部構成であることを忘れていた。
上高地トンネル
道路は工事車両が往来するからか雪は解けていた


しばらく歩きカーブを曲がるとそれは突然現れた。
目的の前穂高をはじめ穂高連峰。
この風景を見て何も思わない登山者はいないと思う。
水面にも穂高連峰


岳沢の登山口に到着
先行パーティーはウサギ2羽だけのようだ。


風穴は冬だからといって、暖房にはならないらしい。



人の足跡はないが獣の足跡は沢山ある
ウサギの数、半端ねぇ


クマは意外と冬眠しないらしく、足跡が二頭分くらいあった。
クマに対する警戒は初冬であれば必要らしい。


2番の看板あたりから雪が増え、膝ラッセル


岳沢小屋に着きテントを張り、少し昼寝をするつもりが2時間も寝てしっまった。
月と吊尾根と夕焼け


2日目
朝の2時に起きる予定だったが、鼻の痛みで少し前に起きた。その時テント内は‐7度だった。
準備を済ませ3時頃に出発。
重太郎新道の一つ目の梯子に着くまで地形の変化がゆるいうえに雪が多いのでルーファイに苦労した。
一部雪に埋もれていた


その後もラッセルとルーファイに苦戦。
夏には気にも留めないような小さな沢、ルンゼ、尾根が雪を被るとルートを間違える要因になるように感じた。


一度登る尾根を間違え、本来のルートの隣の尾根を少し登てしまった。その際ルンゼをトラバースしたが、そこの雪の表層10㎝位が滑り落ちるように崩れる。雪崩に怯えながら正しい尾根に復帰するも、この尾根は斜度が60度位でハイマツに覆われており、その上に雪が30㎝程度積もっているだけのため、ワカンが全く役に立たない。
どうにかハイマツの雪を落とし枝を掴み身体を引っ張り上げる。腕がパンプする。そうしている時も常にスノーシャワーが降ってくる。
登っている姿は傍から見たら悲壮感MAXだろう。
この時、次に安定した場所にでたらアイゼンに履き替え敗退することを決めた。


安定した場所(夏道に合流した)で敗退の準備をする頃には西穂が赤くなり始めていた。
スノーシャワー越しの西穂


暗いとまた道を間違えるので明るくなったら下山しよう。
そんなことを考え待っていると明るくなり周囲の状況がわかってきた。

超絶景ではないか
奥穂
西穂
乗鞍
北アルプスでここまで良く晴れることはなかなかないと思う。ずっとここにいたいが下山を始める。


ダブルアックスで慎重にクライムダウン
短いが嫌なトラバース


下山のときに分かったが間違えた尾根から正しい尾根へのトラバースはあと10m下ですれば夏道に入れ、ハイマツで苦戦しなくてよかったことが判明。
どうにか岳沢小屋のテントまで下りてきた。
間違いなく天候的なチャンスは逃したが、景色がきれいすぎて登頂できた、できなかったはどうでもよくなってくる。
快晴

予定より早くもどって来たので絶景を眺めながらコーヒーで一服(インスタント)

カップはヤマさんがデザインした頂山の会10周年記念シェラカップ(ブログ初登場説)


少し休んだあと良く凍ったテントをしまい、下山開始。

あっという間に上高地まで下りてきた。
上高地には数人ハイキングの人がいた。


帰りの釜トンネルの中ではあの景色を思い出しながら歩く。多分ニヤケていたと思う。

あの景色の一つ







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