Member :ワタ、ごぼう、まり、つーく、akko、みの(みっくん)、バード、ひでぶ、U-16、たまき、マッキー、まゆ、はいじ、よーだ、いぬあるき、よっしー
Timeline :9:25谷川岳ロープウェー乗り場→9:40天神平スキー場→10:20~14:30頃 近くの斜面で雪訓→15:00天神平スキー場→15:10谷川岳ロープウェイ乗り場
Author :よっしー
やってまいりました、雪山シーズン!
2019年最後の会山行となる、雪山はじめ。
これを皮切りに雪山シーズンに突入する会員や、雪山自体ほぼ初めてという会員もいる中、総勢16名の大所帯で谷川岳へ雪訓に行ってきました。
当初、雪上歩行をメインに富士山(6合目あたりまで)に行く予定でした。
しかし現地情報によると、あいにく最近の気温上昇により雪が溶けてしまった模様。
そのため前日の夜に急遽、安定して積雪が見込める谷川岳に転身となりました。
天神平スキー場へ
谷川岳ロープウェイ乗り場に全員到着すると、今回のリーダー・ワタを中心に装備のチェック。
出発前に、ビーコンの電波をメンバー同士で確認し合います。
ロープウェイに乗り、天神平スキー場に到着。
まだ草が見えている箇所も多く、今シーズンはまだ雪が少ないようでした。
朝方は曇りがちな天気ではあったけど、綺麗な雪景色にメンバーの表情も晴れやか。
みっくん(7歳)も、久々の山に上機嫌。
出発前に、ビーコンの電波をメンバー同士で確認し合います。
ロープウェイに乗り、天神平スキー場に到着。
まだ草が見えている箇所も多く、今シーズンはまだ雪が少ないようでした。
みっくん(7歳)も、久々の山に上機嫌。
雪上訓練のメニューを実施
ロープウェイ乗り場からほど近い場所にある斜面まで登ると、既に別の山岳会と思しきグループが雪訓に勤しんでいました。
我々も3班に分かれて本日のメニューを開始。
我々も3班に分かれて本日のメニューを開始。
今回の主なメニューは以下の4点でした。
- 雪上歩行
- 滑落停止
- 確保技術
- ビーコン操作
雪上歩行
雪上歩行では、
- 登りでのキックステップ
- 下りでのバックステップ
- トラバースでの歩行
の練習を行ないました。
慣れないうちは雪上歩行は難しいですが、雪山の基本となるので、しっかり身に付けておきたいところ。
急斜面を想定したダガーポジションの練習も。みんなでヨジヨジ。
急斜面を想定したダガーポジションの練習も。みんなでヨジヨジ。
滑落停止
雪訓の定番メニュー、滑落停止訓練。
実際、ピッケルを使って初動で止めるのはなかなか難しいですが、いざというときに瞬時に繰り出す必要のある技術です。
バランスをとって滑るのが妙に上手いバード。
実際、ピッケルを使って初動で止めるのはなかなか難しいですが、いざというときに瞬時に繰り出す必要のある技術です。
バランスをとって滑るのが妙に上手いバード。
雪面を滑り出すと楽しい。
確保技術
雪山バリエーションに必要となる、ロープを使った確保技術の練習も行ないました。
肩がらみ
その名の通り、自分の肩にロープを絡ませてパートナーを確保する技術。
ピッケルに60cmスリングと環付きビナをセットし、雪に埋めます。
腰がらみ
こちらは腰での確保。
基本的に座った状態で確保するため、肩がらみより安定性があります。
このとき、足場をしっかり整えておくのがポイント。
このとき、足場をしっかり整えておくのがポイント。
アンカー構築
自己確保(セルフビレイ)するにも、パートナーを確保するときにも、強固なアンカーを作る必要があります。
そのアンカーを作る際に一般的に用いられるのが「ピッケル」と「スノーバー(スノーピケット)」。今回はそれぞれの設置の仕方を確認しました。
そのアンカーを作る際に一般的に用いられるのが「ピッケル」と「スノーバー(スノーピケット)」。今回はそれぞれの設置の仕方を確認しました。
ピッケルを使い、自己確保用のアンカーを作ります。
スノーバーは、アイスアックスのハンマーを使って雪面に打ち込んでいきます。ビーコン操作
ロープウェイ乗り場の近くまで戻り、最後はビーコン操作の練習。
班ごとにビーコンを一つ雪に埋め、在処を各自のビーコンで探し当てます。
今回は宝探しゲームのような感覚でしたが、実際に雪崩で人が埋まってしまったら早急に救命しないといけません。素早く探し当てる行動が非常に重要です。
班ごとにビーコンを一つ雪に埋め、在処を各自のビーコンで探し当てます。
無事、雪訓メニュー完遂!
こうして無事、今回の雪訓メニューを全て完遂しました。
そんなこんなで、楽しい雪山はじめになりました。
安全を祈願しつつ、会員のみんなが充実した雪山シーズンを過ごせると良いものですね。
山行担当のワタさん、ごぼうちゃんお疲れ様でした!
おわり