Date : 2020/05/03-04
Member :こう(L)、ハヤト
Timeline :
1日目
室堂(8:00)→雷鳥沢キャンプ場(8:30)
雷鳥沢キャンプ場(9:45)→一ノ越(11:45)→龍王岳(13:00)→浄土山(13:45)→室堂(15:20)→雷鳥沢キャンプ場(16:50)
2日目
雷鳥沢キャンプ場(5:00)→剱御前小屋(6:10)→別山(7:00)→別山北稜(7:15)→真砂岳(8:15)→富士ノ折立(9:30)→大汝山(9:55)→雄山(10:20)→一ノ越(11:00)→雷鳥沢キャンプ場(12:00)
雷鳥沢キャンプ場(13:00)→室堂(14:00)
Author :こう
ハヤトと残雪期の立山縦走に行ってきました。
1日目
扇沢からの関電トンネル電気バスの始発が6時半ではあったものの、GW真っただ中ということも有り、アルペンルートはかなりの混雑が予想されたため、余裕をみて前夜発でAM1時頃に扇沢に到着。奇跡的に扇沢駅すぐ下の市営の無料駐車場の空きスペースに停める事が出来た。
室堂に到着すると、前夜までの降雪の影響により、立山の山々が白い!
ミクリガ池も雪にうもれ、きれいだ!
テンションが上がるが、まずは雷鳥沢キャンプ場まで下りてテント設営。
設営完了後、すぐにミクリガ池経由で一ノ越へ。鞍部に出ると風が強く、巻き上げた雪が、顔にあたり痛い。
右手を見ると龍王岳。
稜線をピークにむかって登っていくと徐々に風が弱まり、浄土山南峰へ。
龍王岳が目の前に。
いつかは東尾根、南壁を登ってみたい。
五色ヶ原、その先には薬師岳が見える。ここも歩いてみたい。
浄土山からは別山の向こうに剱岳。
浄土山からの下山時には、気温の上昇とともに雪質が変わり、アイゼンの裏に雪が付着してドラえもん状態に何度もなって歩きにくかった。
ミクリガ池を過ぎて、テン場に向かっていると、カメラを構えた人が多数。
至近距離で、えさを探す雷鳥のつがいに会えた。
雷鳥荘のあたりからテン場を見下ろすと、テントの数が凄い。
星空はすごくきれいだったが、案の定、夜にトイレに行って戻る際、迷子になり、自分のテントを探してさまようことに。
2日目
4時に出発を予定にしていたが、だらだらして結局5時出発。
剱御前小舎にむけて“朝一から容赦ない急登が続く”。(どっかで聞いたような)
稜線に出ると風が強く、天気は高曇り。
小屋の陰で休憩をとった後、剱御前に向かう予定が別山へ。
※別山を剱御前と思いこみ、山頂標識も雪に埋もれていた為、下山後、地図を見ていて気付いた。
別山南峰から北峰に向かう途中、雷鳥に遭遇。
つがいがうずくまってじっとしているのを邪魔してしまったようだ。
剱岳、カッコいい!
別山を後に真砂岳へ。
山頂付近は強風で15mを超える風。体を斜めにして歩く。
進行方向に富士ノ折立。
大汝山は標高の割にはなだらかで高度感が感じられない。
雄山は、ここは高尾山か、湯島天神かと思わせるくらい、山頂に向かう人の列、小屋の周辺にはたくさんの人が。
あまり長居はしたくないので、そそくさと一ノ越へ。山を見渡すと、気温か上昇しているのか、明らかに昨日からは黒い岩肌や地面の露出が目立つようになってきた。
ところどころ、斜面が崩れているところも。
予定よりも早く周回を終え、計画より一日早く下山する事を決め、テントを撤収し、室堂に向かう。
14時に室堂に到着して、緊急連絡先を引き受けていただいた、くまにLINEで現在位置と下山予定を連絡する。黒部アルペンルートの乗り継ぎの度に人が増え、臨時便は出ていたものの、扇沢に17時に下山。
帰りは、大町の薬師の湯に入り、安曇野の福客来(台湾料理)でお腹いっぱい食べ、途中、渋滞と睡魔に負けて翌朝、都内に帰り着きました。
あとがき
到着時は前日までの降雪もあり、山々は雪で白く覆われ、最高のコンディションであった。2日間、概ね快晴で、立山三山(雄山、浄土山、別山)を含む周回縦走と、剱岳、後ろ立山の山々を仰ぎ見る事が出来、念願だった雷鳥にも会えた充実の山行であった。