Member :組長、犬歩き、Akko、じょーじ
Timeline :除雪終了点0700→阿寺山頂1100→除雪終了点1230
Author :じょーじ
ピークからの雪景色
越後山脈が一望できて山スキー初級者から中級者へのステップアップにちょうどいいと勝手に思っている一座。そして山スキーヤーだけでなく雪山ハイカーもそこそこ入山しているので、スノーシューワカンハイカーよりも遅いとズタズタになったトレースを登ることになる。
前日かぐらで快適パウダークルージングをしていたが、夜更けから暖気が入るだけではなく朝まで雨。せっかくのパウダーもびっしょりである。
車中泊、神立車中泊、深夜自宅発とそれぞれのアプローチで6時ころに除雪終了点に到着。すでに駐車場には車が10台前後。ちなみに駐車場に向かうまでの沼津からは雨でテンションは低め。雨が止むのを待ってから標高が高いところは雪だったことを信じ出発する。
尾根の取り付きまではトレースを快調に飛ばす。取り付きの手前で宴会テントが張ってあった。(大量の空瓶となんとなく二日酔いでダウンした人の気配をテントの中から感じつつ)
その先どこから取り付くのか悩むコースである。山歩きの人々は尾根の先端からよじ登っていると思われるトレースが残っているが、同じトレースでよじ登ってもつまらないので、マゴタイ沢(南沢?)の堰堤の方へ少しトラバースして良さげなマッシュ?を使わせてもらって尾根に取りついた。
尾根に取り付いてからはひたすら登る。気温が高くいつも以上に滝汗になりつつ、1000m付近の台地手前の微妙な急登に差し掛かる。
毎回くる時に思うのですが900m地点の微妙な急斜(ジオグラフィカでみても25度くらい?)が雪付きが悪い&尾根が痩せてくる&いろんなトレースで雪がズタズタでエッジが抜けそう&疎林で谷底まで一直線に落ちるのが見える・・・と結構怖い気がするんですよね・・・くるのだいたいシーズン初めだし・・・
とかそんなことを思いながら難しく考えなければ問題なく突破できるのでやり過ごす。
そこそこの斜度でキックターンを強いられるのが恐怖感を煽る
1000mの広場に着いて一息つく。冬はチョコボールをポケットに忍ばせて登ることが多いが、なんと初めての金のエンゼルさん登場。いい性格している組長からは今シーズンの運全部使い切ったねこの先パウダーが楽しみだね、なんて祝いの言葉をいただいた。ありがたいばかりである。
ここまでくるとピークまでもう一息。。。みたいな気分になるが標高的には半分ちょい来たくらい。滑ると気持ちいい25度くらいの斜面をひたすら登る。
1200m付近のなだらかなところ?
登っている最中はずっとどんよりした雲に覆われていたもののピークを踏む瞬間だけはガスが晴れ、魚沼の街並みと八海山、平ヶ岳の景色が広がっていた。
山頂で雪景色を満喫したらご褒美の滑走タイム。標高が高いところは雨降らなかったようで、パウダー滑走ができそうでテンションが上がる。
上部は良い雪!
金のエンゼルを引き当てた1000m付近の平地より下は激重の雪で、この先修行になることを覚悟して4人で慎重に沢に入るポイントへトラバース気味にすべる。重い雪はアンモナイトを大量に発生させ、誰かが滑ったあとが滑りにくいことこの上ない。
まだこの辺りは良かったが、ジャバミ沢に入る手前の斜面はアンモナイト雪がデブリのように斜面を埋め尽くすひどいコンディションだったので、前の人が滑った斜面の上側をデブリを避けるように滑ってなんとかした。
トラバースした先から見たアンモナイトデブリで埋め尽くされた斜面
わかりづらいが奥側が埋め尽くされていてる。
ジャバミ沢は十分な積雪で埋まっていて、尾根取り付きまで薮こきせずに快適に滑ることができた。(数年前に来た時は全く沢が雪で埋まってなくて、沢に落ちないようにひたすらひたすらやぶ漕いでいた)
大きなトラブルもなく、登りの登山道に合流し、登山口までボブスレーして終了。温泉入って下山飯たべても帰りの渋滞が始まる時間の前に関越を下れるは良い。(組長はホームジムに行くとそのまま帰宅の途についていた)
登山口から見る阿寺山
登りは獲得標高1100m5時間弱かかり、滑走もしっかり楽しみながらピークから登山口までだいたい1時間強ほどで1Day山スキーにちょうど良い山。登りも滑走も少し悪いところがあるので、このくらいの山をなんなく行って帰ってこれるようになるといろんな山スキー行けそうな気がします。2025年-2026年シーズンは新しく山スキー始める人が多いらしいので一つ参考にしてもらえれば〜!
おわり。
おまけ 下山メシ:長岡生姜醤油らあめん 壱八商店
めちゃくちゃ美味しかった(維新より好きかもしれない…笑)