鳳凰三山

2012-11-04

01_無雪期 j_南アルプス

Date : 2012/11/3-4
Member : さとこ、まり、Akko、Lucy
Timeline : 1日目青木鉱泉~ドンドコ沢~鳳凰小屋
       2日目鳳凰小屋~地蔵岳~観音岳~薬師岳~中道~青木鉱泉

晩秋(山は)に鳳凰三山へ行ってきました。まさに紅葉真っ盛りの青木鉱泉からスタート。砂漠のような光景が広がり沢山のお地蔵さんが納められている地蔵岳山頂はさながら異世界。お天気にも恵まれ、絶好の富士山ビューを堪能。麗らかな秋の登山でした。

10:00青木鉱泉発。行はドンドコ沢ルートを取ります。山が赤黄色緑に彩られ、最初は優雅にハイキング気分。ああ、もう秋なんだな、を実感。途中2つ程滝を観ました(南精進ケ滝、五色滝)。五色滝の方はつらら的なものも確認され、寒々しい~


鮮やか!
おほほうふふ、優雅に紅葉狩りですの♪て雰囲気の序盤@南精進ケ滝

自分、前週若干仕事が忙しく睡眠不足気味だったので、最後は半分意識眠りながら歩みを進めていました。。五色炊き滝見物の一瞬の休憩で眠りに落ちてしまい、大変夢心地で気持ち良かったですが、さとこさん、まりさんの声ではっと現実に還りました。。登山の時は前週からちゃんと体調整えておかないとダメですね。ずっと樹林帯を進んでいたのですが、最後鳳凰小屋までの30分ほどは谷間のワジ(枯川)的なところを登ります。庭園みたいな趣がありました。

庭園的

で、ようやっと15:30鳳凰小屋に到着!道中紅葉と滝以外変化に乏しいこともあり、そんな急登とかなかったですが、長かった~。
今回は2人×テント2つ。テント設営したらそそくさと夕食の準備に取り掛かります。今夜はタイカレー。鶏肉、エリンギ、ブロッコリー、パプリカを炒め、タイカレースープを投入、少々煮込んで完成♪アルファ米で頂きます。。お味は、、辛!!!!意外に結構辛口のタイカレーでした。本当に辛かったです。あまりの辛さに、まりさん、さとこさんはバター片を投入し、多少マイルドに調整していました。まさか、翌日、このタイカレーで悲劇が起こるとは誰も予想していませんでした。

写真
辛口タイカレー。結構辛い。

食後のお茶を飲み、寝る準備。水調達に小屋の方へ向かうと、ディーゼル発電機が回って小屋には明かりが煌々と。ディーゼル発電機、好きなんです。特に身が引き締まるような寒さの中で、あの重低音、若干のディーゼル臭さを嗅ぐと、高山へ来た。という思いが強まります。そして空は満天の星空。都心では見れないですね。いつまでも観ていたい気持ちは寒さによってあっさり挫かれ、テントに戻り就寝。隣のテントの同世代くらい?のメンズ(知らないひと)が「幸せとは何か」について遅くまで語り合っていました。学生か!テントの中の会話は筒抜けですね。なんて思いながらずっと夢見ていた眠りに落ちます。。

4:00起床。朝食には鶏肉とシイタケとネギのうどん卵とじ。

写真
和風であっさり

テントを撤収し、5:00過ぎスタート。歩き始めてわりとすぐ、昨晩の辛口タイカレーによる犠牲者が出ました。何と、タイカレーを持参した本人です。お花摘みにいったまま、暫く戻ってこない犠牲者。刺激の強すぎるものは、胃腸に変調を来たす恐れがあるので、山の食事は優しい食べ物を!!という教訓を得ました。それでも登攀を続ける犠牲者。気合いに感服です。というかどうか大事に。。

途中樹林帯の切れ目からご来光を迎え、地蔵岳ピークへ向かいます。樹林帯が途切れると、砂漠的な光景が出現。自分、夏休みでサハラ砂漠行ったので、間違いないです。非常に砂漠的です!!!あら日本にもこんなところが、と非常にテンション上がってましたが、砂漠的な足場なので砂に足を取られて体力使います。

ご来光。
完全に砂漠です
サハラ行ってきましたの♪と言っても絶対通用しますよ、まりさん!

稜線に出ると沢山の地蔵が迎えてくれました。砂漠的なところに地蔵の群れ。背後には冠雪した北ア。そしてオベリスクの威容。あまりにスピリチュアルな光景に目がくらくら。ここは異世界かしら。いいいえ、賽の河原です。地蔵付近でインドネシア国旗を掲げて記念撮影していたオリエンタルなメンズ3人組がいましたので、Akkoさんが声を掛けたらやはりインドネシア人でした。と、インドネシア語で会話し出すAkkoさん。かっこよすぎです。自分はテレマカシー(ありがとう)しか知らないので、テレマカシーを連発することしかできませんでした。

山頂は、異世界でした。賽の河原。
地蔵だって重いだろうに。。よくこんなところまで運びましたね。。

地蔵岳と言えば印象的なオベリスク。Akkoさんとオベリスク登頂を目指し岩場を進みましたが、最後の核心のところがやっぱ無理そ。とあっさり諦めました。次回の宿題ですね。あれ登れたらかっこいいですね。他パーティーはちゃんとクライミング・シューズ履いて登っていました。羨望の眼差しを向けつつ退却。富士山を前方に見ながらの稜線歩き。ああ、幸せ。富士山て本当均整の取れた美しい山ですね。お天気に恵まれ、裾野からばっちり見える富士山。

富士山大好き
観音岳では富士山と北岳と2ショット撮影をしてテンション上がりました。薬師岳でも記念撮影。連続撮影モードを使用し動きのある表現を目指すなど、山頂を満喫。

富士山ヴューの稜線歩き
動きの、

ある表現を!@薬師岳。

下山開始します。長い長い樹林帯が続く中道。道中あんま変化ないし、途中飽きてきました。早く終わんないかな~とかひたすら念じ続け、ようやく林道へ。え、ここから青木鉱泉までまだ40分(まりさんのちょっと古い山と高原地図情報)。。とか思って自分の地図(今年購入)を確認したら、35分とありました。5分縮まってる♪とか些細なことに喜びを感じ、再び戻ってきた紅葉の世界を満喫し、14時頃帰青木鉱泉。タイカレー犠牲者が出たのでゆっくり行程でしたが、本当に、お疲れ様でした(特に犠牲者さん)。。

巷で話題のオスプレイ率が高い。紅葉撮影するみなさん。

個人的に、今年は北岳、仙丈ヶ岳・甲斐駒、鳳凰三山と南アメジャー峰を登ることができて大変よかったです。なぜ今年は南アに拘るのか自分でもよくわかりません。。北アは未だ人生で行ったことないのですが、南ア・メジャー行けたことで来年こそ北ア♪というモチべが高まります!





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