Member : さとこ、組長、つーく、akko(記録)
Timeline : 新松田 7:20→中川橋バス停下車 8:15
遠見山 - 大杉山 - P955 - 弥七沢ノ頭 - P926 - 箒沢公園バス停
世の中イルミネーションで盛り上がるクリスマス3連休、人っ子一人いない丹沢のバリエーションルートに藪漕ぎに行ってきました。計画していた雪山が荒天で中止になったので計画された山行なのですが、なかなかディープな“クリスマス山行”となりました。
新松田の駅から西丹沢に向かうバスは長―い行列。“雪も花もないのに、みんな何が楽しくて丹沢の山に行くんだ?”と不思議そうな組長。いえいえ、わざわざ誰も降りないバス停で降り、道なき道を行く我らが、このバスの乗客の中で最も不思議な人たちかと・・・
さて、中川橋で下車。もちろん、私たち以外誰もいません。出発を前に、”わくわくするね!”とさとこさん。さすがです。”この山どうなってるんだろう?”見る限り道のなさそうな行く手に心配な私。まずは、階段をのぼって540の尾根を目指すはず。が、階段は茂みの中(あとで考えると素直に階段を登るべきだったかも?)。
出発!えっ、あの階段?藪の中じゃないの? |
階段はさけて、比較的傾斜の緩い斜面を登ることにしたのですが、すごい藪。地面もふかふかで、ずるずる滑る。かなり先行き心配だけど、とにかく尾根目指して、藪の中を突き進みます。そして、なんとか、540の尾根。
藪に突入 何かから逃げてます? |
540の尾根 この先どうなるの? |
その先もやせ尾根、急登が続きます。ずるずる滑るし、つかむものもない。必死に登っていると、ルートを見失いそうになります。危ない危ない。尾根を確認しながら進めば880のピーク、遠見山(戸沢ノ頭)です。
ふかふかの急登 クリスマスなのに修行 |
やった!880の遠見山に到着! 地味すぎる。 |
地形図とコンパスで、進むべき尾根を確認。その先に現れる地形の予想の方法を組長が丁寧に教えてくれます。そして歩いていくと、予想通りの地形が現れるじゃないですか。すごい!組長の話を聞いていると、地形図から頭の中に3D の地形が浮かんでいるよう。すごいなぁー。私が読んだ本によれば、地形図を読んでフィールドを想像し、思いを深めることを“地形萌え”というらしい。なんともマニアな世界。でも、なんだか憧れるスキル。そして、予想して、確認して歩けるようになると楽しそうだな。なんて考えて時々地図を見ながら歩くうちに、851の大杉山。せっかくのクリスマス山行なので集合写真をとってみました。大杉山の標識です。しょぼいけど。。。
大杉山!クリスマス藪漕ぎにスマイル!無理してないですよー。 |
その先も、地形図をみて、地形を予想して、確認して、と慎重に進みます。かなり痩せ尾根、時々すごい急登があります。地面はゆるいし、木や根っこは腐っているものも多く、なかなか大変。
956までの急登 |
木の根をつかんで、また修行 世の中クリスマス3連休まっただ中 |
もうすぐで956のピーク |
956のピークをすぎて、弥七沢ノ頭に到達。組長、さとこさんから、簡易ハーネスの作り方、インクノット、ムンター結びの講習会をしてもらいます。忘れないように家に帰って復習ですな。
弥七沢ノ頭 とにかく地味。 |
さてさて、またコンパスを見ながら、気を抜かずに慎重に進みます。926のピークからは、北西に進路をとり、大石キャンプ場を目指します。まだまだ迷いやすい尾根がたくさんありそう。隠れピークもあるからと組長。歩いてみると、なるほどなるほど本当だ。気を抜いて歩いていたら、間違いそうな道ばかりです。
コンパス見て慎重に |
正しい尾根を確認して、ゴール目指して急な尾根を降ります。ふかふかの道を降りると、無事本日のゴール大石キャンプ場です。
926から北西へ |
もうすぐ大石キャンプ場 |
無事ついた。クリスマス山行(しつこい?)楽しかったですねー。 |
地形図から3D描写とまではいきませんが、地形を予想して歩けるよう、今後もたまには実践読図山行に行きたいなと思いました。いや、行かねば。
個人的にはこの読図山行が今年最後の山行になりますが、今年は山に関していろいろ新しいことを教えてもらった1年なので、その締めくくりとしてとてもよい山行でした。来年もよい山行ができますように。