Date : 2013/07/20-21
Member : A子、組長
Timeline :21日: 涸沢0425~0520「5・6のコル」0538~0609「5峰」~0710「4峰」~0723「3・4のコル」0740~0945前穂頂上1030~1215岳沢~1415河童橋


北尾根から前穂高岳に登ってきました。

前穂北尾根は、昨年、涸沢ボルダーと北穂東稜とセットで計画していましたが、いつも強いテトラオドンさんが当日まさかの体調不良で中止。なんとか、ボルダーと北穂東稜は楽しめましたが、メインの前穂北尾根に行けなかったことがとても残念でした。北穂東稜から見た前穂北尾根は、ウブな僕に、その美しい姿態を晒して、ホレホレと誘ってくるようで・・・。

そう言えば、、あの時、いろいろ無理したからテトラオドンさんの身体の調子があっちこっち悪くなっていってしまったなぁ。まあ、そのせいもあって??毎週のようにあっちこっち連れまわすロクデナシのパートナーから、少しの間、解放されて、男として本当の幸せをしっかり掴む。。。
神様もしっかりバランスをとりおる。

ま、とにかく自分にとっては昨年のリベンジです。今年は、最近めきめきと実力を伸ばしている頂のエースアルパインクライマー、A子さんが付きあってくれました。

前穂北尾根は、今秋の穂高集中会山行で目標とされているメンバーもいるので、少しでも参考になるように詳しめに書こうと思います。いつも長すぎ詳しすぎやないかい!!って感じがしないでもないですが・・・。
初見の楽しみを大事にしたい方はあまり読まない方がいいかも。


ということで、早速、20日土曜日の朝、都内出発。環境に、いやお財布に優しいハイブリッドカーで、何度来たか沢渡に到着。今日はゆっくりのんびり涸沢までのハイキングです。
GW以来の穂高連峰は当然ですが雪もすっかり少なくなり、すっかり夏山。夏山もいいですが、率直に思ったのは、やっぱり山は雪をまとった方が美しいなあ。
GWに登った明神にも今回はなんとも親しみを感じます。

横尾あたりに来ると、思っていたよりも登山者は多くない。横尾大橋からは、幸運の前兆、彩雲に出会うことができました。天気もバッチリ、いい登山になりそうです。

横尾からはいつものように屏風岩を見上げます。
ただこれまでのように、ポカーンと口を開けて眺めているだけではありません。エノキは本当は茶色だったとかいうA子さんの話を上の空で聞き流し(A子さん、すいません)、雲稜ルートはどこか、T4尾根はどこか、東稜は・・・と頭の中にある屏風岩の概念図と照らし合わせて、目を凝らし、本気で偵察をします。ほんの数年前まで、ただのハイカーだった青二才が、今は本気でこの対岸の巨人に挑もうとしています。ずいぶん偉くなったもんだ。

涸沢直下400mほどはまだまだ雪渓が残ってます。傾斜は緩いのでアイゼンは要りません。相変わらずのんびりと通過して、涸沢到着。
テン場は雪渓の上

早速・・・
ビール+おでん+穂高連峰の眺め=最強!!!
A子さんが作ってくれたトマトソースをからめた牛丼???、が、これまた激ウマで、こいつでさらにK点越え。こんなに幸せなことはありません。
いつみてもヨダレが出る~

うまかったなーほんとにうまかったなー

涸沢は日も陰るとまだ少し寒いです。テント場はまだまだ雪上。テントは30張りほどでしょうか。涸沢にしてはそれほど混んではいません。
天気もいいし、とても静かな夜でした。


翌日。
低血圧で??寝起きの悪いA子さんの横でジャッキー並みのハンドスプリングを決めてズバッと起きる僕。さぞウザかったことでしょう。外は満点の星空です。
テントを片付け準備して出発。
まだ暗いうちに出発
 
先行P

事前に涸沢ヒュッテに確認もしていましたが、今年は残雪が多いそう。念のため、10本ツメのアイゼンも持ってきていました。雪渓は5・6のコル直下30mほどまで繋がっていました。アイゼンがあった方が楽ですが、途中から右岸夏道も出ているので、キックステップの効く靴なら、アイゼンなしでも問題ないでしょう。傾斜も足をフラットにおける程度なので、軽アイゼンでもいいかもしれません。

雪渓途中で先行Pの5人を抜きます。結局この日は、我々含めて、5Pほど入っているようでした。涸沢スタートPは我々がトップで5・6のコルを出ましたが、前夜5・6のコルに幕営した某有名山岳ガイドP8名が先に出発していました。ガイド(たぶん)1人に8名・・・。前穂北尾根なら、どんなお客さんでも連れて行けるというガイドさんの話を又聞きしたことがありますが、8人連れるのもすごい。ていうか、これはいいのか???
正面が5.6のコル

コルへ向けて頑張って詰めている我々の背後には、とても素晴らしい景色が広がっていました。右手に槍の穂先も見えました。
もう少しで5・6のコル

奥穂

5・6のコル直下のガレを登る
5・6のコルからは反対側の景色がバッチリ見えました。奥又白の池が良く見えます。テント1張りありました。遠くには今日もアホみたいに人いっぱいであろう世界遺産が見えました。5・6のコルはテント3~4張りほどいけそうです。
5・6のコルと5峰

5・6のコルでガチャをつけます。
5峰は比較的傾斜も緩く難しいところはありません。最初、稜伝いに歩いていき、途中から奥又白側の脆い岩場に出ます。浮石が非常に多く丁寧に確かめながら登る必要があります。浮石だらけの岩場から再び稜上に戻ると、奥又白側にお花畑が広がります。
奥又白側からガレを登る

少し前、高山植物に詳しくなろうと、お花の名前をよく覚えた時期がありました。その頃、立山で時間があった時におばちゃんグループと一時一緒に歩き、あの花は○○ですよーとか、あの鳥は…とか解説しながら歩いていたら、ひどくおばちゃんたちにモテてしまいました。ワシャ、、中高年のアイドル・きみまろか?!なんて思ったのも今は昔。お花たちの名前もすっかり頭から抜けてしまいました。でも名前はともかく、黄色やら白やら紫やら。とても綺麗でした。

5峰はなだらかな長いピークです。周囲に広がる圧倒的な展望を楽しみながら、気持ちよく歩けます。
穂高連峰はもちろん、鹿島槍や針の木など後立山の山並み、遠くは白馬まで見渡せました。

5峰ピークからは、4峰がばっちり見えます。前穂北尾根の核心は3峰というのが一般的な見解だそうですが、4峰のルーファイこそが実質的な核心という人もいます。
4峰

ルーファイっつーのはそもそもなんなのか。
自分が縦走やピークハントに限界を感じ始めていた時、剱岳源次郎尾根のクライマーと話しをして、バリエーションがやりたいと強く思いました。そんで、バリエーションに行くにはどうすればいいかってなって、ロープなどの装備はもちろん、それを使いこなせる技術がまず必要なのは分かりました。さらに調べるうちに、ルートファインディング能力が必要だということを知ります。ルーファイとは何なのか。技術書をいくら読んでも、何ともピンとこないし、その能力が伸びそうにも思えません。また、踏みならされた明瞭な登山道を漫然と歩いているだけでは、身に付きそうもありません。じゃあ実戦で、と、いきなり線なしルートに一人で突っ込むのは怖い。ということで、ひとまずこういうことをしてみました。
今まで通り、一般道の縦走をして岩場を登り降りするのですが、その時に鎖やペンキマークがなるべく見えない位置から、あるいは見ないフリをして、まず遠目で岩場全体を見てどこが岩場の弱点か、どこが安全確実に登れるか、頭の中でイメージしてラインを引いてみました。
答え合わせは、実際に岩場に近づいて、登山道を登ることで出来ます。一般道は、たいていその岩場のもっとも安全で容易なラインに引かれているからです。自分のイメージしたラインと登山道がぴったり一致した時はなかなか楽しいものでした。
今の自分にルーファイ能力があるかどうかは、客観的にはよく分かりませんが、少しばかりの自信はここらへんからきているのかもしれません。

今回もいつものように4峰全体を見てみます。ガイドブック等や事前の下調べで大体のラインは取りは頭に入ってしまっていますが、とりあえず、そういった情報を抜きにして探ってみました。結果的に見れば、上部のライン取りはイメージと違いました。右から巻くと思いましたが、実際は左から巻きました。でも右から巻いている人もいるので、必ずしも間違いというわけではないようです。いずれにしても、ルーファイは遠目からのマクロな視点と実際の岩を目の前にしてのミクロな視点が必要です。行って見ると、越えられると思っていた2,3mほどの岩が、実際は五段くらいのボルダーだったり・・・笑。
穂高のような有名メジャーな岩場だと、残置を追ってしまうというのもあります。残置が必ずしも正しい道に導いてくれるとは限りませんが。また前穂北尾根なんかは、雪のある時期もお客さんいっぱいなので、アイゼンの引っかき傷を追うっていうのも一つの手???
4峰。赤線が登ったルート。

4峰は、最初涸沢側をトラバース気味に登って行きます。中ほどで左上の稜上に戻り、稜上を少し登ってから、大きな岩の前で今度は奥又白側にトラバース(左折)して行きます。ここの部分にペンキマークがあったそうですが、見当たりませんでした。トラバースは15mほど。さらに行ってしまうと、難しそうな壁が出てきて容易に稜上に戻れそうもありません。少し戻るようにガレを右上して、バンドから再び涸沢側に出ます。そのまま稜の少し右下をトラバース気味に登って行きます。
マクロなルーファイが間違っていなければ、特に難しいところはありません。積み木のように重なった岩場は、相変わらず浮石だらけなのでその点は注意が必要です。

4峰の頂上に立つと、今度は3峰がバッチリ見えます。ここからもしっかりとルーファイ。
3峰とツバメ
1P目の先行P。あそこからロープをつけてスタカットで。



すでに先行8人が取り付いていて、しばらく待ちそうなので、3・4のコルで一服。テント2張りくらいは張れるスペースがあります。相変わらず最高の景色と最高の天気。富士山がとっても綺麗ですよーとA子さんに言ったら、A子さんは話題の世界遺産に一瞥くれただけで、カラダの塩分欲求に応えておかきを頬張り続けていました。花より団子。
3・4のコル。後ろは奥穂

それにしてもA子さんは、初の穂高が前穂北尾根。。全く羨ましい。自分は、ここに来るまで何度穂高に足を運んだことか。別に、ピークハントして縦走して、そうやってステップアップしてからバリエーションへ、という地道なやり方をする必要はありません。人生は短い、クライミング人生はもっと短い。廻り道せずにやりたいことをやればいいんです。バリエーションから入るのもありだと思います。そもそも、地図を読み、ルーファイして、安全確保のために必要に応じてロープを使う、というバリエーションルートが本来の登山っぽい気がします。本当に登山をしたいなら、バリエーションこそ本当だと思います。まあ、メジャーすぎる前穂北尾根に本来のバリエーションっぽさがあるかどうかは置いといて・・・。

のんびりした後、先行Pも上の方に行ったので、早速、3峰に取りかかります。コルから4,5m上がったあたりにリングボルトと怪しげな工業用ハンガー、残置スリングのビレイポイントがあります。ここからロープを出します。
1P目は、真上の大岩を見上げながら左上。ここからすぐ上に行くとⅣの凹角があり、残置スリングも垂れていましたが、もう少し左に行った浅い凹角から登るのが自然な気がしました。さらに左にトラバースして最後は階段状を稜上まで戻ってくるルートもあるようです。凹角に乗る部分が少しバランスが要りますが、Ⅲ程度で全く問題ありません。あり得ないくらいひんまがったハーケンもありますが、残置は豊富です。

なお、我々の足回りは普通の縦走用の登山靴です。雪渓やガレ歩きも多いし、重太郎新道の歩きも長いので、しっかりした登山靴の方がいいと思います。全荷登攀だし。個人の登攀力や経験にもよりますが、前穂北尾根ではフラットソールは必要ないでしょう。

終了点で先行Pと詰まってしまったので、カムと残置ハーケンでビレイ点を作り、A子さんを迎えます。
1P目
2P目は、再び稜上に戻ります。目の前には左に顕著なチムニー、右にCSのあるルンゼがあります。右のルンゼを登るのが素直でしょう。ルンゼ内のCSを掴んでぐいぐい登ると左手に「窓」があり、奥又白の池が見えます。
右のルンゼに入ります

右のルンゼ内。岩落ちそう・・・

「窓」からの奥又白の池

最後は、左右に凹角。右には大きなCS。左の凹角を登りました。少し傾斜はありますが、ホールドスタンスともにしっかりしていて安定しているので簡単です。
左の凹角を登る

2P目の終了点。ビレイはピナクルで。
3P目はほぼ歩き。ロープは不要です。最後は少し傾斜がある凹角を抜け、稜の右側に衝き出した大きな岩の下まで。
3P目から下を見る。後ろのピークは4峰

3P目の最後の凹角

4P目は涸沢側をトラバース気味に進みます。あとで思いましたが、ここらへんから少しガイドブックとは違うルートだったかもしれません。左上の稜上に戻るのが正解だったかも。まあでも稜のすぐ下だし、特に悪いところもないのでまあどちらでもいいでしょう。3峰の頂上は踏めなかったけど。
4P目。たぶんこの手前から稜上に戻っていれば3峰のピークかも

奥穂~西穂

5P目もほぼ歩き。すぐ先には1・2のコルが。
5P

左上の稜上に戻ると、懸垂下降の支点がありました。5mほどで短く、また、クライムダウンもできますが、懸垂下降した方が楽チンです。
目の前にはもう前穂の頂上が見え、一般登山者の姿も見えます。こちらの方を物珍しそうに眺めています。まだまだ半分ハイカーのテンションだった頃は、そんな視線にちっぽけな優越感を覚えたもんですが(小さい人間ですいません・・・)、なんか最近はそういう感じもなくなっていました。山登りは優劣を競うものではないし、人それぞれの山があるのだ。
1・2のコルへ懸垂下降

懸垂ポイントを振り返る
1・2のコルからは、右の簡単な階段状をコンテで抜けます。そして前穂の頂上へ。最近はしばらく山のてっぺんに立つことがありませんでした。やはり自分は頂上に立つということに気持ちよさややりがいを感じてしまいます。先行Pも無事到着したようでした。周囲の山々には少しガスがかかり始めていましたが、十分に景色を堪能できました。いつものように、山頂でのんびりまったり。A子さんはデラックスケーキとみそ汁、自分はエスプレッソをすする。良い時間でした。
前穂山頂

帰りは重太郎新道です。人いっぱい・・・。何年か前に重太郎新道を登った時は、途中の岳沢小屋が雪崩で吹っ飛ばされてなかったときだったせいもあったのか、あまり他の登山者は多くなかったのですが・・・。
重太郎新道
重太郎新道を下山中、ザックの後ろに行方不明の弟さんの情報提供を呼びかけるビラをつけたおじさんに出会いました。弟さんは、去年の11月、重太郎新道から前穂、吊尾根を越えて奥穂まで縦走する予定だったそうですが、天候悪化のせいか、途中で連絡が取れなくなり、行方が分からなくなってしまったそうです。初動は警察のヘリも出たらしいですが、2,3日は天気の状態が良くなかったらしく、満足に捜索もできない段階で捜索は打ち切り。後はご家族で何とかしてみてください、といわれたそうです。そんなのあんまりだよね、って、おじさんは言ってました。弟さんは山岳会に所属しているわけではなかったので、警察の捜索が終わればあとは家族が自力で何とかしなければならないのが現実です。おじさんは双眼鏡を手に毎週のように前穂、奥穂あたりを探しまわっているようです。希望はないにしても、見つかるのと見つからないのでは大違いです。
しばらくおじさんの話を聞いてしまいました。自分が、北尾根イェーイ!!とかやっている間に、おじさんは毎週悲壮な登山を続けているわけです。
いままでも山で亡くなった人、それを目の当たりにした仲間や家族をみたこともあります。世の中悲劇の連続で、所詮人ごとと言ってしまえばそれまで???
ただ、ひとたび事故、とりわけ死亡事故をおこせば、どれだけの人に迷惑をかけ、どれだけの人を悲しみの淵に追いやるか。そういうことをあらためてよく考えてしまう出来事でした。



その後、岳沢小屋で一服し、河童橋まで下山。
お昼時ということもあって、大混雑でした。大満足の山行のあとは何となく心が緩み、ついつい河童橋のたもとのベンチで、観光客に交じってかき氷を食らう。ブルーハワイを頼んだら、A子さんに「ブルーハワイ頼む人っているんだー笑」って半ばバカにされる。いやいや、かき氷といったら、ブルーハワイでしょ。。。
ブルーハワイ・・・と、写真映りを気にするおっさんと、河童橋。。
そのあと、満員のバスに乗って、車に戻って、温泉入って、手打ちそば食って、渋滞はまって、帰宅しました。

こうしてようやく昨年のリベンジを果たせました。
いわゆる三大岩稜といわれる、剱八ッ峰、槍北鎌、そして前穂北尾根を今回で全てトレースすることができました。基本的にあまのじゃくの自分は、三大なんちゃらとかいう感じのものは忌み嫌う気分がありますが、なんだかんだで、三大岩稜も三大急登も三大雪渓もトレースしています・・・。結局自分も、なんも変哲もない??日本の普通の山ヤ??・・・加藤文太郎を読み、植村直己に憧れ、山野井泰史に驚嘆し、栗城クンが嫌い・・・。ま、最後のは置いといて、ね。

まあでもやっぱり八ッ峰、北鎌、前穂北尾根は登山ルートとして白眉であることは間違いないかと。
困難度という観点からは、山深さとか総合的に見て前穂北尾根は一番容易だと思います。ロープワークが確実にでき、ルーファイをミスらなければ、その他、技術的・体力的に困難なところはありません。バリエーションルートに挑戦する人にとってはとても良い目標だと思います。ただ、しいて個人的な満足度をいえば、北鎌や八ッ峰の方が上かなぁ。。
前穂北尾根に今度来るとすれば、雪のある時期ですね。来年のGWかな。

A子さん、今回も信頼できるパートナーとして支えて頂きありがとうございました。飯も最高でした。
楽しかったと言ってくれたのが、何よりです。

最後に、装備、ルートのつけたし情報。
盆を過ぎれば5・6のコルへの夏道は完全に出るはずなので、右岸夏道にすぐに上がれば軽アイゼン等は不要。4・5のコルから涸沢へは、見た感じエスケープは難しそう。3・4のコルから涸沢側へのエスケープは容易そうだが、いずれにしてもガレているので落石に十分注意。全体的に残置ハーケンが多く、プロテクションに事欠かないが、効いているかどうかの見極めは必要。連休や週末は大抵混雑しているだろうから、状況に応じて残置に頼らずビレイ点を作れる装備・技術があった方がいいかも(例えば、カムやナッツ。長めのスリングで岩角を使うのもとても有効)。
4峰のルーファイは要注意。3峰は難しい部分はないが、一部落ちたらヤバい部分もある。実質的にスタカットが有効なのは1、2P目くらい。
全体的に浮石が多く、大きな岩がぐらつくことも多い。体重をかけるまえにしっかり確認することが重要。先行Pの落石や後続に対する注意も大事。
吊尾根から涸沢に下山するのは時間がかかる。秋のように日が短いと、早出しないと暗くなっちゃうかも。

(組長)




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