Date : 2014/7/19-21
Member : Akko
Timeline :7/19:聖沢登山口7:40→聖平小屋13:00幕営
7/20聖平小屋3:50→聖岳6:00→奥聖岳→聖岳→聖平小屋8:30→上河内岳11:20→茶臼岳13:20→茶臼小屋14:10幕営
7/21茶臼小屋4:20→茶臼岳4:45→茶臼小屋5:10/6:00→茶臼岳登山口10:30
昨年の秋に荒川三山を縦走して以来、静かで大きく美しい南アルプスの深部がすっかりはまってしまいました。今回は、あこがれの聖岳を目指して、南の南ソロ縦走第2弾。
今回も畑薙第1ダムまで毎日アルペン号で直行。運転したら超大変そうな山道なので、本当にありがたい。畑薙臨時駐車場からは東海フォレストのバスに乗り聖沢登山口で下車。9割以上の人は、椹島まで行ってしまうので、さっそくとても静かな山歩きの開始です。今回は鹿柵補修のボランティアの人たちが登っていたので、途中で色々とお話を聞きました。聖岳周辺は、昔はニッコウキスゲのお花畑だったのに、すっかり鹿に食べられてしまったらしい。日本アルプスどこにいっても鹿害に悩まされていて悲しいかぎり。どうにかならないのかしら・・・ジビエ普及促進事業か?
そして、南の南はとても珍しく2000m以上に育つ天然ヒノキの森らしい。おじさん曰く高所に強いからヒノキのシェルパ族のらしい。ほぉー。
|
聖沢吊橋 |
|
珍しいヒノキ らしい。 |
とにもかくにも、1日目は南の南の山を愛する人たちのお話をききながら、聖平小屋に到着。聖平小屋では、うわさのWelcomeフルーツポンチ。テントだから遠慮していたら、小屋のおじさん、テントをまわっては、”フルーツポンチ食べましたか?食べていってね!“って。なんて心が広いんだろう。スタッフ皆さんとても親切なよい小屋でした。
|
名物フルーツポンチ |
もちろん、テン場も川の近くで水が豊富、土で平だしとても良いところ。フルーツポンチもおいしくいただき、お買い得越冬ビールを飲み、次の日の11時間のコースタイムに備え(というか他にすることもなく)さっさと寝ます。
聖岳は近いと思っていたら、聖平からのピストンが5時間半のコースタイム。やっぱり、南の南。1つの山が大きくて、アップダウンが激しいのです。翌朝は4時前に出発。6時に聖岳につくころには、青空にも恵まれ、絶景!!全国的に天気の悪い予報の3連休に本当にラッキー。どこまでも続く深い緑の山々が本当に美しい。ソロのため特にネタもないので美しさは写真でご紹介。
|
朝 聖がお目見え |
|
前聖到着! |
|
奥聖岳 |
|
美しい!けど、アップダウン激しいんだよなー |
|
うっすら富士山見えるかしら? ガスがなければ超大きく見えるはず |
|
赤石岳方面 |
|
子聖岳からの前聖岳 かっこいい |
|
聖平 |
聖岳をピストンしてテントに戻り、乾いたテントをパッキングしたら、次に目指すは上河内岳と茶臼岳。道中、ほとんど人に会わずとっても静かな山歩きを堪能。
|
タカネコウリンカ |
|
ウスユキソウ |
|
キバナシャクナゲ |
|
ここからの景色はすばらしいらしい。ガスってたけど。。。 |
|
でも晴れてきた! |
|
歩いてきた聖岳からの道 |
|
地図上で”草原” 素敵な場所 |
|
茶臼岳到着 ガスってるけど。。。 |
|
歩いてきた道が見える |
|
次に行きたい! |
茶臼小屋のテン場は結構いっぱい。ソロの人が多く、それぞれ思い思いにテントの時間を楽しみ、たまにおしゃべりしたり、ビールを飲んで、ワインを飲んで、山の話をする。なんて贅沢な時間。
次の日は、昨日も登ったけど、ただ下山するのはもったいなくて、もう一度茶臼岳をピストンしてみる。最終日が一番天気がよい予報ということで、ご来光を期待しつつ、とりあえず日の出の時間を目指して出発。残念ながら日の出時間近くはガスってしまう。けれどけれど、早起きしてきた甲斐あってガスの中からご来光が!神秘的な景色に出会えました。
|
ガスの中からご来光 |
|
不思議な光景 |
毎度のことながら後ろ髪ひかれつつ下山。下山道は途中から川沿いでたくさん吊り橋が現れます。かなり揺れるものもあって結構こわい。
|
これはウソッコ沢 |
|
自由なネーミング でも正しいネーミング |
|
こんな吊り橋をたくさん渡り |
5-6本の吊り橋をこえ、極めつけは・・・
|
こんなに長い吊り橋!! |
|
結構揺れてこわい |
|
182m!! |
|
橋を渡ってしまえば、現実に引き戻される気分。。。 |
|
この時刻表なんかおかしくない? 時刻”表”じゃない!
そんなところが、またよい。 |
南の南は奥深く、でっかく、静かで美しい。アップダウンが激しくて、結構疲れるけれど、それがまたよく、じっくり味わいたい山域なのです。秋も良いけど、夏も良かった。今度はもっと長く山の中にいたい。そんな山です。