伯耆大山

2018-01-09

03_積雪期 m_西日本

Date : 2018/01/07
Member :組長、あーさ
Timeline :夏道登山口0910~1023(6合目避難小屋)~1130頂上1205~1302夏道登山口
Author :組長

中国地方の盟主、大山

新年登り初めは、中国地方の盟主、伯耆大山へ。
・・・の前に、毎年の恒例になりつつある年初めの裏六甲の烏帽子駒形。
相変わらず良い岩場だ。
開拓者のおじさんからいろいろな岩場の話をしていただいた。少し厳しい話もあったが、それもこれもオラが岩場を愛するがゆえ。手塩にかけて育てた岩場を皆に安全に楽しんでほしいと思うのは、少し開拓をかじった身としては、気持ちはすごくよく分かる。ふらっと立ち寄った者とは想いが違うのだ。
また来よう。
5.10~5.11の初心者向けの星つきルートがいっぱい

日当たり良好、下地よし、グレードは少し辛め??
 ところ変わって、鳥取初上陸。
西宮から大体3時間くらい?米子自動車道を抜けると現れる雄大な裾野を従えた姿はまさに中国地方の盟主たるにふさわしい堂々とした山容だ。厳しい冬の日本海の風を受け止めた壁は、たっぷりの降雪をもたらし、麓のスキー場はたいへん賑わっていた。
到着がそんなにはやくもなかったため、登山口に近い大山寺の駐車場はすでに満車。スキー場の方の駐車場に停めるも、次から次へとひっきりになしに連なる車列にすぐにいっぱいになる(ほとんどスキーヤーとボーダー)。
「お気をつけてください」という素朴な駐車場のおじさんに見送られ、前方の大山の稜線を見上げながら、登山口までほんの一投足。
大山寺橋の袂の駐車場は満車

大山寺橋を渡ってすぐの登山口

夏は石畳?参道を行く
 天気がいいからか登山者も非常に多い。大山寺橋の袂にでっかいモンベルのお店があったから??やたらモンベラーが多い・・・。

登山者も多いので、トレースはバッチリだ。快適な登山道でグングン高度を上げると、次第に眼下に荒波の日本海が広がり、弓ヶ浜や松江の市街地が見下ろせる。
雪たっぷり

日本海
 楽しそうなハイカーをどんどん追い抜き、次第に樹林が疎らになってくると6合目避難小屋が現れる。
ここで皆アイゼンやらピッケルやらを準備しているが、どう見てもしばらく、そういうのは必要なさそうだ。八ヶ岳あたりの関東の登山者に比べ、雪山が少ないからか、あまり雪山慣れしていない登山者が多い?ように感じた。もちろん雪の状態によるが、今日の感じだとアイゼンつけずに登って、足を滑らせて下った方が明らかに楽だし早い。

大山は、北壁のクライミングも盛んだ。今回はただのハイキングだし、地理に疎いので計画しなかったが、アプローチも近く、壁の基部に避難小屋もあり、とても面白そうだ。壁登りというよりもリッジを絡めたクライミングのようだ。上部は厳しいラッセルとなる感じ。ブッシュの少ないすっきりとした壁の登攀は、天気のいいときならば、一般登山道の山ガールたちからの黄色い歓声が飛ぶこと請け合い。
6合目避難小屋


頂上台地はもうすぐだ

樹林を抜けたあとは素晴らしい開放感
 気温は-5℃程度だろうか。風もないので登っていると暑い。ボーダーも登っているが、確かに北壁側も西や南側も広大な斜面が広がっており、ドロップインしたくなるような美味しそうなパウダーがいくらでもあった(湿雪か・・・)。
頂上台地の前のちょっとしたスノーリッジ

頂上に向けた雪稜
 頂上台地につくと、あとは比較的平らな雪の稜線を360度に広がるパノラマを見渡しながら散歩していくと、エビの尻尾がびっしりの頂上避難小屋が現れる。今日のような穏やかなときには想像できないが、冬型の強い時には日本海からの荒々しい暴風雪がこの小屋を叩きつけ、この雪の御殿を形成しているのであろう。
頂上台地

散歩中

頂上避難小屋
 頂上避難小屋から目と鼻の先に、大山の頂上?弥山の山頂。本当の頂上の剣ヶ峰までは夏も冬も縦走禁止だそうだが、美味しそうな美しくも険しい雪稜は、大変にそそる。
独立峰の大山の360度の眺望を楽しんだところで、うっすらとガスがかかり始める。陽もかげるとさすがに少し寒いので、下山開始。

みなさんがアイゼン効かして確実に降りていく脇を足を滑らしながらタッタカターと駆け下りる。
ハイウェイと化した快適な登山道を1時間ちょっとで登山口に戻った。

下山後は、大山寺橋の近くにある豪円湯院の温泉。380円で大山の霊水の湯が堪能できる。休憩所も快適でクオリティー高く、コスパ素晴らしい。

帰りしな、海側から見上げる大山の山容は威風堂々たるものだった。
近くて良き山、大山。(ここらに住んでいれば・・・)
一応、頂上標

奥のピークが剣が峰

登ってきた稜線


おまけのインスタ映え@伏見稲荷大社

一番小さいので一つ175,000円也


ゴチャゴチャ神社や

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