Member : もとき(CL)、すぐりん(CL)、ひでぴょん、うろた、まみ、るびこ、ナシ(記録)
Timeline :
23日 東武日光駅(8:26着)→湯本温泉→湯元スキー場第3・2リフト(10:42)→天狗平→前白根山(15:55)→五色沼避難小屋
24日 五色沼避難小屋→奥白根山(9:40)→前白根山→湯本温泉→東武日光駅
会山行で日光白根山に行ってきました。
今回のテーマは森林限界を超える雪山の体験です。
今回の最寄り駅・東武日光駅は、北千住から2時間電車に乗るが1本で東武日光駅まで行けるのでとてもアクセスがよい。
8:26東武日光着。予定ではバスで湯元温泉まで行く予定だったが、駅前でワンボックスタクシーのおじさんに声を掛けられタクシーで向かう事に変更。バスより安く着時間も早いので便利だ。
よくしゃべる運転手で湯元までしゃべりぱなしだった。お勧めの温泉を教えてくれたり親切なおじさんだった。帰りも電話で呼べば宿の前まで来てくれるとの事、タクシーもなかなか使い勝手がいい。
あまり寒くなかったので、湯元スキー場のゲレンデで出発の準備をする。
自分も数日前にオビワンさんに譲ってもらったビーコンをセットする。使い方がよくわからなく使いなれなくてはと感じる。
スキーリフトを乗り継ぎ途中まで上がっていくが、ゴンドラではないのでリフトの速さに戸惑い、小さい椅子に大きなリュックを載せるのでなかなか乗りづらい。
リフト終点から登山開始する。
1日目の行程予定は五色沼避難小屋近くでテント泊だが、時間が足りなければ天狗平でテント泊。
1日目は行動時間が長いのでどこで泊まるかと、スタートから外山ピーク脇までの急登がどの程度キツイのかがポイントになりそうだ。
ゲレンデのすぐ近くから登山道があり登りだすが、外山ピーク脇までの傾斜は結構キツイ。そして雪も深い。所々足が雪を踏み抜き、深くまで雪に埋まるので歩きづらい。
外山を過ぎ、樹林帯を出て稜線に出ると風が強くなる。天気もよくなく展望に望まれなかった。
やはり森林限界を超えると、遮へい物がないので風が強い。
天狗平に着いたのは、15時頃だった気が。冬の雪山では15時に行動を終えているのが望ましい。1日目の目的地は五色沼避難小屋だが、時間が足りない時のため天狗平でもテント泊を考えていた。
時間が遅いので、天狗平泊か避難小屋泊かで考えたが避難小屋まであまり遠くないのと、行程もあまり難しくないため避難小屋を目指す事にする。
前白根山を登頂し稜線を歩く。稜線は風が強いため休憩する気になれず、早く樹林帯に逃げたい気持ちになる。
前白根からしばらく歩くと樹林帯の中に入り17時ごろ避難小屋に到着。避難小屋から少し離れた所にテントを張る。広い平地で少し離れた所に木々が見え、とても景色がいいテン場だ。
テントを張っているとすぐ暗くなって来る。
夜はテントの中で宴会をする。まわりにテントがないので誰にも気兼ねしなくていい、楽しい宴会となった。
2日目
五色沼避難小屋から出発する。白根山頂上までの道がわからない。頂上らしき物は見えているので、予想をつけ他のパーティーと登って行く。
雪がとても深くラッセルしながら進んでいく。福島の沢登りの会の中年男性達が先にラッセルして進む。交代でもときさんが先頭になったりと交代しながら進む。
しばらく進むと、とんでもない傾斜のラッセルとなる。自分も先頭をやってみるが雪が深く、足がなかなか進まない。沢登りの会の人が、なかなか進まない自分を見て変わってくれる。
男性は変わると、足をキックステップで雪に刺し、持っていた2本のストックを両手で束ねて両端で持つと、雪を体の両側に押し退けていく。足と手の動きを繰り返し、早いスピードでどんどん進んでいく。
なだれそうな急な傾斜で、とても長く疲れる。頂上近くの上の方に行くと岩が多くなる。傾斜も緩くなり頂上へ到着。
登りを苦労した分、下りは急傾斜を下るので、とてもサクサク進み気持ちいい。
急傾斜をピッケルでブレーキをかけて滑るシリセードをしたりして降りる。スピードがついてくると、なかなか止まらなく怖い。滑落停止はとても難しい技術だと思う。
ヒデぴょんさんの猛シリセード
テン場に戻り、荷物をまとめ往路を戻る。
五色沼
ゲレンデはリフトで降りる予定だったが下りは不可と乗車拒否をされゲレンデを歩いて湯元まで降りる。
下山後は近くの温泉に入り、行きに乗ったタクシーのおじさんを呼び東部日光まで送ってもらう。
今回の感想は、思ったより雪が多く、行動時間も多かった。しかし、テーマの森林限界を体験でき、冬の雪山の厳しさも知れた。
2日目は天気にも恵まれ、美しい雪山を見れたのでいい山行だったと思います。