マスキ嵐沢

2012-07-08

00_会山行 06_沢登り g_丹沢

Date : 2011/07/08
Member : 組長、さとこ、まりりん、まりえ、うろた、ちえ蔵(記録)
Timeline : 9:30大滝橋バス停 ~ 1020入渓点 ~ 1320 10m涸滝 ~ 1525 稜線
      ~ 1645 西丹沢自然教室

7月の会山行は、沢登りのロープワークをテーマに西丹沢のマスキ嵐沢に行って来ました。花崗岩の美しい渓相の中に滝が沢山あり、沢登りに必要なスキルの練習も色々できて、とても充実した会山行となりました。

 この日の朝の都心はグズグズのお天気。家を出るときは雨が降っており、ザックカバーと折り畳み傘をさして最寄り駅まで向かいながら、「今日は現地解散、温泉でビールかしら。」と正直諦めモードでした。しかし、天気は回復方向。新松田からのバス車内からは青空も見えてきて、期待が高まります。

 大滝橋バス停で沢出勤の組長と、早く到着し過ぎたまりりんと合流し、マスキ嵐沢出合の入渓点に向かいます。

写真 今回は沢を遡行することだけが目的ではありません。「本物の沢ヤ!!」への道をひた走り、日々、沢に通勤する組長のレクチャーのもと、沢登りに必要なロープワークや知識の習得が目的です。まずは地形図と遡行図の確認から。沢を始めたばかりのまりりんさんを中心に、本日のルートやこれから遡行する沢の特徴、遡行図の記号などを確認します。




 いざ入渓!マスキ嵐沢は、花崗岩の白い岩床と薄いエメラルドグリーンの水流がとても綺麗な沢です。ワクワクしながら進んでいくと、まず始めに4mの滝。
写真
最初の4mの滝
 マスキ嵐沢は参考遡行タイム2.5時間の短い沢ながら、次々と滝が現れる楽しい沢です。続いて登場した釜のある4mの滝。ジャブジャブ濡れながら、水流沿いを登ります。「水際の方が滑りやすくなってるよ。水流の中のホールドをしっかり探って登ることも大切よ。」と組長やうろたさんよりアドバイス。
 
釜あり4mの滝
続いて8mの滝。しっかりとホールドを探りながら、快適に登っていきます。
8mの滝
 釜があるトイ状の滝。ちょっと深そうな釜では、一瞬で終わってしまいますが、へつりの体験をし、あとは水流沿いに上部へ。
トイ状4mの滝

 2段10mの滝。2段目は細かいホールドをしっかり使って滝上へ。
2段10mの滝

 逆くの字に曲がった8mの滝では、組長指導のもと、フィックスロープの登高の練習。フリクションヒッチを設定し、登っていきます。組長は、ブロッカー?の使い勝手を確認していたようです。
8mの滝
清涼感溢れる渓相のマスキ嵐沢ですが、先日の台風で少し様相が変わっていました。大きな木々が倒木となって沢を塞いでしまっており、ちょっと残念なのと同時に、日々変わっていく自然の姿を体感します。
 一般登山でも基本となる地図読み。特に展望の無い沢登りでは、現在地の把握、目的の支沢の同定、高巻きのルートの選定など様々な場面で重要になってきます。地形図とコンパス、高度計を活用しながら、読図練習も行いました。
みんなで支沢の同定
 水も無くなってきて、涸滝を越えて、ラストは10m涸滝。ここで、エイト環によるリード&フォローのビレイ、リード、懸垂下降の練習をし、組長から支点作成のポイントを教えて貰いました。
組長に続いて、ちえ蔵、まりりんがリード練習。涸滝の基部はちょっとカブっており、日頃の鍛錬が足りないちえ蔵はちょいと苦心しました。
リード練習
リード練習
懸垂下降

支点作成
 涸滝を越えると、白いザレをつめて稜線にあがります。マスキ嵐沢はツメが短く、ヤブ漕ぎがないところも良いです。

あとは権現山廃道を使い、西丹沢自然教室に下山しました。余談ですが、自然教室の更衣室はきれいで、沢の後の着替えには、ありがたいところです。

 沢登りに必要なロープワークや知識の習得を、実践を通して行えた今回の山行。とても充実し楽しい遡行となりました。今後も練習を重ねて、リーダーさんお任せではなく、みんなで一緒に沢を楽しめるよう、スキルアップしていきたいですね。

組長! レクチャー&写真 感謝です。



このブログを検索

人気の投稿

最近の投稿

Archive

QooQ