Member : 沼さん、テトラオドンさん、kenさん(guest)、組長
Timeline :屋根岩2峰でマルチ・ソラマメスラブ
たまにはヒモつきも・・・ということで、ボルダラー２人＆毎度お馴染みテトラオドンさんの４人で、小川のマルチを楽しんできました。
高尾の方から高速に入るという沼さんのナイスな判断もあって、あまり渋滞にははまらずに小川に到着。小川もだいぶ気持ちのいい季節になりました。廻り目平にはすでにキャンパーやクライマーがいっぱいです。
屋根岩２峰までは２，３０分のアプローチ。歩き苦手なボルダラーが早くもブーブー言っています。
途中の分岐岩では今日も賑やかにボルダラーが騒いでました。
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| 分岐岩 |
２峰入口のケルンを左折し、踏み跡をたどって、今日の目的の一つ「セレクション」の取り付きへ。先行パーティーがいるかなーと思っていましたが、意外にも誰もいませんでした。天気はいいとはいえませんが、気温も快適で楽しくなりそうです。
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| 「セレクション」取り付き。１Ｐ目のクラック |
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| 今日はガチャがいっぱい |
kenさん・テトラオドンさんペアと、沼さん・組長ペアで登ります。
最初は５．８のクラック。クラックに慣れない皆さん、意外と苦戦。ハンドもフィストも微妙な少しワイド目のクラックなので、登りづらい。まあ上手い人はちゃんとジャミング出来るんでしょうが、自分はクラックはダメなのでレイバック気味に強引に左上ガバを取りに行きました。１Ｐ目は短いですがこのクラックが終わったところで切ります。先に行ったkenさんは、２Ｐ目のスラブまでロープをのばしていました。 |
| キャメ＃２，３ |
２Ｐ目のダイヤモンドスラブ５．８はなかなかしびれる。スラブ特有のランナウト感、落ちたら痛そうな感じでひやひやです。小さな浅いポケットをつないでいきます。振り返ればロケーションは抜群。それにしても痺れました・・・。スラブのリードって難し・・・。
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| フォローで余裕の沼さん |
３Ｐ目はほぼ歩き。CSの下をくぐってチムニー内を突っ張って上がりおしまい。
テトラオドンさんが結構苦戦。左の木を使って突破。自分はこのクラックのジャミングはバッチリでハンドジャムと足はヒールアンドトウ。楽しくムーブを組み立てました。
そのまま簡単なセクションを通過してビレイ点へ。
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| リード中のkenさん |
５Ｐ目は水平クラック??のトラバース。５．６。
kenさんチームは間違って直上し、正規の５，６Ｐは飛ばしてしまう・・・。
このピッチは簡単だけど、トラバースに入るところの岩が少し脆くて怖い。トラバースなんで落ちると垂壁の方に大きく落っこちそうです。キャメ＃３，４あたりを決め、最後は岩の下をくぐって終わり。露出感があって楽しいセクションです。
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| キャメ＃1～３ |
これでセレクションはおしまい。
クラックあり、スラブあり、トラバースありで、内容多彩の楽しいルートでした。渓谷全体にボルダラーの歓声が響いていました。ボルダーもまたやりたい。
ラッペルは３峰側に下りれば５０ｍ１回で下りられます。最初間違って登ってきた方向にkenさんが下りて行って途中でロープが引けなくなって登り返したりしたので、下まで降りるのにかなりの時間を食ってしまいました。
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| ３峰もクライマーがいっぱい |
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| ２峰頂上 |
下部スラブの「甘食」５．１０ｂと「ソラマメ」５．９+をつなげて登ります。
「甘食」はkenさんがサクッとリード。フォローというのもありますが、後に続く人は問題なく登れます。
そして、「ソラマメ」。トポには「典型的なスラブ、スメアリング入門コース」と書かれています。これまたリードするとかなり痺れます。ところどころあるガバで一息つけますが、ホールドはやっぱり浅いポケットのみ。足はほぼないです。ただ、スメアリング入門コースと言うだけあって、しっかりスメアすれば足は意外と外れないという微妙な傾斜とフリクション。ビビりまくりながら何とか突破しました。５．９+といえどもスラブは侮れません。ジムで練習できないしね・・。
後続のテトラオドンさんは、かなり苦戦。スラブでまさかのデッドでガバを取りに行く。その勇気、感服です・・・。そして、後半のスラブで何回もフォール。ウケまくる最低な自分。スラブなだけにズリズリ落ちる。。痛そうー。テトラオドンさん、ズボンのお尻が破けちゃったそうです・・・。
それにしても、指皮剥けながらズボン破れながら果敢に挑戦し続けるテトラオドンさん。頂きっての不屈の魂を持つ男。「私だったらとっとと下ろしてもらう」という自称軟弱ボルダラーの沼さん??。
下まで降りたらもう要ヘッドライト。
キャンパーたちは楽しそうにBBQを始めています。
皆さん、お疲れ様でした。たまにはヒモもお付き合いくださいませー。
(組長)
