6月会山行 岩トレ&レスキュー(2日目)

2014-05-25

00_会山行

Date : 2014/05/25

Member : フジ(CL)、ちえ蔵(SL)、組長、かよ、つーく、akkoA子、ゆん、とも、ウー、さき、あーさ、まさ、みもん
Timeline : 9:00頃日和田山男岩周辺~1645高麗駅 解散


会山行の2日目は、日和田山の男岩周辺にて岩トレを行いました。



 初心者の入門、講習会の会場として利用されていると聞くだけのことはあり、男岩に到着した時には、すでにかなりのパーティーがいました。


 我々もルートを確保し、まずはトップロープで登る練習です。
岩でのトップロープは初体験。足の置き場が分らず、悩みながら登ってゆっくり登ります。そんな私とは裏腹に、同じく、岩トレ初のあーささんは、すいすい登っていきます! スゴーイ!! 
【手順】
①トップロープの他端をエイトノットで自分のハーネスに結束する。
②登り始める前に、お互いにロープ連結が正しくなされているかなどを相互にチェック。
③準備ができたことをお互いに確認し登ります。(ビレイヤー:「ビレイOKです」、クライマー:「登ります」)途中、落ちそうな時や休憩したい時等は「テンション」と合図。
④終了点に着いたら「到着しました。テンション」と合図し、ビレイヤーにロープを張ってもらう。
⑤ビレイヤーがロープを張ったことを確認できたら下降。
⑥クライマーは地上に降りたら、しゃがんでロープを引く。
⑦降りたって確保される必要がなくなったら、「ビレー解除」の合図。
⑧エイトノットの結束を解いて終了。
※常にビレイヤーとコミュニケーションを図ること!合図は大きな声で。他のパーティーが近くにいる場合には、相手の名前を付けて混同を避ける

スイスイ登るあーささん。
























 お次は、トップロープでのビレイの練習です。
実際にビレイをする前に、ちえ蔵さん、A子さんからビレイの方法を学びます。
確保器のATCのセット方法をおさらいしてもらい、ロープの引き方、繰り出し方を練習しました。
私のビレイで登る実験台(!?)は、akkoさんでした。フジさんにフォローをいただいていましたが、きっと怖い思いをされたことでしょう。。(ありがとうござました。)
何とかビレイをやり遂げた後は、手に多量の汗が。。自分が登るのとは別の緊張が走ります。


【手順】

①ビレイをする場所の安全確認。必要に応じセルフ確保を行う。
②確保器(ATC)のセット。登り始める前に、お互いにロープ連結が正しくなされているかなどを相互にチェック。準備ができたことをお互いに確認。(上記参照)
③ビレイ開始。クライマーに合せてロープを引く。
※ビレイの位置はなるべく壁に近い場所で行う。離れていると、引かれたときに壁に激突する危険がある。
④クライマーの「テンション」の声で、制動側のロープをロックし、ロープを張る。準備ができたら合図をする。
※登っている人が落ちたら(またはテンションを要求したら)、直ちに制動側のロープをロックし、ハーネスに座る様にぶら下がって止める。
⑤クライマーの下降にあわせて、ロープを繰り出す。
⑥クライマーが地上におりたらロープを出し、合図で下降器(ATC)を解除。



その次は、下降器(ATC)を使った懸垂下降の練習です。今回は、フリクションノットでバックアップも作りました。
 まずは、岩の上から懸垂下降をする場所までは少し距離があるので、ワイヤーの支点にセルフ確保をしながら進みます。途中、中間支点があるので、ここで昨日教わったカラビナの掛け替えを早速実践することになりました。
 懸垂下降する場所に到着後、ちえ蔵さんの丁寧なご指導の下、何とかセット完了。
いよいよ懸垂下降開始。ロープを握る左手に力がはいり、うまく繰り出せず、途中で体が振られたりも。。でも、何とか無事に降りることができました。
【手順】
①懸垂下降をする場所に登り着いたら、まず、ハーネスに連結したスリング等でセルフ確保をセット。
②下降器にロープを2本セット。このとき、下降器はカラビナからはずさず、落とさないように注意する。
③バックアップとして、スリングで下降器の上部の懸垂ロープにオートブロックを巻き、ハーネスのビレーループに結束した別のスリングとカラビナで連結する。
④セルフ確保をつけたままで、下降器のセットが正しいか、バックアップが利くかどうか、体重を掛けて確認した後、セルフ確保を外して下降する。
※セルフ確保を外したら、地面に着くまで絶対に制動側を握る手をロープから放さない!
⑤懸垂中は、制動側ロープを握る手(利き手)の位置は腰の横に。反対の手は、オートブロックの上方を握って下方向に滑らせる。上、下、横、足場を確認しながら降りること。支点に衝撃を与えないため、はねたりせずに静かに下りる。
※万が一制動が不安になった場合や、途中で止まる必要が生じた場合には、オートブロックから手を離せば摩擦で停止できる。
※オートブロックがない場合は、もう一方の手はロープから離してもよいし、ロープに軽く添えてもよい
⑥降り着いたら、腰を落として座り込むようにしてロープを引き、必要ならセルフビレーをセットした後、ロープを解除。 
⑦下いる人がロープの末端を引いておくと、ロープと確保器に摩擦が掛かって下降者が制動手を離しても停止できる。


最後に登り返しの練習です。夢枕獏作の「神々の山嶺」(小説と漫画)で羽生がグランドジョラスの北壁で墜落しながら一昼夜かけて岩壁を登り返した話は、この方法で登っているとかいないとか。
尺取虫のように登るので、見た目のかっこよさは全くなく、そのわり割にかなりハード。。チャレンジした人は、みんな汗だく&息切れでした(笑)
 【手順】
①ハーネスのビレーループにスリングを接続し、トップロープに巻いたオーロブロックにカラビナで固定。
②片足にスリングを巻き、下部に結束したオートブロックカラビナで固定。
③上部のオートブロックを動かしたら、ハーネスに体重を預け、下部のオートブロックを上方に動かし、スリング巻いた片足で立ち上がる。以下、同じ作業の繰り返し、ロープを登り返します。

 

登り返しを頑張るゆんさん。
女子にはハードです。。




 2年目以降の方は、セカンドレスキュー(ビレイからの脱出、振り分け救助)とリーダーレスキュー(ビレイからの脱出、振り分け救助)を練習されていました。
手順や重心のかかるロープはどこか等を確認、ときには意見交換しながら、真剣に取り組まれていました。
組長さんのレクチャー中。
救助者役はともさん。


真剣に練習中。

 今回、岩の下にいるときにすぐ近くで落石があったり、トップロープで登るときビレイヤーの安全環が閉まってなかったり、ヘルメット被ってて良かったな、チェックしてよかったなと思う場面がありました。
 山での行動は、常にリスクを考えて、それを最小限とできるように行動することの重要性を感じました。基本的なことだけど、常に意識していなくてはいけないのだなぁと。

2日間に教えてもらったことは、すでに色々こぼれ落ちています(笑)が、操作は身体に覚えこませて、いつ何どきでもササッとできるように日頃から練習しておかねばと感じています。(なので、再度復習することにします。(きっと。。))

 最後になりましたが、ちえ蔵さん、フジさん、組長さんを始め、既存メンバーの皆さんには、定会山行の企画や例会でのロープワークレクチャーも含め、新人への指導・アドバイス等、食事準備etc…をしていただきました。お忙しい中、大変お世話になりました。ありがとうございました。
 <番外編>
2日目の朝食は、噂のA子さんに作っていただきました!ご覧のとおりの朝ごはん。なんて豪勢なの!!素敵すぎる!!!朝からかなりの至福の時間でした。

(みもん記)

おいしいパンにスクランブルエッグ、イチゴまで!!


パンに塗る、手作りからしバターが絶妙でした♪

                                                  














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