鳳凰三山

2015-01-11

03_積雪期 j_南アルプス

Date : 2014/01/11-12
Member :すぐりん、あーさ、Akko
Timeline :11日 夜叉神峠(7:30)~苺平(12:15)~南御室小屋(13:00)
12日 南御室小屋(7:20)~薬師岳(8:20)~観音岳(8:55)~薬師岳(9:40)~南御室小屋テント撤収(11:30)~苺平(12:00)~辻山~苺平(12:30)~夜叉神峠(15:00)

今年も絶景を眺めに鳳凰三山に行ってきました。


今シーズン雪山デビューし、雪山経験を積みたいというあーさ。山に行く目的はひとえに歩荷トレというすぐりん。日本にいる週末はできる限り山にいたい私。そんな3人にぴったりの山といえば、鳳凰三山でしょう。

夜叉神峠は、トイレ事情がよろしくなく、正直、ここでの前泊はおすすめしない。けれども、今回はできれば三山制覇することを考え、夜叉神峠にて前泊。年末年始は天気が悪かったため、この三連休に押し寄せたのか、車もたくさん停まっています。
夜叉神峠駐車場
鳳凰三山は、危険な場所はなく雪山初心者でも比較的安心して行ける山です。最初の5時間のだらだら登りさえがんばれば。この登りは、あの強いまり姉さんでさえ1度目はバテたというから、普通の女子は、バテて当然。雪山の重い荷物を背負っての長時間歩きは初めてのあーさ。少ししんどそうではありますが、一歩ずつ着実に登ります。そもそも目的は歩荷トレというすぐりん先輩は、30kgくらいありそうな鉛のような荷物を背負って登ります。途中、疲れたあーさの水を預かり、2kgほど、さらに負荷をプラスします。とはいえ、淡々と歩いているといつの間にか苺平に到着。南御室小屋まではトラバースなので楽ちん。南御室小屋で休憩してから、薬師小屋に向かおうと思いましたが、かなり風が強くなってきました。夕方から風も強くなる予報だし、稜線上の幕営も心配。この時点で地蔵岳はあきらめて南御室小屋に幕営することにします。一昨年は、人もいなかったし、強風だったので冬季小屋で快適に過ごしました。今年もテントは多いけど、小屋は空いていそう。ただ、すぐりん先輩がそんな甘ったれた考えを許すわけがありません。雪山といえば、テントかツェルトでしょう。今日は、テントで勘弁していただきます。
南御室テント場
夜は、あーさのおいしいカレー鍋とチーズ入りカレーリゾットをいただき体を温めます。でも、今日は特に寒い。寒がりのあーさは、寒い夜が次なる試練。大きなカイロ6つほど張っている。私は、小さいカイロ6つ。カイロはドーピングというすぐりん先輩は今日もノーカイロ。結果、私はぬくぬく就寝。あーさは寒かったけど眠れたそう。すぐりん先輩は、山では寝れないのが普通とのこと。翌朝、あーさに、ノーカイロで耐寒訓練することを勧めている。私なら、カイロをたくさん持って登れる体力を付ける方を選ぶなー。

とにもかくにも、昨晩から強風です。朝になっても風は強そうなので不安。でも、とりあえず稜線まで出てみようということで日の出後出発。前回は1時間のところ3時間かかるラッセルだったけれど、今日はばっちりトレースあり。難なくすすみます。
薬師岳に向けて出発
もうすぐ稜線。青空に期待。
稜線にでてみたら、風も強くない。目の前の南アルプスにも少しガスがかかっているけど、どんどん晴れてきそう。稜線は雪も少なく、これなら地蔵まで行けるか?とも思いましたが、やはり時間的に地蔵は厳しいので、観音岳までとすることに。
観音岳に向けて
富士山が近い
目の前には、富士山、北岳、仙丈、塩見岳、八ヶ岳と本当に美しい。日本の雪山は本当に美しい。
八ヶ岳とすぐりん先輩
貫禄の北岳
美しい山をゆっくり眺めていたいけれど、今日はとにかく寒い。あまり、じっとしていれないので、後ろ髪ひかれながら下山です。

こんな景色の中歩ける幸せ
富士山に向かって歩く幸せ
南御室でテント撤収して、下山開始。苺平までは少し登り。苺平に到着して本山行の登りは終了!と思いましたが、足を伸ばして辻山にいけば絶景が眺められるとすぐりん先輩が言う。でも、行くかどうかはどちらでもよいと二人は言う。どちらでもよいと言われると、行くといってしまう私。疲れた足に鞭打って辻山まで登ります。
苺平から辻山に足を延ばします。
その先には、本当に素晴らしい景色がありました。足を延ばした甲斐がある南アルプスの山々の美しい景色を堪能しました。
来てよかった。辻山からは南アルプスが目の前。
八ヶ岳も目の前。
下山後は畑の真ん中にポツンとある韮崎旭湯で体を温めて帰路につきました。微炭酸(らしい)とてもよいお湯でした。

鳳凰三山は、雪山を始めたばかりの人に、是非行っていただきたい山。がんばって登れば、雪山らしい美しい景色を眺められます。来年は、あーさがリーダーで雪山初心者を連れて行ってくれるはず!本人の承諾はないけれど、たくましいあーさに期待してしまうのでした。あーさ、すぐりんお疲れ様でした~。日本の山は美しい。雪山はさらに美しい。今年も安全第一で、なるべく山を歩きたいと思うのです。(Akko)





このブログを検索

人気の投稿

最近の投稿

Archive

QooQ