赤石岳~荒川三山

2016-07-18

01_無雪期 05_縦走 j_南アルプス



Date : 2016/07/16-18
Member : ogurat(L)、よしみ、(SL)、くま、みもん
Timeline :
1日目:椹島ロッヂ~赤石岳~荒川小屋
2日目:荒川小屋〜荒川岳ピストン~高山裏避難小屋
3日目:高山裏避難小屋~小河内岳~三伏峠~鳥倉登山口
Author :

昨年の白馬三山+不帰キレットに続いて、ジャンへ行くためのトレーニング計画第2弾。
今回は南アルプスの南に行ってきました。

◆1日目
毎日アルペン号(夜行バス)で畑薙に5時半ごろ到着。
既に椹島行のバス待ちの行列が出来ていて、私たちが並んだ後もどんどん列が伸びていきます。

予定時間の1時間半前程?から数台のマイクロバスが椹島までをピストンして運行していて、我らは7:00出発の二往復目(たぶん)バスに乗れました。十数人後ろで次のバス(1時間後)待ちになっていました。もう少し遅かったら、あやうく1時間後スタートになっていました。。

※畑薙~椹島は東海フォレストバス 3000円(山小屋で3000分割引)
※水は畑薙バス停で、じゃぶじゃぶです。

初日のコースタイムは10時間超。とにかく早く出発したかったので、30分も早く出れるのはありがたい。椹島ロッジでトイレを済ませ、いざ出発。




千枚の方面の分岐を過ぎると、バス停にたくさん人はどこへやら。すぐに閑散としました。
赤石小屋の方面に行く人は少ないのでしょうか。
登りはじめすぐは急登り。湿度がたかく風があまり吹かないので、何か息苦しい。



時期なのかキノコが沢山はえている。相変わらず遅いくせに、写真だけは撮る(笑)




山と高原地図にあった見晴らしの良い場所を見つけられぬまま、樹林帯をひたすら歩くこと5時間。やっと赤石小屋に到着。
荒川小屋


まだまだ道のりの半分。ここで諦めたいけど、先があるので、水を汲んで出発。
この夜は赤石小屋泊のツアー?客っぽいお姉さま方(中高年の)が見送ってくださいました。

赤石から先は森林限界となり、だんだんと見晴らしが良くなってくる。


途中の水場は、水量の比較的多い沢となっており(岩に水の表記有)、ここでは汲まなかったが、赤石小屋ではなく、ここで汲んでもよさそうだった。
最後の急な登りは、お花畑となっていて、辛いけど気分がまぎれます。

お花畑

説明を追加

登りきると稜線に出て、赤石岳はもう目の前。
赤石岳の手前で、素晴らしい出会いが!雷鳥の親子が!しかも雛5!!

雷鳥の雛が5羽うつってます

母雷鳥はこどもたちが自分の回りに戻ったのを確認後、子供たちを気にかけながら、山を下りて行きました。
胸キュン(高所だから?)で、一人異常に興奮しながら。雷鳥たちを見送り、、
赤石岳山頂に到着!!
赤石岳ピーク



赤石避難小屋は、赤石直下の見晴らしがいい

天気がよければ、朝日に夕日にキレイでしょう

それなりにいい時間でしたが、天気が崩れる心配はなさそうなので、目指す荒川小屋に向かうことにしました。
赤石岳から荒川小屋は下りですが、疲れている我らには長い。

下りきってからのトラバースも長い。緑が見え始め、林の中に入ると、荒川小屋が見えてきます。
荒川小屋まであと少し

荒川小屋に到着。長かった。そして遅くなってしまった。。
テントを張って、oguratが担いでくれた回鍋肉を食べて、就寝。

◆2日目
起きると霧が立ち込めていて、昨夜のうちに雨も降った様子。
昨日の疲れも大分残っていたため、当初の計画を変更し、早々に三伏峠までをあきらめることに。
赤石小屋

まずは荒川避難小屋までの登り。稜線にでると強風で、暑いと思ってレインウェアを着ずに登っていたため、濡れていたらしく、体が冷えて、一気にからだが冷える(私だけ。。)
避難小屋は小さいので、譲り合って休憩が必要。小屋の外に荷物をデポって悪沢岳までピストン。昨日から具合の良くない、よしみさんには小屋で待っていてもらうことにしました。
荒川中岳ピーク

避難小屋からの最初は下り。下りきって登りが始まります。危険な箇所はないですが、視界が悪く、先が長く感じます。
登り切って、悪沢岳登頂!


悪沢岳ピーク

私たちの他には、頂上には女性2人のパーティのみ。
ほぼ貸きりの山頂ですが、生憎の天気で、写真をとって少し休んで早々に下山開始。
荒川避難小屋までの最後の登りがつらかった。

前岳のピークを越えて、三山制覇!
荒川前岳

荒川避難小屋から先の大崩壊地は、登山道の修理が終わっていないため、登山道も崩壊している箇所が2か所程ありました。
避難小屋の小屋番さんのアドバイスとおり、ルートを少し外れて迂回します。

霧で視界が悪いため、慎重にルートを見ながら進みます。
左手に大崩壊地を見ながら稜線を進み、下りに差し掛かると、雨脚が強くなる。
足場も少し悪いため、さらに慎重に下ります。
大崩壊地と反対側へ下り始めるルートに入る。ザレ場とまではいかないが、ごつごつしていて、雨に濡れて石が滑る。視界が悪い中、ジグザグと急な斜面を下ります。

道標を過ぎると、徐々にナナカマドが茂り始め、小広場へたどり着く。
小広場からは樹林帯を進む。微妙にアップダウンがあり、疲れる。。

水場に到着。地図には「細い」と記載されていたが、しっかりと水が出ていた。
小屋に行く前にここで水を汲むと良いとの看板のアドバイスに従い、水を汲んで出発。

番号札がついている木が出てきた。どうやら高山裏避難小屋のテン場についた模様。小屋ももうすぐ。


高山浦避難小屋

テント場はきれいに整備され、よさそうだったが、雨で濡れ鼠な私たちは、あっさりと小屋泊に決定!
東海フォレストのバスチケット分の3000円割引もあるし!

高山裏避難小屋の小屋番さん、江戸っ子気質なのか、声がでかい、せっかちな感じだが、面倒見がよく、とにかくキャラが可愛くて、大好きになってしまった。御年78歳だとか。

塗れた私たちを見てか、ストーブを焚いてくれたのですが、火をつける間、ずっと開脚の柔軟をしている!暇があるとやってるんだとか() 
ストーブを雨で濡れたものを乾かすことができた。
水も気にかけてくれて、たんまりといただきました。

高山裏避難小屋手前の水場は、この小屋番さんが整備をしてくれていたよう。また、小屋から10分ほどにも水場があるらしいが、下りが急だとのこと。その水場が涸れると、さらに下の水場(往復30分)に行く必要があるのだとか。

この晩は、よしみさんのちらしずし そうめんスープ。
残念ながら写真を撮り忘れた。。が体も温まって美味しかった。


◆3日目
天気は回復。白いももひき姿のおじさん(この姿が亡き祖父と重なり、さらにおじさんが大好きになりました())に見送くられながら、花畑の中を進んでいきます。
小河内避難小屋までは大分ながい。。昨日だったらきっと進めなかっただろう。
小河内岳だけに到着。昨日の天気が嘘のようで、天気がよくすがすがしい。富士山、中央アルプス、北岳、甲斐駒、仙丈、塩見!360度の眺望。撮影会?をしたり、各々のんびり過ごす。
グラビアポーズのoguratさん


↑を撮影するカメラマンくまさん

小河内岳の下、見晴らしのいい稜線上に小河内避難小屋はある。
2008年(?)に立った避難小屋は、小屋番さんが手入れをしていて、まだ新しく見える。
小河内避難小屋

ここはご夫婦で小屋番をされているそうで、感じがいい。いつかは、ここにも泊まってみたい。

三伏峠までは長めのいい稜線沿いを行く。
三伏峠手前の烏帽子岳が最後のVIEWポイント。
ピーク手前で、標高2700mの稜線にキノコ発見!こんな日当たりのいいところに何で(笑)
ピークについて、荷物をおろしてから、写真を撮りに戻る始末。。


稜線きのこ

三伏峠小屋の手間は、きれいなお花畑。小屋にすぐにつくかと思いきやちょっと距離があります。
三伏峠の水場も小屋からは結構歩きます。何でも恋が生まれるとか何とかの水場らしい。
三伏峠手前

三伏峠小屋

三伏峠からは、ひたすら樹林帯の下り。
途中、甲斐駒が見えるビューポイントを抜け、バスの時間があるので、とにかく急いで下ります。



鳥倉登山口に到着。トイレはあるが、日をよけて待つ場所がないため暑い。。


鳥倉登山口

バスの停留所
帰りは、伊那大島駅から岡谷駅まで各停に揺られ、岡谷駅からあずさで帰りました。

南の南。予定の大縦走はかなわなかったけど、いろんな出会いのある楽しい3日間でした。
お三方、楽しい南の旅、ご一緒いただきありがとうございました!
次は、目指せジャン!

(みもん記)

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