白馬鑓温泉~不帰

2016-07-18

01_無雪期 05_縦走 l_北アルプス

Date : 2016/07/16-18
Member : Akko, まり
Timeline :
 7/16 猿倉10:40⇒13:50白馬鑓温泉
 7/17 白馬鑓温泉11:00⇒13:00天狗山荘
 7/18 天狗山荘4:30⇒不帰⇒8:40唐松岳9:00⇒11:00八方尾根リフト
Author :まり

7月3連休にAkkoさんとゆっくり、まったり、”大人”の縦走をしてきました。

7月の3連休といえば、天気が悪いのは定石。だけど、どこか行きたいということで、果敢にも白馬に。中日は天気が悪くなる可能性大だったので、2-3時間しか歩かない工程にあえて設定。1日目も2日目も2-3時間しか歩かない計画を立てるなんて、なんて贅沢。血気盛んな若者には出来ない計画だと思う(笑)

7月16日
とまあ、オトナな私たちは新幹線を使って1日目当日に東京から猿倉までビューンといってしまう。そして着いたら雨。。えー。予報では1日目の天気は悪くないはずだったので、テンションだだ下がり。嫌々雨具をつけて、ダラダラ準備。猿倉の登山口で準備に40分もかける私たち。久しぶりの全身雨具はやっぱり暑い。暑いので、汗だく。結局自分の汗でぬれるので、雨具の意味はあるのだろうかと思いつつ、久しぶりに会うAkkoさんとおしゃべりしながら登っていると、雨も止み、そしてあっという間に鑓温泉に到着。あれ、早い。思ったより早く着くものの、スタートの遅かった私たちには微妙なテントサイトしか残っていない。けど、そこは我慢。さっさとテントを立てて、お待ちかねの温泉!ここには女風呂と共同風呂があります。共同風呂の方が谷間を見渡せる絶好の露天風呂。しかし、さすがに女性が入る場合には水着が必要。二人ともその準備は万端ですが、これは明日の朝の御来光用にとっておくとして、まずは女性風呂を堪能。囲いがしてあって景色こそ見えないものの、いいお湯です。いやー最高!ちなみに、共同風呂はテンバから丸見え。丸見えだけど、お湯が熱いせいか湯船から出て温泉を楽しむ人がほとんど。目のやり場に困ります。



やり温泉。テンバから丸見えのお風呂
 温泉も堪能して暇なので、今度はチョリソー焼いて、たこライスをもりもり。その後は足湯でもまったり。さらに、夜は共同風呂が女子風呂になるので、共同風呂の開放的なお風呂を堪能。うーん、山の中でなんという贅沢でしょう。24時間前の自分からは想像できません


チョリソー。Akkoさんはこのチョリソー焼くためだけにフライパンをもってきてた


7月17日
共同風呂から御来光を見るべく、日の出より少し早く起き、持ってきた水着に着替えて混浴の共同風呂へ。温泉から見る日の出は格別でした。が、この共同風呂のお湯は熱い。熱いので御来光をみてさっさとあがって、ご飯を作ろうとしたその時、ぽつぽつ。。。雨が。。速攻でテントを撤収し、小屋に。段々雨足が強くなってくるし、今日は2-3時間行動だし、急ぐ必要はないので、小屋の談話室に避難。と、そこにはいろんな本が、漫画が。そして、その中には「進撃の巨人」が。タイトルは知っていても読んだことがなかった私は、その漫画に手を出してしまいました。そう、これがこの日の夜に悪さをするとはつゆ知らず。。10巻まで読みふけったところで、なんと11時。続きは気なるし、まだ雨はやみそうもないけど、さすがに出発。

また全身雨具装備で出発。鑓温泉から天狗山荘までの最初は鎖ありとそこそこおもしろい。そして稜線にでると暴風。飛ばされないようにがんばって歩いて、天狗山荘に到着。天気悪い山はすきじゃないなーって思いながら、雨具を脱ぐとなんとズボンまで全身びしょぬれ。なんてこと!っつーか、なんで!なんで雨具着てるのにぬれてるの、私?!よく考えると2年前のGWの朝日連峰で私は雨具で尻すべりをして下山し、たくさん雨具に穴を空けたのでした。もちろん、その後は穴の部分をリペアシートはったけど、どうも十分ではなかったらしい。がーん。替えのズボンはあるものの、今回は車ではないのでそれが温泉後に着る服でした。が、ここは背に腹は変えられません。全身着替えます。そして、小屋の人にお金を払うので乾燥室使わせてください、と懇願するも、あえなく却下。。。ひどい。でも、ここで食べた「釜プリン」は絶品でした。
釜プリン。おすすめ

時間もあるので、また小屋の自炊室でAkkoさんとうだうだ。地道にガスバーナーでぬれた服を乾かしてたら、穴あけました。。。案の定というか、なんというか。せっかくの新しい長袖Tシャツにぽっかりと。あーあー。

そんなアホなことしていると雨は止み、天狗山荘から絶景が。このテンバはやっぱり好きだ!




そして、いつしかテーブルの隣には関西の二人組みが、おいしそうにサムゲタンを食べてる!なにそれ!と思って話かけると、面白い。何この関西人。しかもAkkoさんと地元も近く、さらに盛り上がる。しかし、関西人とはこのように面白いものか、と思ってると、あとでAkkoさんからあの方たちは面白い方ですとご教示いただく。だとしても、関西人、おそるべし。笑いのレベル高いです

さて、翌日はようやくまともに山歩きなので、早々にテントに戻りました。が、ここで例の「進撃の巨人」が私に悪さを。。話しは面白いのですが、画も話もグロい。そう、わたしの頭からそんなグロい画が離れなくなり、、、朝になりました。はい、寝れませんでした。。。ちーん

7月18日
気を取り直して、朝。日の出より前に不帰にむけて出発。今日は前々日、前日とはうって変わっていい天気です
そして、やはり山の朝は美しい。剱岳の朝やけとか、もうたまりません。






 



Akkoさんとテンションあげあげで天狗の大下りをすぎたところ、Akkoさんから衝撃の一言が。「ズボンがやれてるよ」、と。ええーーーどうも、鋭い岩で破れたらしい。そして、私にはもうズボンの替えがない。。。悲劇です。しょうがないので、晴れてるのに雨具をきることにしました。蒸れそうだな、と思っていたのですが、足下のチャックがいい感じにベンチレーションになり、快適でした。

空中はしごや鎖場をこえて、二峰に。そして、きづけば唐松岳に。いやー快適です





そして、そこからは怒涛の下り。人の多さにうんざりしながらささっとおりて、あっという間にリフト乗り場に。そして、リフト、ロープウェイを乗り継ぎ、下界に到着!

さて、そこからは「オトナ」の私たちは、温泉までタクシーで行き、ゆっくりお湯を堪能。そして、湯上りに着る私のズボンは。。。はい、雨具。。
雨具のまま、白馬駅から新宿行きのあずさにのって、東京に戻りました。

今回で、
 ・ズボン
 ・雨具の下
 ・長袖Tシャツ
を失いました。

さらに、Akkoさんがトレッキングシューズ買ったよという話を聴いて、自分のトレッキングシューズを見てみると、ソールが結構やばいことになっていることに気づく
といわけで

+トレッキングシューズ

物入りです。。。

と、そんな私のもの入り話はともかく、久しぶりにAkkoさんと山でまったり過ごす贅沢な山旅ができてよかったです。

後日談:なんだかんだ言って、進撃の巨人の続きが気になってしょうがなかったので、その後TSUTAYAで全巻借りて読破しました。

まり








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